「マンションの前で/ ジョージ山下とドライボーンズ」 曲自体は何てことないムード歌謡なのだが、このジャケット、そしてタイトルのセンスに惹かれました。 |
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「わんぱく宣言/ 志賀正浩」 小学校時代に放映されていた初期の「おはようスタジオ」通称"おはスタ"の司会者。竹谷英子と共に"志賀ちゃん&竹谷さん"の愛称で我々の間ではヒーロー的な存在だった。開校記念日などで平日学校が休みになった子供達はみんなこの"おはスタ"を生で見ようと朝早く東京タワーに出かけるのであった。 |
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「コーラが少し/ 高木麻早」 中島みゆき、クリスタルキング、ツイスト、チャゲ&飛鳥、はたまたTOM CATにアラジン・・・と数え上げたらキリがない大スター達を世に送りだしたヤマハのコンテスト"ポプコン"出身のシンガーソングライター。 |
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「情熱のラスト・キッス/ 大森隆志」 現在は脱退してしまった元サザンオールスターズのギタリスト、大森隆志のソロ・アルバム。原曲はE.クラプトンのあまりにも有名なアルバム「いとしのレイラ」に収められている「Why
Does Love Got To Be So Sad (邦題:愛は悲しきもの)」。ラジオではこっちのタイトルで紹介してしまいました。タイトル変えてたんですね、スイマセン。ところでこのタイトル、どっかで聞いたことがあると思ったらパマネンの「情熱」って曲は最初「情熱★らすとキッス」だったんだよね〜。メンバーに却下されてやめたけど(笑)。 |
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「Summer Dreamer/ 秋山一将」 ジャズ〜フュージョン界ではまずトップギタリスト達の名前に必ず含まれる人物。現在も第一線でジャズクラブ等で活躍しているが、この曲はそんな彼が若かりし頃、'78年に出したソロアルバム「DIG
MY STYLE」より。勿論バックメンバーも今でもよく名前を目にする一流どころが名を連ねていて、大半がギター中心のインストなのは言うまでもないが、特筆すべきは4曲程入ってる自らボーカルをとる歌モノ。 |
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「ポッ・ポッ・ポパイ / 木の実ナナ」 訳詞家、漣(さざなみ)健児の3枚組コンピレーションアルバム「60年代の60曲」より。彼は言わずと知れた60年代における洋楽のカバー曲を400曲以上手掛けた日本語ポップス史上、ヒジョーに重要な役割を果たした人物である。その作品群は「可愛いベイビー」「ルイジアナ・ママ」「悲しき街角」「ステキなタイミング」・・・と、ここには書き切れない程の名訳を世に送り出しているのだ。 |
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「うわさのカム・トゥ・ハワイ / ザ・ナンバーワン・バンド」 ベストヒットUSAでもお馴染み、小林克也率いる80年代にリリースされたレコード。当時では珍しかった日本語のラップをいち早く取り入れた名曲。これより前のスネークマンショーで見られるギャグセンスをそのまま残しつつも楽曲として完成度の高いアルバム「もも」からのシングルカットでもある。 |
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「謎の女B / 平岡精二」 先週に引き続きポリスター「GO! CINEMANIA SERIES」から今週は「REEL 5 エロチカ狂想曲」より。日活ロマンポルノのサントラを中心に構成されております。監修は高浪敬太郎。何と言ってもこのシリーズはジャケが本当にイカしてますね〜。ピンナップなんかも付いてて素敵です。肝心の楽曲は今回はポルノというだけあってエロさはもちろんありますが、ちょっとコミカルなストーリー仕立てになっております。 |
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「不良少女魔子 / 音楽:鏑木 創」 ポリスターの高岡さん(ライプニッツ担当)から大量のCDをいただきました。「GO! CINEMANIA SERIES」と題したこの作品は 1995年にイースト・ウェスト・ジャパンからリリースされ好評を得た、
