| 長い人生に於いて一度は懇願され困り、悩んでしまう事があるかも知れない連帯 保証人。無論ないに越した事はありませんが、引き受けてしまったら最後どうにも ならない、危険極まりなく地獄を見るやも知れぬ連帯保証人。 依頼者の絶対に迷惑は掛けないという言葉を信じ、またその本人の人間性を信じて 助けてあげたつもりが、最終的には裏切られ債権回収不能となる確率の高い、正に 後悔先立たずの諺通り私が経験してしまった大失敗苦渋の実話です。
年以上病んでおり、過激な運動また労働は出来なくなりましたが、さりとて難病等 何の認定も受けられないというハンデを抱えて生きております。 皆様も１度くらい目にした事は有りませんでしたでしょうか、それは平成９年頃に 遡りますが、Ｙ新聞の"趣味の出会い"会員、代理店募集という広告です。この代理 店元は東京都国分寺市、有限会社Ｈ電子技研 代表取締役Ｈ 照（あきら）。 昭和２年生まれ男性。年齢から想像つかないかも知れませんが、ＰＣのスキルは結 構なものと申し上げておきます。
められる方にはそのご希望に応じたご紹介をする事で、とても人様に喜ばれる仕事 です」。との回答でした。パソコンを利用し、ＦＡＸまたは音声蓄積による登録で お互いの情報を交換するもので、パソコンを使えない人でも全く問題ない仕組みの ものである。 実際代理店として活動されている方のオフィスまで案内して貰い千葉県某市のその経営者は、「商売の兼業としてやっているが、本業がおろそかになる程に電話が入る」。とおっしゃっておられたが、問い合わせが多い事と入会者がある事とは別という事は無論先刻承知はしていたものの、確かにこの世は男と女（以外の人もいるのは確実）が存在していてビジネスとしてなり得るのかも知れないが、 傘下に入るのは吉と出るか凶と出るか考え抜いても、なかなか結論が出ませんでし た。とかく損のしないのが親であり、それ相当のリスクを負うのは子であるからし て慎重にならざるを得なかったのです。
されてしまう為、治療代くらい稼げればとかあわよくば起動に乗って・・・と都合 良く考え、同年８月９日に代理店契約を結んだのです。 その直後代理店元からＹ新聞が広告掲載を断って来た為、掲載が出来なくなってし まったので他の新聞広告審査を受け、掲載させて貰う様、努力して欲しいとの電話 連絡があり、困ったものの早急に審査を受ける手配をしました。 いかがわしさはないものでしたからスムースに審査が通ったまでは良かったのです が、実際の反応は鈍くこんな事を言っては大変失礼ですが、Ｙ新聞に比べると購読 者数が５分の１とも聞きますのでこれは仕方ない事でした。 それでも多少なりご登録頂いた中で男性は若い女性を求め、女性は年齢の開きを 嫌い結びつける事はとても難しく、ご紹介時に納めて頂く事になっている入会金は 頂戴していなかったとはいえ、ご迷惑をお掛けしてしまうのは何とも心苦しかった のですが、これ以上続けて行こうにも月４回の新聞広告掲載料が経済的に逼迫する と判断し、辞める方向に行く事にしたのです。 勿論の事、某市の兼業経営者も頭を悩ませたのは言うまでもありません。
回答を得られませんでしたが、150万円ほどの利害関係にある事を理解して頂き、 やっとその真相を知る事が出来ました。 代表者の有限会社Ｈ電子技研宛にある事で釈明する様に求めたがコメントをしなかったので、一時的に掲載を留保したとの事でした｡大した問題ではなかったらしくその時点で適切なる回答をしていれば、掲載続行も可能であったとの事。 代表者Ｈ 照はもう少し我々代理店の事を考えて行動して欲しかったが、Ｙ新聞側 に落ち度があったのだと繰り返し、相手を悪者にして自分を正当化していたのは卑 怯である。
遠いところを何度も来てくれた事である意味感謝していました。然し、代理店募集 をする前に自分の所でもう少し会員の確保に努めてからにして欲しかった、と思う 気持ちが交錯しても長い間には金銭には代えられない何か、強いて言えば年齢こそ 違うが友情みたいなものが芽生えて来てしまっていたのは事実です。 その代わるものの説明を受けても今一で、これといったアイデアは感じられず”駄 目だこりゃ”の諦めムード高まって女房もあきれ顔。契約時に問題が発生した場合 も話し合いで解決し、裁判による係争はしないとの書面に判を押しているので裁判 には持って行けそうもないし、またその気も有りませんでした。
