act1:「長鯨」について

大正12年度計画にて同13年竣工。「迅鯨」級潜水母艦の2番艦。

海中型潜水艦3コ潜水隊（9隻）の母艦兼旗艦任務を遂行する能力を持つ。

戦後復員輸送に従事後、昭和21年解体。

基準排水量：6240トン、速力18ノット。

14サンチ連装砲4門。

act2：テストショットもらっちゃった！

みなさんお待ちかね（？）の「長鯨」。いよいよ10月中旬発売とのことですが、 私はちょっとフライングで10月10日に第二次のテストショットを受け取りました。 さあて二日後のMGS展示会に間に合うか？

act3：船体

船体は左右分割式で昔のマッチボックス製品を連想 させます。（マッチボックスの名誉のためにいっておきますが これは決して悪い意味ではありません。同社の1/700シリーズは 舷側のモールドも美しい中々スグレモノだったのです）

合いも良好で、かつこのパーツ分割により、舷側の モールドもかっちり再現されています。 そんなわけで艦首と艦尾の合わせ目を消すくらいのこと しかやることがありません。船体容積は実艦同様たっぷり ありますので、私は駆逐艦用のウェイトをいれました。

船体とシェルターデッキをつなぐステイは省略されている のでエバグリーンの細切プラ板で再現しました。 艦首両舷の搭載艇係留竿が省略されているので一応 真鍮線でつけてみました。

なんてやってるときに流し込みタイプ接着剤のビンを 倒してしまい、船体が同液でぬれてしまい、折角の 精密な彫刻がちょっとダルくなってしまいました(T_T)

このキットには艦底用の板パーツがなく、従来のキット になれた目で見ると違和感がありますが、このほうが 実感は高く、私はこのほうがいいと思います。

act4：上構

上部構造も巧みなパーツ構成と精密な彫刻により非常 にリアルです。ただパーツの接合部が目立つ場合はパテ 埋めします。また型の関係かシェルターデッキとその上構で 舷窓が省略されている部分がありますので、 「丸スペシャルNo.29」でも見ながらくりくり 穴開けしました。扉もシェルターデッキ先端両舷など省略 されてますのでプラ板を小判状にしたものをくっつけました。

艦橋は実艦も割と簡単な構造ではありますが、よく感じを 捉えた造りになっています。ちなみにキットは昭和10年の 改装後を再現しています。

act5：装備

このキットの一つの目玉は十四式水上偵察機がセット されていることです。あまりにマイナーなアイテムなので 初め九四式かと思ってました。

武装は従来の同社製品にみられた装備セットが同梱 されたタイプではなく、全て新規パーツになっています。 8サンチ高角砲はスケールにより適正になった小型の部品 になっています。（装備セットのもこれと同様にしてほしい・・・） 搭載艇も全て新規になっています。（こっちは従来の装備セットの ものも特に不満はなかったけど）

後部マストにはガフを追加しました。旗竿は従来の ピットロード社製品と同様のものがありますが、私の好み で三脚に作り直しました。

act6：塗装

お定まりのデッキタンと軍艦色。今回は舷側の細かいモールド が映えるように、と墨流しをやってみました。この手の支援艦艇 はちょっと汚れてるくらいのほうがリアリティがあるんじゃない でしょうか？前述のように艦底板はないので艦底色は塗り分けて やります。

前部マスト中段の探照灯台の縁はキャンパス張りですので 今回は白にしました。

と、いうことで正味12時間で完成！MGS展示会にも間に合いました。

あー眠い。

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