(PART2)
2年ぶりの「近くて良き山」
  

PAGE 1

先週ヘラヘラと百名山ゲットに至仏山に行き
なだらかな山容に見事にダマされ阿鼻叫喚地獄
を味わったB型親子。
「次は
楽な山に行こうな!」と言った舌の根
も乾かぬうち
に、2年前「西黒尾根下降地獄」
を味わった
「魔の山」
谷川岳にヘコヘコ向かう
のであった。


・・・・懲りない親子である。
トマの耳にてピースサインする
おめでたい親子。
なんと先週の至仏山と同じ恰好!
ああハズカシイ。


日時:
2000年7月16日(日)


コース:
ロープウェイ・リフトで天神峠へ
天神峠
6:30→10:00トマの耳→オキの耳(往路を戻る)

メンバー:
B型1号、4号、取引先のYさん、Kさん。


今回は取引先のYさん、そのお友達のKさんを谷川岳にご案内することなった。案内などとはエラそうであるが、2年前に苦しみながらも感激したこの山の良さをぜひ味わっていただきたいとの思いでお誘いした。B型1号のけんすけも参加。楽しい山行企画だが、心配なのはまだ明けていない梅雨空だけだ。

当初予定していた15日は、ぐずついた天候で一日順延。16日の予報も今一つであるが、例によって「強力晴れ男パワー」の自分を信じ、15日の夜に出発を強行する。0:30頃一ノ倉の出合に到着、ボンヤリとした月明かりにうっすら見える一ノ倉沢の雪渓。明日の好天を願いつつ車中ビバークする。

4:00に目を覚ますと、なんと白毛門方面はピーカンの青空ではないか!振り帰ると一ノ倉の大岩壁が実に神々しい!やったぜ!YさんもKさんも感動の面持ちで大岸壁を仰いでいる。まずはものすごいこの沢を見ていただいて幸先の良いスタートである。山の上をも、と願いつつ、車でロープウェイ駅に戻る。



   ロープウェイ土合駅

   天神平に向かう。
早朝の一の倉。
いつみてもスゴイ!


天神峠に到着。山の上もいい天気だゾ!
朝の射光が谷川岳を美しく照らしている。
肩には雪田も見える!トマ耳とオキ耳も
くっきり。(ネコの耳のようだ)

今日は最高の天気予報大ハズレ日だ!


天神尾根
同じ山も2回目だとなぜか安心感がある。B型1号はゴンドラの中で「オレここ2回目だよ」と他のお客さんに自慢する始末。甘く見てるとまたしっぺ返しに会うゾ!みるみる高度を上げたゴンドラはやがて天神平に到着。ここで天神峠に行くリフトに乗り換えだ。着いた天神峠もイイ天気!好天の谷川岳に案内できてRIKIも満足だ。さあ天神尾根を山頂目指して頑張るぞ!


天神峠を出発! 小一時間ほどで熊穴沢の
非難小屋に着く。
非難小屋からいよいよ
本格的な登りになる。

熊穴沢の非難小屋まではあまりアップダウンがないコース。ああ2年前、ワクワクしながらB型ファミリー4人で登った記憶がよみがえるなあ。あの時1号は1年生だったんだ。
非難小屋で小休止のあといよいよ本格的な登りに入る。ムムムやっぱり手ごわいゾ。あせらずにゆっくり行こう!かなりの経験を積んだ1号といえど、そこはやっぱりまだ子供、ペースは遅い。ここでYさんとKさんに先に行って頂く。
道は至仏山より急ではあるがあの「木の階段」も、ゴロゴロした岩もなく歩きやすい。やがて森林限界も超え雄大な山容が再び目の前にデーンと現れる。


道は急だが、至仏より
歩きやすいゾ。
何か見つけたの?
振り返ってごらん、うしろ
は絶景だよ!
「天狗の留まり場」の岩場にて。
バックは万太郎山方面の尾根。
青い空と流れる雲が素晴らしい。


次ページへ