連帯保証人になってくれと頼み込んで来たのだが、勿論きっぱり断りました。が、 骨髄炎が発症し６ヶ月も苦しみ失職した平成６年から７年にまたいで、何の仕事を したら良いのか思案に暮れているところ、新聞広告でコンビニオーナーを募集して おり連帯保証人が必要でした。 委託経営するつもりで実兄に保証人になって欲しいと頼み込んだのだが、あっさり 断られこれを断念した事を思い出し、ここで手を差し延べて上げねば人間失格では ないかと、あらぬ仏心（拙宅は神道ゆえ、神心？）が働いてしまったのです。 平成13年９月半ば頃でした。今ここで保証人と連帯保証人との違いを説いても仕方 がないので止める事にしますが、木には根がありその根も保証しなければならない 事もある。それを根保証と言う。 もし私にコンビニ経営する気持ちがなければどうであったろうか、やはり答えは一 緒だったかも知れません。元来人に頼まれると首を横に振る事が出来ない性格に、 人の良いなんてのは馬鹿に等しいという事を改めて知る。負け惜しみに聞こえるか も知れないが、間違っても騙す人間だけにはなりたくない。
ベーターは静かに上がって行き、この時点ではまだこの金融会社が目玉を売れだの 内臓を売って返済しろと債務者を脅し、逮捕者を出したあの有名な（株）◯栄であ る事に気づいていなかったのです。 連帯保証人となるには本人を証明出来る物として免許証､健康保険証、前年度の確定申告書のコピーとを提出しなければなりません。 平成11年暮れから骨髄炎が発症し、１年間に亘って治療を受けていた為に殆ど働い ておらず、12年度の申告書では跳ねられてしまうだろうと、たかをくくっていたの がとんでもない間違いでした。 保証人になれた？？事が信じられず、あっけにとられる。これで通るのだったら確 定申告書の写しなんぞ要らないだろう、と正直思ったものです。海千山千の金融業 者、多少なりの貯蓄くらいあるだろう、なくてもどこからかでも借りて来て返すだ ろう、兎に角判を押させるのが第一段階の仕事の様でもある。 保証契約書によると期間は１年間で14年９月26日迄ですが、Ｈ 照が保証人を頼み 込んで来た時は、１週間で他の人がなってくれる手筈になっているから１週間だけ という約束であったのだが、１週間どころかいつまで経っても何の沙汰もなかった のはやはり苦し紛れの嘘だったのです。してやられた。こうなった以上無事期間の 終了が来る事を願うしかなかったのです。
ヶ月後の11月26日夕方、立川市の（株）◯栄より呼び出しがかけられたのです。 行ってみると先に有限会社Ｈ電子技研 代表者Ｈ 照（あきら）が居て不渡りを出 したにも関わらず（株）◯栄にその報告を怠ったと男が文句を言っている。男は私 に連帯保証人になった以上、明日中に代位弁済する様に約束を迫る。 （株）◯栄から債権が某保証会社に移り窓口が変わる事を伝えられるが、その話し をしている男こそが某保証会社の人間であり、保証会社の事務所ではなく（株）◯ 栄の片隅でである。回収が付かない場合もあろうその不良債権を抱えない為にも、 （株）◯栄が別に取り立ての部門を設けただけの同一会社という極々、簡単な話し である。
が”手”であり狙いなのだと判っていても、自分があたかも犯罪者でもあるかのご とく錯覚に陥る。早く返さねばという気になってくるのは不思議だ。 もっとも明日という期限には利息を免除するという事もあったのだが、今になって 思えば果たして利息が付いたのか極めて疑問ではあります。要するに弁護士などの 専門家に相談する暇も与えさせない、というのが鉄則なのでしょう。 勿論私も弁護士先生に相談しましたよ。ところが法律は有る程度解釈でもある様 で、それぞれのお答えが先生によって違うのです。 面倒になった私は額面通り２百万円を11月27日泣く泣く支払いましたが、支払先は 自宅から最寄りの（株）◯栄錦糸町店で、債権が移ったとされる保証会社なんぞは どこにも出て来ない。 しかもこの保証会社の担当の男Ｓは、「返済してくた人は今後大切なお客様とし てこれからのご相談はお受けしますよ」。と言っていたが、返済後の携帯電話は 〈現在使われておりません〉のガイダンスが流れる。 一件落着すれば携帯電話番号も変えるこんな低落ぶりである。何れにせよこれによ り求償権なるものが成立し、Ｈ 照（あきら）は債務者となり私は債権者となる訳 だが、道のりは遠い事を痛感する。兎に角、用立てた金額だけは返して貰わねばな らない。