画期的なサウンドトラック・シリーズ。'60〜'70年代の日本のサウンドトラック。その中から、今こそ聴かれるべき音源を監修者たちの感性のおもむくままに選曲した好企画。今回は「REEL
3 ワイルドサイケを歩け」より不良音楽特集ということもあり、この曲。 |
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「ア・フール・オン・ザ・トゥアー / 沖山優司」 オイラの大好きな元ジューシィ・フルーツのベーシスト、沖山優司のソロLP「HAKONIWA」より。その後、近田春夫&ビブラストーンやオリジナルラブにも在籍していた知る人ぞ知る日本のニューウエーブ界を語る上ではかかせない存在。B級ポップセンスがキラリと光るインディーズでリリースされたアルバムである。同じく元ジューシィのギタリスト、柴矢俊彦が昨年「おさかな天国」で大ブレイクしちゃったので、そろそろ彼にも来て欲しいな〜ということで・・・。 |
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「恋のダウンタウン / 平山三紀」 偉大なる作曲家/筒美京平にスポットを当てたくて選んだのがこれ。京平作品のみを集めたアルバム「ウルトラベストトラックス」より。このアルバムはまじで捨て曲がないです!やはり彼の良い意味で下世話な歌謡路線を完璧に表現できる歌手は平山三紀がNo.1!!何とON AIRの翌日、タイミング良くTBS「あの人は今!夢の紅白歌合戦」に出て「真夏の出来事」(これも名曲!)を唄ってました。艶っぽさといいその歌声といい、まったく期待を裏切らないお方でしたね〜。ただひとつショックだったのは、ばんばひろふみの奥さんだったってこと(笑)。 平山三紀さんについてもっと詳しくしりたい方は 平山三紀非公式イエローページというのを見つけたのでそちらも是非御覧になってはいかが? |
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「ゆうわく / 和田弘とマヒナ・スターズ&ローレン中野」 ちょっとメジャーどころ(?)が続いてしまったんでここらでまたマニアックな盤を御紹介しました。マヒナ・スターズが日系三世のホノルル生まれ、ちょっと畑中葉子似のボーカリスト、ローレン中野をフィーチャーしてお送りする日本語版「オリーブの首飾り(原題:EL BIMBO)」。そうです、あのマジック・ショーの時に必ずかかる「♪チャラララララ〜」というBGMと言えばわかりやすいでしょう。あの曲に勝手に歌詞を載っけて唄っております。唄い出しは「♪ダメよあなた〜・・・」と最高にキャッチー。それにも増して演奏はワウギターとクラビというコンビネーションでこれまたファンキーに決まってる完璧なバックトラック。'76年のナンバーでした。 |
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「TONIGHT / H2O」 「♪大人の階段の〜ぼる〜」でお馴染み(ってゆーかこれしか知られてない?)の二人組、ブレイク前の4曲入り、全曲英詞の45回転ミニアルバムよりとってもウエストコーストの匂いがするちょっとフュージョンチックなナンバー。当時のKitty Recordsのカラーが思いっきり出ております。「水々しいハーモニーから湧き出るアコースチックな世界。」「いつもよりボリュームを上げて聴きたくなった。」というキャッチコピーに惹かれて買った記憶があります。この日のゲストLIPNITZの三村君が先日ESBのライブで「想い出がいっぱい」を唄っていたのですが、実はH2Oをよく知らないと言うので"古いアルバム"を引っ張り出して教えてあげました。 |
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「Deep / 渋谷哲平」 久々のコテコテ歌謡曲。このコーナーにしては割と売れてしまった曲をかけてしまいました(笑)。 俺は見逃してしまったのですが正月のTVの特番で何と今の本人がこの曲を唄っていたそうだ!! |
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「うわきわきわき / ビジネス」 ジャパニーズ・ニュー・ウェーヴが一世を風靡した'80年に登場したグループ。キャッチフレーズは「素敵な粋人星(スウィート★スター)」。その名の通りサウンドはまさに"都会派"といった感じでクールでポップなビートに小洒落た歌詞がシンセもほとんど使われてないのにテクノ感を垣間見させてくれます。Vocalの美空どれみ(名前がいいね!)はかなりハスキーな声で、しいて言えばEGO-WRAPPIN'にも通ずる所があるかなりの実力派シンガー。同時期のヒカシューやプラスティックスに比べ多少影の薄い印象もありますが、個人的には非常に好きなバンドでありました。ここでもアレンジャーとして鈴木慶一さんの名前が見られますね〜。 |
