考えるかめいし



16、プロ(23,06,98)



サッカーのワールドカップの中継とそれに関わる報道を見ていてふと思った。

プロやからそれぐらいして当然、とかプロやから日常生活でも節制して当然、とか言うけど
俺も「プロのサラリーマンやよなあ」って。

サラリーマンのプロっていうのもかっこわるいが、それで飯を食っている以上「プロ」
であるはずだし、「プロ」との自覚を持って物事にあたるべきやわなあ。(お金という面では
得るものは桁違いに少ないが。)

「プロ」として胸を張れるか?  つらいなあ。

数年前にNIFTYのあるフォーラムの勉強会に出たときのこと。
とある出版社に勤務の方が言っていた。
「出版社の給料はけっこう高いんです。 でもそれは、会社が“これで勉強せえ”って
ことでその分高いんやと思うてます。」(注:元発言は関西弁ではない。)

やられた、と思った。
出版社の給料ってどの程度か知らんけど、商社の給料かってけっこう高いもんなあ。
(福利厚生はないに等しいけど。)

メーカーの設備投資や研究開発が商社やとリスクを取っての商売と人材になるんや
ろうから、やっぱり高い給料ってのは人材開発費(お前ら勉強せんかい)ってことに
なるよなあ。

まあ、勉強っちゅうたかて、仕事に結びつけばええんやし、結びつけへん勉強はしゃあ
ないんやから、カラオケに行くんも「勉強」やし、アジスでテニスやるんも「勉強」やと
思い直したかめいしでした。



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