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WING'97 米軍厚木基地 開放祭


 自称飛行機好の人ならば、厚木基地開放は年間を通して最も楽しみにしているイベントではないでしょうか。その理由は、普段雑誌やVTR等の媒体経由でしか触れられない米海軍機を間近で見れる上に、飛行展示(軽いアクロバット飛行)、数々の出店での掘り出し物探し等の楽しみ目白押しだからではないでしょうか。
 さらに日本の中にありながらゲートをくぐれば中はアメリカ。兵隊さんが軍服で焼いてくれるTボーンステーキ、ハンバーガー、チリドック、そしてバドワイザー・・・あの雰囲気は行ってみないとわかりません。いままで機会のなかった人は来年こそ是非お試し下さい!

 実際には厚木基地には騒音、土地の問題等、近隣の方は大変だと思いますが、このページはそれらの問題はあえて触れず、基地開放の楽しい部分について触れてみたいと思います。
 それではGO ahead!WING'97 Report!



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 厚木基地の基地開放は毎年5月前後の土日の二日間で行われます。今年は6月に行われましたが、毎年おおむね季候も良く、観客としても非常に嬉しい限りです。
 今年は6月28.29日に行われ、折からの台風接近でファンを心配させましたが、悪い予想は当たり、土曜日の展示飛行は民間のアクロチームの一部を除き中止になってしまいました。
 これは風もそうですが展示飛行の予定の時間になると、かなり雲が低くたれ込め、航空機が約300feetから上に上がると観客からは何も見えなくなってしまうのです。これではあきらめるより仕方有りませんでした・・・。
なんだかんだ言ってもアクロを楽しみにしていた観客が多かったようで、中止のアナウンスが有った後、多くの帰路に急ぐ人が出ていました。その代わり日曜日は台風一家が去った後に青空に恵まれ、無事飛行展示は出来た模様です。(私は初日で疲れて、日曜日は基地の外からの見学でした)


 厚木基地へのアクセスは相鉄線の相模大塚駅からバスが出ています。でも航空祭当日は大変混雑しますから短気な人は徒歩で行くことをお勧めします。徒歩で20分ぐらいですが、わくわくしながら歩くのは苦にならないはずです。
 徒歩で基地に向かう途中には、一般民家が自分の土地を利用した臨時駐車場を用意する姿が目立ちます。公的に用意された駐車場は皆無ですが今年の状況では、前記の駐車場は午前10時頃でも若干空きがありましたので午前9時頃までに近辺に着いていれば、駐車場の確保は出来るでしょう。ただし開場近くの時間帯は近隣道路は大渋滞をしますので注意が必要です。
 ちなみに料金は一日3000円が相場のようです(結構しっかりしてますね・・・でも普段騒音に悩まされているから、これぐらいじゃ元が取れないでしょうね)。でも僕は電車で行きます。なぜなら基地の中でビールを思う存分に飲むために・・・

 門に着くと警備の兵隊さんがたくさんいて形だけの荷物検査があり鞄の中のチェックを受けます。数年前、初めて来たときはこの検査に緊張こそしましたが、最近は余裕が出来、兵隊さんの目もリラックスしているのが見て取れるようになりましたので気軽に挨拶でもして入りましょう。
 門の正面右手には歴代の航空機がモニュメントとして鎮座しています。右側にはA4スカイホーク、F4ファントム2。左側はテキサンが我々を迎え否が応でも気分が盛り上がります。
写真は、70年代に活躍したF4。現在は米軍では退役していて、わずかに自衛隊機でその類似型を見るに過ぎません。




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