EXHIBITION of YOKOSUKA NAVAL BASE

艦船模型展「軍港・横須賀」艦船模型展「軍港・横須賀」
Modelships Exhibition of YOKOSUKA NAVAL BASE

- update 2000.02.22 -

テーマは横須賀！

関東に住む艦船ファンにとって「横須賀」というところは特別の地であります。理由は申すまでもないでしょう。慶応元年（1865年）に横須賀製鉄所（造船所）が建設されて以来、戦前戦後を通じて横須賀は日本の海軍力の重要拠点でありました。軍港として百余年の歴史を近代日本と共に歩んできた「横須賀」そして"YOKOSUKA"を模型を通じてより深く知ってもらおうという興味深い展示会がご当地横須賀で開催されました。

代表は艦船ガレージキットメーカー・シーラインシリーズを主催されている原口朝之氏。これにＭ工房、ペットショップ、シールズモデルといった神奈川県の艦船ガレージキットメーカーを始め、地元の模型サークル「クレイジーポパイズ」や個人模型愛好家の皆さんが協賛、というよりは手弁当でかけつけたという感じのアットホームな展示会でした。こうゆうイベントを嗅ぎ付けるとだまっておれない我らがミンダナオ会も懐かしい長浦港のジオラマ（写真下）などをひっさげて飛び入り参加させていただきました。

展示内容

まず入ると目につくのはクレイジーポパイズさんの海上保安庁の船艇。 1/700で小粒ながらほとんどフルスクラッチ各作品は非常にうまく作り込まれています。それもそのはず、クレイジーポパイズさんは現役の海上保安官の皆さんで構成されている珍しい模型サークルなのだ。（ちなみに写真上はクレイジーポパイズ製作の米軍基地側12号バース付近のジオラマ。）

そしてこれまた圧倒的な存在感はモデルアートのライターとして活躍されている松本晃孝氏の1/400仏航空母艦「シャルル・ド・ゴール」。同誌2月号に巻頭カラーで紹介された作品であります。写真がうまくとれず残念。モデルアートのほうを見てください。

また上記ガレージキットメーカーの完成品、原型の展示も非常に興味深いものがありました。

ミンダナオ会は横須賀ゆかりの戦艦「山城」、戦艦「信濃」、ミサイル巡洋艦「チャンセラーズビル」などを持ち込み展示しました。

以下にそのときの作品の一部を紹介させていただきます。

J.M.S.A. LL-11 "Hokuto"(1/700) (JPEG.12K)

海上保安庁設標船「ほくと」：小野寺氏（クレイジーポパイズ）製作。（フルスクラッチ）

浮標の敷設や回収を行う船。小さいながらもリサーチが行き届いている。

U.S.C.G. WMEC-901 "Bear"(1/700) (JPEG.12K)

米コーストガード中距離カッター「ベア」：小野寺氏（クレイジーポパイズ）製作。（フルスクラッチ）

これまた資料の少ない船をプラ板でスクラッチ。

"Ukishima-maru"(1/700) (JPEG.12K)

大阪商船「浮島丸」：海老沢氏（クレイジーポパイズ）製作。（PTエイジェンス）