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「ピロー・トーク・レビュー / 佐藤奈々子」 3rdアルバムからのタイトルナンバー。アルバムの半分以上の曲に佐野元春が作曲でクレジットされている。しかしこのアルバムがリリースされたのは元春のデビュー前。そう、彼はこんな所で作家として先にデビューしていたのだっ(これには俺も後から気が付いてビックリ!!)。初期のアルバムで見せるちょっとJAZZYな一面が存分に出てて、元春さんがいかにも唄いそうなメロディ。そこを奈々子さんのセクシーなボーカルでやさしくピロー・トークしちゃってくれる隠れた名盤である。他にも南佳孝や鈴木慶一などが作家陣として名を連ね、プロデュースは前回かけた小坂忠。ジャケットの写真もエロくていいですね〜。 |
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「ピッカピカダイヤモンド / TEAR DROPS (山口富士夫)」 "ダイナマイツ"というGSグループでデビューし、伝説のロックバンド"村八分"のギタリストだった山口富士夫が80年代に復帰し(この後また捕まったみたいだが・・・)一大センセーショナルを巻き起こした自主制作盤。ストーンズ直結のヤバさを醸し出してるこのアルバムはどの曲も捨て難い佳曲揃いである。ON
AIRした曲は忌野清志郎もコーラスで参加しており、清志郎節も炸裂してる豪快なロックンロール・ナンバー(イントロが長過ぎるけど)。同時期に出したシングル「いきなりサンシャイン」や、これより前に出した「ひまつぶし」というソロアルバムも超名盤なのだが、残念ながらカセットしか持ってない・・・。 |
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「ほうろう / 小坂忠」 新年明けて一発目の選曲はその後の日本のポップス界に多大なる影響を与えたティン・パン・アレー/はっぴいえんどの流れを受け継ぎ、75年に発表された和製R&Bの名盤。 |
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「外は寒いよ / チャコとヘルス・エンジェル」 70年代にTV番組「銀座NOW」でレイジーと人気を二分していたと言われる通称「チャコヘル」。どういう訳かレイジーに比べてチャコヘルの方は当時たぶん小学校に上がるか上がらないかくらいの俺には印象がない。しかし何故このアルバムを手にしたかと言うと、ジャケットに一人見た事ある顔があったのだ。そう、ゴダイゴのギタリスト、浅野孝己である。ゴダイゴではそれまで見た事のなかったダブルネックのギターを弾き、その個性的な顔だちと共にミッキー吉野、トミー・スナイダーに並んで非常にインパクトがあった人物。聞く所によるとこの番組のディレクター、T氏はあのザ・ベストテン全盛時代に浅野さんのボーヤをやっていたというではないか!チャコヘルでも唯一彼だけはちゃんと演奏してるらしい(他はスタジオミュージシャンか!?)。アルバム(ヤングアイドル!チャコVol.3)全体を通して聴くと「これ!」といった楽曲がないのは否めませんが、GSでも歌謡曲でもない中途半端なロック魂にちょっとグッときちゃいますね(笑)。 |
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「ウェルカム上海 / 吉田日出子」 79年に初演されたミュージカル「上海バンスキング」の為に作られた曲。もちろん主演は吉田日出子。昭和初期のジャズマン達の恋と夢を演じた大傑作!!(らしい・・・残念ながら実際見てないので) |
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「Dr.シーゲルのフライド・エッグ・マシーン / フライド・エッグ」 グレコのギターを買うと付いてきた教則カセットでも有名な(?)Dr.シーゲルこと成毛滋(ナルモシゲル)のリーダーバンド。何とドラムはつのだひろ!そしてベースは、な・な・何と高中正義!!当時18歳だった天才タカナカも師匠の前ではギターを弾かせてもらえなかったのでした。しかしブリブリのベースを披露し、もちろん成毛滋のギターとつのだひろのドラムも凄い。さすがウッド・ストックに行っただけあって(出たわけではない)、ユーライア・ヒープばりの日本人離れしたプログレッシブなロック・サウンドである。 |
