新造艦船情報(第4回)


輸送艦「みうら」型の巻(ピットロード1/700)

JMSDF LST"MIURA" class(PITROAD 1/700)



 

act1:「みうら」型について

昭和47年度計画で3隻建造された。
戦術輸送を重視し、「あつみ」型より一回り大きく 武装も強力になった。1992年のPKO部隊カンボジア派遣には本型の 「みうら」、「おじか」が参加した。

基準排水量:2000トン、速力14ノット。

act2:意表をついた「みうら」型

P社の新製品といえば「長鯨」級や「明石」に目をとられていて、いつにまにか 発売となった「みうら」。地道に海自のマイナー艦も製品化してくれるP社 の姿勢は私のような現用艦も幕末艦も好きという人間にはありがたい。

act3:船体

甲板上はP社スタンダードの細かい彫刻。艦尾両舷にややヒケがあるので 気になる場合はパテを盛る。艦種主錨の位置が解りにくいので、写真など を参考に慎重に取り付ける。艦首バウドアは別パーツになっており、ビーチング 状態も再現できる。その場合B-41部品を使うなどして立ち錨の状態にするのも いいかもしれない。同社「ちくご」級と同様に各種戦闘車両がついている のでジオラマにも使える。(ちなみに74式戦車の砲塔が金型修正されている! P社さんもこだわる、こだわる・・・)

act4:上構

意外と複雑な形状の艦橋構造も手際よく再現している。。但し基本的に箱組みなので、 接合部のうち目立つところはパテで修正。別にそのままでも構わないが、艦橋上にキャンパス 製のブルワークを装着していることが多いようなので、紙で再現。ついでにマスト前方と 煙突後方に衛星用ドームをジャンクから探して付けてみた。

LCVP(小さいほうの揚陸艇)のダビッドも適切なパーツ割りで実感を高めて いる。(今回は忘れてしまったが、同パーツの左右張合わせの間の凹部にはつや消し 黒でも流しとくと、よりいいかもしれない)LCM(大きいほうの揚陸艇)のガントリークレーン も細かい彫刻がいい感じ。中央のアーチ状のパーツには押出しピンの跡と思しき丸い凸 が二つあるので削りとったほうがいいかもしれない。

act5:装備

二番艦「おじか」として組んだので、FCSはMk63を選ぶ。ドームの部分は塗装しないほうが プラスチックな感じがでると思うんですが、どうでしょう?3インチ砲楯前のレドームは すっかり忘れた(「おじか」、「さつま」の場合)。艦尾40ミリ機銃はちょっと大振りで 艦尾旗竿の位置に迷ってしまう。実艦も旗竿は後方に向かってちょっと傾いているようなので 適当な角度で妥協しましょう(^^;)。ついでに艦首の旗竿も伸ばしランナーで三脚状に作り直した。 ちなみにLCMはフルハルとウォーターラインのものが2隻づつ入っている。

act6:塗装

現用艦はラクでいいねえ。私が自衛艦色に一番近いと信じるタミヤアクリルのニュートラルグレイ 一色。ウォークウェイ両側の凸モールドをカッターの背で削って、白線を再現。 塗装指示では解りにくいが、煙突キャップの塗りわけ線あたりより上のマストは 黒く塗った。

ちなみにデカールは同型艦3隻分が入っている。

旧・新造艦船情報

  • 1/700駆逐艦「フレッチャー」型(タミヤ) UPDATE 96/07/21

  • 1/700駆逐艦「朝潮」型(ピットロード) UPDATE 96/06/03

  • 1/700駆逐艦「白露」型(タミヤ) UPDATE 96/03/17

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    Make Home Page:1996.08.04 / Updated 1996.08.04
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