フロントガラスヒビ・補修出来る大きさと位置

 飛び石等で衝撃を受けるとその力を中間幕(図の青い部分:柔らかな素材で出来ている)がショックを吸収する(図はオーバーに描いてあります。)事により、傷(赤い線)はガラスの中間幕に向かって起きます。

その傷は線状の物であったり、また丸と種々雑多では有りますが、この時点の傷はまだい形と複合されたコンビネーション傷ガラスの中に有るので
傷の上を触ってみても亀裂の無い事が容易に確認出来ます。

唯一引っかかりのある場所は衝撃点のみです。(大きな傷には衝撃点周囲にも亀裂が起きている場合があります)。

 1枚が2ミリしかないガラスの中で、(中間幕は1ミリ以下)とても信じられ
ないドラマが起きているのです。中間幕がプラスティックの様な硬い素材であっ
たとしたら、衝撃力をはじき返し表面に亀裂が出てしまいます。

外部に及んだ傷(衝撃点、亀裂)は補修後もうっすらと残ってしまいます。ガラスを溶かし傷に埋め込むのは物理的に不可能(車に取り付けられているガラスも溶かさなければならない)な為レジン(アクリル系樹脂)を使用します。

ガラスとは異質物ですから、完全に消える事は有りません。特に車内側から光を受けると屈折により線が見える事も有り、特に放置期間が長く傷内部に不純物があると顕著に現れます。その他、傷自体が複雑また傷が太い場合なども考えられます。

【大きさと傷の位置】
 繋ぎ方を誤ったりその術を知らず、レジンを100%浸透させる事が出来なければ、傷伸びの原因ともなります。(傷内部の汚れ、撥水剤の使用から接着不能の場合もありますので、1日も早い手当が必要です)。

5百円玉を少々超える程度なら補修可能ですが、それ以下でも傷の形状によっては傷跡が著しく残ってしまう事があります。窓枠近くにあっても傷がガラス端まで達していなければ可能です。


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