新造艦船情報(第3回)


フレッチャー型の巻(タミヤ1/700)

USS "FLETCHER" class(TAMIYA 1/700)



 

act1:フレッチャー型について

1941-42年度計画で175隻建造された。
速力増加のねらいから大型駆逐艦とされ、 航続力、凌波性も向上。戦後は日本を含めた各国に貸与・譲渡された。

基準排水量:2110トン、速力37.8ノット。

act2:なんで「フレッチャー」型?

かは知らないけれど、久々のWLシリーズ新製品。当初の予定より若干遅れて7月12日 の発売となりました。

まずは皆さん気になっていた(かどうかは知らないけれど)P社の 金型じゃないか?という疑問は霧消。全くの新製品です。

act3:船体

甲板のモールドはP社に比べるとあっさり。しかし艦首のラインの捉え方は見事。 特に艦首材の水線から甲板へ至るカーブや曲線はよく再現されている。(P社のは ちょっと舳先が尖り気味?)甲板上のハッチやキャプスタン周りも正確な感じ。

甲板室の出入扉や窓は全て省略されており、あっさりした感じを増長している ので、できれば追加してやりたい。(今回は超手抜きモードなのでなにもしなかった・・・ やっぱり日本艦に較べると愛着わかないんですね)

act4:上構

艦橋は巧みなパーツ構成で初期型の形状をうまく再現しています。 初期型艦橋の探照灯増備後の状態も余剰パーツとして付いています。

煙突は1本毎に一体成型なので押出しピン跡があったりします。 後部アンテナを伸ばしランナーで作るように指示しているのがタミヤに しては珍しいです。

act5:装備

細かいパーツの彫刻はやはりP社のほうが一日の長があるような気がします。 そうはいっても5インチ主砲砲室の形状は中々味のある感じがよく出ています。 魚雷発射管や機銃も一体成型ながら感じは悪くないと思います。

但しレーダー類はちょっとあっさりしすぎかな。同社の「五十鈴」や 「瑞鶴」の二一号電探とか見せられちゃった後ではね。

act6:塗装

久々に迷彩塗装をやってみたんだけれど大失敗!だから大戦中の外国艦はキライ なんだよなあ・・・QV10Aの解像度がこの程度で良かった(^^ゞ

さすがのタミヤさんでも迷彩の面倒臭さはどうにもならないか? 塗装の楽な戦後バージョンをヴァリエーションで発売してほしいところ。 (私だけ?)ちなみにデカールはDD-445(Fletcher)とDD-446(Radford)が入っている。

旧・新造艦船情報

  • 1/700白露型(タミヤ) UPDATE 96/03/17

  • 1/700朝潮型(ピットロード) UPDATE 96/06/03

    「大艦巨砲主義者の部屋」 トップページに戻る 


    Make Home Page:1996.7.21 / Updated 1996.7.21
    「新造艦船情報」(大艦巨砲主義者の部屋) 質問・問い合わせは、
    E-Mail:kurimata@opal.famille.ne.jp