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「シーサイド・ラブ / 三沢 宏」 昔、自称フォークシンガーだったという叔父さんに貰ったレコード(俺のステージ衣装も当時彼が着てたお古が結構あるのだ) 。演歌ともポップスとも判断し難い、加山雄三系とでも言いましょうかね〜。この日のゲストが「女性セブン」の編集者だったんだけど、彼が作詞の"水沢亜紀"(でも絶対あの水沢アキじゃないと思うけど)という文字にピピッと反応して思わず選曲されてしまいました(笑)。聴き所は「♪君にヒ〜」とか「♪波がハ〜」とかいちいちハ行を強調してくるちょっとカマっぽいボーカルと、全く持って場違いなブルージィなピアノのオブリ。しかもタイトルは爽やかなのにどう見てもこれ日本海ですね。さらに番組ではかけなかったけど、B面の「ひろ子の夜」。「♪抱いていたい 夜のひろ子を〜」という歌詞も僕にはどうしたらいいのか判りません・・・。 |
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「エリーゼ / メッツ」 6人6様の甘いルックス、楽曲の完成度といい70年代のSMAPと言っても過言ではない。左上から順にタカ坊、ジャンボ、マチャル、タカちゃん、ヒロ坊、ヨシ坊。いかにもサンデーズ(NHKレッツゴーヤング)にいそうなジャニーズっぽさ(特にマチャル!)が醸し出されているが、どうやら違うらしい。大々的に売り出したにもかかわらずフォーリーブスに潰されてしまったのではないでしょうか。それにしてもピアノとベースのユニゾンのイントロがソフトロックしてる滅茶苦茶いい曲である。このアルバム、A面の作曲者は全て外人。名前からしてフレンチものと読んでおりますが原曲があるのかどうかは不明。発掘された方は是非御一報を!!「レディ・レイは最高さ!」「恋のロンドン・ブギ」等、完全にタイトル勝ちの竜真知子さんも冴えまくっております。 |
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「別離(わかれ) / ミーナ」 「砂に消えた涙」のヒットでお馴染みのミーナ。原題は「Un Anno D'amore」(シャンソン界では有名な曲らしい)。日本人では弘田三枝子がカバーしたバージョンがあるのですが、事前に打ち合わせしてなかったのに何故かトムが収録の日にMDで持っていた(恐るべき偶然!)ので聴き比べてみました。ミーナはイタリア人ですがここではやはり日本語で唄っております。欧陽菲菲然り、俺はこーゆーたどたどしい日本語に結構グっと来るのよね〜。曲は「♪これでもう〜終わりなの〜」って具合にどっぷりどん底な感じがたまりません。収録後、ON AIRとは前後するのですが11/9の新宿のライブでシャンソンシンガーのユウスケちゃんを迎えてカバー致しました。 |
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「プロポーズ・ロックン・ロール / キューティーQ」 おそらく60年代のアイドルグループ。江原美嘉,三浦道子,時千鶴,上原和子の4人組である。と言ってもどれが誰かは全くわかりません(笑)。ロックン・ロールと言うよりはその頃流行った"イエ・イエ"か。ノリのよいマイナーコードがイカしてるのでDJでもよくかけるナンバー。随所に入る「ハイ・ハイ」「ゴウ・ゴウ」といった合の手が笑えます。ジャケをよく見ると何と脚立に乗っているではないか。予算がなかったのか?それとも当時最新の道具だったのか?縮小してしまったのでよくわからないかもしれないけど、全員手にチューインガムらしきものを持っているのも完全に意味不明だ。 |
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「ワッハッハ / リッキー&960ポンド」 魚眼レンズを使ったジャケットがまずR&Bっぽくて惹かれますね。中央右にいるヒゲメガネのおじさんがリーダーのリッキー中山(ドラムス)。全員ルックスが中々イカしております。一番目立つぽっちゃりした女性はVoの亀渕友香さん。現在もオペラ歌手として現役だそうです。彼女のプロフィールには将来の希望は60歳まで唄うことと書いてあります。生年月日から計算したらもうちょっと大丈夫でした・・・。さてそのサウンドは「ユートピア・ロックの新星」とジャケットだけで3箇所も書いてありますが、どの辺が「ユートピア」なのかはイマイチ理解不能。ブラスがいるのでファンキーかなと思いきやそれ程でもなく、割とのほほ〜んとした楽曲です。あ、それが「ユートピア」なのかな??? |