た事のある、現弁護士のＡ先生に相談に乗って頂こうと支払い当日電話を入れると 女性の方が、法廷に立っている為連絡が取れませんと言うのです。 それならば、私の自宅前道を挟んで隣ともいえるご自宅、（現在農林水産大臣）衆 議院議員の奥様や、秘書さんとも顔なじみというところでＢ弁護士さんを紹介して頂き、既に直接お逢いしご助言を頂いてしまった後に、先のＡ弁護士先生よりナン バーディスプレイの番号からであろう「どんな事でもご相談に乗りますよ」。と、 暖かい電話を頂き、ご助言頂いたＢ先生があまり親身ではなかった様に感じたので 有料であろうともこのＡ先生にお願いしようと、翌日再び電話を入れるがまた法廷 に・・・と言う女性事務員らしき声。 他の事務の者に変わりますからといって出た男性。然し、何故先生でもない人に 代わる必要があるというのだろうか、「どの様な用件でしょうか」。の問いに「求 償権についてお願いしたい事がありまして」。 その内にその男性の応対が面倒臭いという口調に変わり、やはり商いにならない物 件は相手にしないのが見え見えで、困っているこちらの事情などお構いなしの冷た い態度に、この人の人間性を疑ってしまいました。 明日改めて連絡をする事を伝えて受話器を置くが、既にその気は失せてしまってい た。また、先生からもその後の連絡は一切なく邪推かも知れませんが、弁護士先生 は当日なるべく応対せず、依頼の内容を吟味してからお出ましなのかも知れません ね。商売商売。
書いて貰ったりもするが、返す返すと口先だけで実際の返済はなくイライラは募る 一方に、知り合いでその筋の人に依頼するには額が低いだろうし、何より我が国は 法治国家である以上、法的措置を取り簡易裁判所に督促支払いをして貰う事としま した。 その前に霞ヶ関の裁判所に連絡をとると、「書類の書き方を教えますから一度こち らに来ては如何ですか」。という事で、１階にある相談室というところに書記官な のだろか、男性５〜６人程と女性が２人。番号札を提出して順番を待っていると、 携帯電話の着信音に慌てて相談室を出る。 お得意様からの修理依頼でした。スイッチを切る旨の貼り紙はありましたが、別段 とがめられる事はなかったのでホッとしました。裁判所というと堅苦しく怖いイメ ージがありますが、この時は女性でとても親切に教えてくれました。男性でも親切 さは変わらないと思います。
って行動を起こす気になったのです。ただ納得行かないのは債務者の管轄する裁判 所という事です。 普通から考えれば逆じゃないのかと思いたくなります。もし相手がとんでもなく遠 い所ならばそれだけで断念せざるを得なくなってしまうでは有りませんか。こちら に非があるならそれは仕方ない事として、被告Ｈ 照の居住地が国分寺市である事 から、管轄となる簡易裁判所は立川市にあり（株）◯栄と同じである。 行く道そのビルを左に見ながら、何とも複雑な思いで流れる汗を拭い足を速める。 訴訟に掛かる費用は手数料として、収入印紙7,800円送達費用として郵便切手6,400 円を支払った気がします。 時に平成14年７月８日の事。これから後に掛かった費用はあえて割愛させて頂き ます。数ある書類をひっくり返すのが億劫になってしまったのです。因みにここで も担当書記官は女性の方でした。
こうなると簡易裁判所から地方裁判所八王子支部にと舞台が移る事になる訳だが、 私にとっては益々遠くなり債務者Ｈ 照（あきら）は自宅西国分寺駅から僅か５駅 と近く、不公平さをここでも実感する。何とか改善の余地はないものだろうか。
のを書いて持って来たのをすっかり忘れていたのである。借用証の内容は、金弐百 万円也 ◯栄宛弐百万円の保証をお願いしている為の期間とします。 住所の外Ｈ 照の個人名で判が押してあり、法人名は書いていない。印鑑証明書を 添付したＡ４版サイズの適当な紙であっても、充分効力はあったと思う。確かに （株）◯栄の貸し付け書類には有限会社Ｈ電子技研代表者Ｈ 照となっていたが、 簡易裁判所に訴えを起こした時、個人ではなく会社を相手取ってしまったのです。 会社は倒産、或いは倒産させてしまえばもう全てが終わりです。勿論個人であって も自己破産、死亡等いろいろあるとは思いますが、間違いに気づき簡易裁判所まで 再度足を運び訂正を申し入れるものの、一度起こした内容等の変更は出来ないとの 事でした。
やって来る。午後１時の審理に間に合う様に時間を調整して裁判所に着くと、被告 であるＨ 照（あきら）は先に法廷室前の廊下ソファーに座っていて、私を見るや 「分割でお返ししますから、その様にお願いします」。と言う。 時間となって法定内に入ると裁判官に向かって左側の席が原告、右側席に被告が座 る様指示がある。書記官が２人の計５人で開始される。お互いの主張を裁判長が求 めると、被告は「分割でお支払いします。月々５万円の40回でお支払いしたいと思 います」。裁判長は私に「それに付いてのご意見は如何ですか」。 と、静かな口調で問われ「裁判沙汰にしていない１５０万円は仕方ないとしても、 このお金だけは例え分割であろうとも返して頂きたいと思います」。お互いの意見 陳述が交わされ裁判を終了する。 後にこれだけでは何も始まっていないし、終わらない事を嫌が応にも知る事とな る。何日か後に第１回口頭弁論調書（和解書）なるものが自宅に送達された。 その和解条項として
