医師「縦幅を大きくするのなら二重まぶたの手術があります。もともと二重でも、もっと幅を広くしたり、年齢とともにまぶたが垂れ下がってきた場合には余分な皮膚を取って大きくすることが可能です。また眼瞼下垂といって、上まぶたが垂れ下がって目を大きく開ける力が不足している場合は、まぶたを開く筋肉を縮めて目を大きく開けることもできます。全て局所麻酔で可能です。」
貴方「メスで切るのですか。」
医師「程度の軽い場合は二重の手術は埋没法という切ったりしない方法で可能です。また眼瞼下垂の場合も軽度であればまぶたの裏側から手術できますので、皮膚は切りません。ただし、皮膚のたるみが強い場合や、まぶたの脂肪が多い場合は皮膚を切って手術することになります。」
二重まぶたの手術はもともと一重の人のみに行うわけではありません。二重の幅を変えるためにも行うのです。二重の幅を大きくすると、目は大きく見えます。理論は二重の手術と全く同じです。
老化とともに皮膚がたるむのは自然な現象です。皮膚のみが覆い被さっている場合は余分な皮膚を切り取ってしまえば修正できます。傷跡もそんなに目立つということはありません。費用は20〜30万ほどでしょう。老化により筋肉の力が不足していることも多いので、クリニックによっては次に述べる眼瞼下垂の手術を併用して実施することも多いと思います。
眼瞼下垂の場合は病的なもの(日常生活に支障を来すもの)であれば、間違いなく保険が使えますので、安心です。もちろん美容的な目的であれば法的に保険は使えません。実際の手術はまぶたの硬い部分(下の縁からだいたい1cmほどの幅の間の部分)に付着している眼瞼挙筋を縫い縮めます。程度が軽ければ上まぶたの裏側からメスを入れて筋肉を縮めますし、程度が中程度以上であればまぶたの皮膚を二重の線で切って筋肉を切って縫い縮めます。これにより力が弱り伸びている筋肉が引き締まり目を大きく開けることが出来ます。