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JAMAICA,No Problem!

〜哀愁のニューヨーク篇〜

最終更新日:1997/07/21

AZTECとまゆみのジャマイカ珍道中記(増補改訂完全版!)

波瀾万丈の珍道中記第2部、哀愁のニューヨーク篇です


ニューヨークは今日も雨だった

 5月5日(日)。いよいよジャマイカともお別れ。
 12時頃にモンテゴ・ベイ発ニューヨーク行きの飛行機(またもや、恐怖のエア・ジャマイカ!(笑))に乗り込み、夕方、無事なにごともなくJFK空港に降り立つ。空港に迎えに来てくれた現地ガイドさん(♂)は、ホテルに着くまで一人で喋りまくっている。それはもう、喋るのをやめたら死ぬんじゃないかと思うぐらい。しかし、まゆみはハンドルを握る彼の手にしっかりと握られたカンペを見逃さなかった。
 さて、ニューヨークでのお宿は、グランド・セントラル駅(Grand Central Terminal)横の「グランド・ハイアット・ニューヨーク」(GRAND HYATT NEW YORK)である。やっとガイドの「しゃべりまくり攻撃」から開放されたのもつかの間、ここで問題が……。晩ごはんをどうするかである。さすがに疲れ果てていたのでレストランを探して歩く元気もない。ということで、ホテルの近所のデリカテッセンでサンドイッチとまゆみ推薦のアップルジュースを買いだしてくる。このデリカテッセンの親父がユダヤ系の人で、いかにも「ニューヨークのデリの親父!」と言った雰囲気を出している。ちなみに、まゆみ推薦のアップルジュースは、以前に彼女がニューヨークに行ったときに見つけて気に入っていたもので、日本では売っていないとのことだったが、帰国後、近所のスーパーで見つけたことを付け加えておこう(今では売られてない)。
グランド・セントラル駅構内のアンティックな時計
 さて、明けて5月6日(月)。ニューヨークで1日だけの自由行動である。ところが、雨。しかもめちゃめちゃ寒い。(T_T) 5月という事で、厚めの服を持ってこなかったので、世界貿易センター(World Trade Center。以下WTC)ビルに登る前に、すぐそばの「センチュリー21」(Century 21 Department Store、決して不動産屋さんではありません)に行く。この「センチュリー21」は知る人ぞ知る超格安デパートである。品数も非常に多いので、ニューヨークに行ったら是非覗いてみることをお薦めします。
 入る前から、まゆみはもう目の色を変えている。ブランド物が余り好きでない代わりに、私から見れば変な物をよく買い物するやつだ。まずは、AZTECのGジャンを購入。
 次に、上から順番に見ていこうとエスカレーターの方向に歩いていくとネクタイ売場があり、結構安い値段で(15〜25ドルくらい)売られている。ここで、知らないブランドだがいい柄の物があったので何本か購入したのだが、結構有名なブランドらしく、日本で見たら1本1万円くらいしていたので、もっと買っておけばよかったと後悔。まゆみも何か物色していたようだが、サイズがなく(私の体がでかいわけではない! アウトレットストアなので種類が少ないのよっ!>まゆみ注)断念する。
 最後は地下にある家庭用品の売り場に行き、写真立てやら家族への土産を買った後、ふと見るとまゆみが一点を凝視している。ま、まずい。こいつがこうなるときはろくでもない物を見つけたときだ。近寄ってみると、何て事はない、セサミストリートのキャラ、オスカーのぬいぐるみだ。これはAZTECも気に入ったので早速購入することにした。
ここから上には昇れません(T_T)
 恐れていた買い物も、そう被害(?)はなく済み、WTCの展望台に登ってみたのだが、雨のため屋上(本当に屋上です。周囲に囲いがあるだけです)に昇れないし、視界もゼロ! 何のために金払って昇ったんだか……。すごすごと退散し、ため息をつく二人。しかし、ここでめげてはいられない。ここに来た目的がもう一つあったのだ。それは今晩の「レ・ミゼラブル」(Les Miserable)の格安チケットを手に入れることである。ブロードウェイ(Broadway)の人気ミュージカルのチケットは、前売りの売れ残りを当日の11時または3時(曜日、開演時間により変わる)から、「TKTS」と言われるチケットセンターで半額で販売される。「TKTS」はブロードウェイとWTCの2ヶ所にあるそうだ。
