ロングクラックの補修は

 Q&A等にも書いてありますが、意外と多いご相談内容に付きメニューに加え
させて頂きました。尚、重複する所はどうかご容赦願います。

傷がガラス端まで達していると、傷内部を真空にしようとしても空気が引き込ま
れ、真空状態を保つ事が出来ません。しかもモール等で隠れた部分にUVが当て
られない為、レジンを固める事も出来ません。表面に
亀裂が起きているのが特徴です。

レジンを傷に浸透させ様としてもガラスは中間幕と剥離している為、レジン圧
入時に肝心のレジンが中間幕に逃げてしまいますので時間、材料の無駄に終わっ
てしまい、とても綺麗には仕上がりません。他にも方法はありますが同じです。

また亀裂からいとも簡単に雨、夜露等が浸入し、傷内部を汚してしまいます。
に冬場に於いては夜露が入ると水分除去が難しくなります。撥水剤、ウインドウ
ォッシャー液のご使用、洗車も例外ではありません

★通常小さい内の傷はガラスの中にある。       
 外国車にはウエザーストリップ(ゴム)が簡単にめくれたり、国産車にも最近
では縁にウエザーストリップのない車種もあり、ガラス端が見えれば補修可能で
すが、補修後も
亀裂部分が残ってしまいます。(亀裂は爪にひっかかります)。

その
亀裂とは家庭用に使用されている窓ガラス、又は熱帯魚等飼育用水槽の一枚ガラスが割れた事を想像なさって下さい、割れれば亀裂が必ず起きます。レジンを使って貼り合わせたとしても、この亀裂は決して消えるものではありません。

 フロントガラスは2枚のガラスの間に衝撃吸収のプチラールが圧着されている為、途中までの
亀裂=割れが起きても何ら不思議では無いのです。

何れにしても縁に抜けた傷は(下側)ワイパー及びカウルカバー等の取り外しに
よって補修可能な場合もありますが、あまり大きく伸びた場合は交換をお勧め致します。ロングクラックは強度、見た目に劣るのは否めませんので。

修理後も車体の捻じれ等に依り、再発する事が稀にあり、元の状態より更に酷い結果となる可能性がありますので、お引き受け出来ません。
(車検に通らない場合がありますので)。写真では写らなくとも肉眼では見えて当然です。
参考URL:
http://somu-kyuyo.at.webry.info/200907/article_10.html

関連項目 フレーム分割Q&A フレーム無しQ&A
ロングクラック

矢のライン
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