ご自分で修理なさった方からの修理依頼が多くなって来ておりますので、実際に伺った時の4例をご紹介致します。![]()
(1)は再補修可能ですが、衝撃点と傷とが全て繋がっている訳ではありません。レジンの浸透する通り道を造り、空気を吸引し傷内部を真空にしなければなりません。本職であってもかなり難しい作業なので、 熟練した者でなければまず不可能です。 仮に繋ぐ事が出来たとしても、同梱の注射器の様な物では真空になりません。また、不慣れから作業中傷を大きく伸ばしてしまうリスクを伴います。 添付説明書通り進めて行くと何とか格好が付く事もありますが、上手くいった様でも自己満足程度のものであり、傷末端までレジンが浸透していない事が多く、やがて傷伸びが発生します。レジンの入らなかった部分は硬化したレジンが行く手を遮り、衝撃点より新たなレジンを入れる事が出来ない為、傷の先端からドリルアウトしての作業になります。 例え細いドリルキリを使用したとしても、穴を開ける事に違いはありませんので見た目の悪さを変えるどころか手を加える事により更に酷い事になってしまいます。 (§傷全体が小さい場合可能な事もありますが、殆ど不可能とお考え下さい)。
ある程度まで浸透したのは、市販キットレジンの濃度が低いからです。濃度の高いレジンは仕上がりを良くし、接着力にも優れています。私どもが扱うレジンにもシャバシャバと呼ばれる水の如き低濃度レジンも販売されておりますが、一切使用しておりません。(ご存じの如く水は分子構造の小さな集合体ですから、少々の隙間でも毛細管現象が働き浸入します。)
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