第9回 モデラーズクラブ合同作品展
第9回 モデラーズクラブ合同作品展



過去最高67団体参加の中ミンダナオ会はいかに?
- update 1998.05.19 -


---みんな驚いて(呆れて)くれたかな?

今回で我らが「ミンダナオ会」も静岡ホビーショー合同展示会 参加も3回目となった。毎度毎度その膨大な隻数と展示密度で 観客を呆れさせている当会であるが今回も100余隻の艦艇を 並べることができた。

見る人、見る人、
「ちっちゃいねえ!」
「細かいねえ!」
と驚き呆れる様は例年どおり。

但し今回は株式会社「深山」殿のご協力を得て、 表面に本物の海を印刷したパネルを使用したためか、若い人や子供まで もが足を止めてくれたのが印象的だった。私の記憶が確かならば、 タミヤの社長さんがお連れになっていたお孫さん とおぼしき女の子が写真を撮っていってくれたりもしたようである。

ちなみに今回展示したのは「日本巡洋艦史」と 「海上自衛隊護衛艦史」の二題。

前者は今年2月の当会展示会に並べた巡洋艦群の中から 日本のものだけピックアップしてずらりと並べた。 フルスクラッチの明治時代の巡洋艦はマニアをも びっくりさせていたようだ。
意外と質問が集中したのがフェアリー企画の三景艦。
「キットはあるのか?、どこで買えるのか?」
という質問が結構あった。 同社のキットもそんなに悪くはないようだが、 ここは一つ安定供給が可能なメーカーにキット化してもらいたいものである。

後者は米軍からの貸与艦から新鋭の「むらさめ」型まで の護衛艦や潜水艦、機雷戦艦艇などを展示。 昨年製作した横須賀・長浦港のジオラマは年配の方から 子供まで広く注目されていたようだ。
こちらも古い護衛艦のキットについて質問があったが 残念ながら今は絶版で入手しにくくなっている。 ピットロード社の鈴木社長が何度か当会のブースに 遊びにきてくれたので再販をお願いしたのだが、 もう原型が痛んでしまっているので無理とのことであった。 ただ現用の自衛艦のリリースが一段落したら 古い自衛艦のほうも製品化したいとも語ってくれた。

とはいえ、自衛艦の次回作輸送艦「おおすみ」は今年中 には出ないだろうとのことで先の長い話である。 まあ、リバモア級は予告されているから「あさかぜ」型 は近いうちにインジェクションで作れそうだけど。 ちなみに「おおすみ」はインジェクションで製品化する つもりのようである。

最後に当会の1999年度テーマ「戦艦」の告知の為に 展示していた唯一の戦艦「ビットリオ・ベネト」がイタリア艦 らしい派手な塗装で目立っていた。この為、来年の静岡で 戦艦を展示するものと誤解されてしまい、 なんだかそうしなければならなくなってしまったようである(^^;)。

それでは以下に今回の展示の一部を紹介しよう。

  • 海上自衛隊護衛艦「わかば」:1/700 (JPEG.14K)
    荻原氏製作。(フジミ 「松」改造)

  • 海上自衛隊機雷敷設艦「そうや」:1/700 (JPEG.18K)
    土岐氏製作。(シーラインシリーズ)

  • イタリア戦艦「ビットリオ・ベネト」:1/700 (JPEG.14K)
    河崎氏製作。(B-RESINA)


  • ---他のサークルとの交流

    「ミンダナオ会」の裏側のブースが「デルタクラブ」で 我々の隣が「喫水線の会」と今年も艦船横丁を形成する形となった。 「喫水線の会」さんは今年は昭和17年の東京初空襲時の 日米艦船を取り揃えていた。
    また我々の向かいのブースには「徳島モデラーズ倶楽部」や 岡山の「未完成」さんが陣取っていた。

    「徳島モデラーズ倶楽部」の斎藤氏や水間氏とは 昨年の神雷部隊模型コンテスト 以来の再会となり、 早速同倶楽部のアマチュア離れした素晴らしい 会誌を購入させていただいた。最新号は栄えある 結成20周年記念号とのことであるがちゃっかり私も ミンダナオ会長として写真入りで紹介されていたりする。

    一方、艦船模型界では有名な道源秀夫会長が率いる「未完成」は 同氏や小野氏とは 昨年のGF会 以来である。 ここは艦船が盛んなサークルでいろいろ有益なお話をうかがう ことができ、特に道源氏には技術的なことでとても為になる アドバイスをいただいたうえ、会誌"MIKANSEI"の最新号まで いただいてしまった。 同誌もモデラーの間では昔から結構有名な会誌である。 またここに所属されている 遠藤氏が最近ホームページを 開設されたので、合同展示会のことはこちらでも紹介 されるのではないだろうか。

    「ニフティサーブ模型フォーラム」では毎度お世話になって いるHOW HOW 駅員氏の青函連絡船を新造時と退役時を見事に 塗装で再現した作品などが眼を引いていた。 同氏には艦船模型の将来に関する建設的な意見をいろいろ 拝聴させていただき、感心するばかりである。

    その他「気狂屋」さんが1/200大型艦船模型をいくつも展示 していたのをはじめとして結構多くのサークルで艦船模型が 展示されていたのが今回は、目立った。

    また、サークル横断の企画ものとして行われた 「多国籍モデリング愛好会」では「ミンダナオ会」から アルゼンチン、スペイン、トルコ、タイなどの 模型界ではマイナーな国々の艦艇を友好的な雰囲気の もと派遣し、異彩を放っていた(と思われる)。

    それから「ミンダナオ会」ともつながりの深い「MGS」 も鉄道模型のレイアウトを取り入れるなど新しい試みを 取り入れていた。

    この合同展示会への参加も私個人的にももう5回目くらい になるが、いつもいろいろな出会いがあって非常に いい体験をさせていただいている。来年は合同展示会 10周年ということでますます盛り上がることが予想される。 毎年バックアップされている静岡模型教材組合には深く 感謝するとともに、来年も是非よろしくお願いします。

    最後に「ミンダナオ会」の展示を見に来てきれた方の 中で数名「ホームページ見てますよ」と声をかけて くださった方がいたがとても励みになりました。 この場を借りて御礼申し上げます。




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    Made:1998.05.19 / Updated:1998.05.19
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