以上でありますが、 ２について簡単に解説しますと、有限会社Ｈ電子技研債務を被告人Ｈ 照も半分の 百万円を連帯保証しなさいという事です。 会社のみではなく、個人にも連帯させた粋な計らいに感謝しておりますが、私は全 額を代位弁済しているのであるからして、全額を連帯させるべきと思う。 ４については７パーセントもクソもない、払わなくともお咎めなしでは何の意味も ない。 ７の訴訟に要した金額は被告が払う様求めた筈だが、ここで各自となっているのは 解せない。
31日４万円/の計15万５千円月日は忘れたが振り込まれる。いつの頃からか電話も留守電となり、メッセージを入れても結局返信はない。 これが後に強制執行手続きの妨げとなる。会社と個人とで別々にしなければならな い為、百万円はどちらに残りの84万５千円をどちらにするかで混乱してしまい、手 続きが遅れてしまう原因となる。 最初に起こした支払い督促が会社でなく個人にしてあったなら、この様な面倒な目に遭わなかったと思うと返す返す残念でならない。もっともこれとて最終的にどうなるものでもなかったとは思うが。
あくまでも民事訴訟である。無い袖は振れないの例えで、なければ払えないので す。あっても払わない奴もいると思うが、払わなくとも何ら罰則はないのです。 ではどうする、最終的には強制執行でもして貰わなければならないのだが、街金で 金を調達しなければならない奴の財産などあてに出来る訳がないし、また裁判所で は債務者の財産、例えば預貯金等を調べてはくれない、自分自身が調べこれを差し 押さえて欲しと頼む訳だが、これは確実に不可能であろう。 区役所等で無料法律相談会が開催されているので、今までの資料をかき集め相談に 乗って頂いたが弁護士先生はあっさり言いました「回収は殆ど無理ですね」。 の一言を。 諦めるしか道はないのが実状みたいです。金を貸すならあげる気持ちにならなければと良く聞く言葉ですが、悔しいけれどまさにその通りなのかも知れません。暑い中何度も足を運んで苦労しても全てが無駄に終るのかと考えると、空しくもなり悲しくもなります。
ターピロリ菌検査は陰性でしたから、ストレスが大きな原因であったと思われま す。それから毎年胃カメラ検査を欠かさず受けて来ました。 去年（15年）の暮れの検査が再検査となり翌年１月24日、担当医師よりガンを宣告 された瞬間頭の中が真っ白になり身体から血が引くのを感じ、その夜中に目が覚め 悪い夢であって欲しいと恐る恐る目を開けるが紛れもない事実と直面し、現実に引 き戻された時の気持ちは口では言い表せない程の不安感に襲われましたが、 放っておけば命に関わる事から入院前にもある程度の検査を受け、16年２月９日に 入院、更にいろいろな検査を経た後２月19日胃の３分の２を切除する手術を受けま した。摂食障害から体力の低下が起き骨髄炎が発症、正に泣きっ面にハチというべ きでしょうか｡ その4ヶ月後、妻も８時間にも及ぶ手術を受けるという最悪な年でした。という事で連帯保証人になって、良い事など一つも有りません。今頼まれ困惑されておられる方、死んでもなってはなりせんよ。心を鬼にして断りましょう。 また既になってしまって困っている方、脅しにも似た電話督促に驚いて直ぐに払わ なくとも大丈夫です。先にも書きました様に、これが精神的に圧迫させる彼らの手 なのです。 昔から言います、貸して仲が悪くなるなら貸さずして仲が悪くなった方が良いと。 私はここで馬鹿をさらけ出し恥をかいても、また子供達に知られるのも覚悟で書き ました。最後になりますが、総額で350万円、私達にとっては大金であり何の連絡もして来ないＨ 照に対し良心が痛みませんか。 そう問いかける気持ちと同時に、騙された心の傷は早々簡単に癒えるものではな く、心の奥底から怒りを覚えるものである。 現在国分寺市泉町２丁目アパートに移り住んでいる。アパートと言うと小さな感 じにとられてしかるべきですが、一見した限りではマンション風の様なとてつもな く大きな建物が相当数あり、その７階に居住する、要注意人物。 追伸 時に平成17年４月７日９時25分最愛なる妻は永眠。 （05,4,20 PM 5,30 記）
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