 早速列に並び、販売時間を待つ間、落ち着きのないまゆみはあちこちうろうろ歩き回ってる。ここで、最悪の情報が彼女から報告された。「今日、「レ・ミゼラブル」休演日やわ。どーする?」
 なんと言うことだ! また見られないのか! 実は、前にニューヨークに来たときも「レ・ミゼラブル」は休演日で見られず、泣く泣く「キャッツ」(Cats)を観た経緯がある。そう、「レ・ミゼラブル」は毎週月曜日が休演日だったのだ。なんとまぁ、ニューヨークに2回来て、2回ともアウトとは……。とほほ。
 といことで、急遽予定を変更して「ミス・サイゴン」(Miss Saigon)のチケットをゲットする。これで、ニューヨーク最後の夜はミュージカル観劇で決定である。
 その後、WTCそばのトリニティ教会(Trinity Church)を見学した後、いったんホテルに戻り、グランド・セントラル駅の地下にある「オイスター・バー」(Oyster Bar & Restaurant)へ昼食を食べに行った。まゆみは「ニューヨークの生牡蠣はめちゃめちゃおいしいから」と主張してやまないが、「生モノは怖いしなぁ……」とやや腰が引けているAZTEC。しかし、確かにニューヨークの生牡蠣はうまいっ!! レモン汁をたらしてつるんと食べるのだが、日本の牡蠣のような生臭さはいっさいしない。ということで、ニューヨークに行ったなら、生牡蠣を食すべし。一緒に頼んだブラック・マヒマヒ(いったいどんな魚だったんだろう? いまだに疑問です(笑))のソテーもおいしい。(^^) ちなみに隣のテーブルでは、二組のジジババカップルがひとり一匹づつ馬鹿でかいロブスターにむしゃぶりついていた。「こりゃ、戦争に負けるはずやわぁ〜」と、認識を新たにするAZTECとまゆみであった。
 さて、おなかも一杯になったところで、今度は5番街(5th Ave.)を北上する。たった1日しか自由に行動できないとはいえ、よく歩き回る二人である(笑)。定番の「ロックフェラー・センター」(Rockefeller Center)を覗いたり、「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ストア」(Warner Brothers Studio Stores)をひやかしたりしているうちに、エディ・バウワー(Eddie Bauer)のブティックを発見する。ここでまゆみは、午前中の「センチュリー21」の敵を討つべく、赤いジャケットとパンツを購入する。AZTECはトレーナーと靴下をゲット。ジャマイカでお金を使わなかった分、ニューヨークで買いまくる二人である。クレジットカードの請求が来るまでのあの「恐怖」があるとは知らずに……(笑)。やれやれ。
 地下鉄でもう一度ホテルに戻り着替えた後、今度はタクシーでタイムズ・スクエア(Times Sq.)へ。いよいよ「ミス・サイゴン」観劇である。しかしその前に腹ごしらえ(要するに夕食)するために、劇場近くのラーメン屋(ほんとに、あったんだってば!)でラーメンとおにぎりを食べる。何が悲しゅうてニューヨークでラーメンを食べなきゃいけないのか……。「寒いからあったかいものを食べよう」とラーメン屋に入った訳ではあるが、どこまでもおまぬけな二人である。
 ミュージカルの本場ブロードウェイで観た「ミス・サイゴン」は、まぁまぁといったところか。ドラマの中心であるキム(Kim)とクリス(Chris)よりも、狂言回しのエンジニア(The Engineer)が光っていた舞台だった。噂の本物のヘリコプターも、「あんなもんか」という感じであった。やっぱり「レ・ミゼラブル」の方が……(まだ、言っている)。


最後のどんでん返し

 5月7日(火)。ついにニューヨークも最後の日。長かった旅も終わり、後は日本に帰るだけだったのだが、そう簡単に終わってくれるはずもなかった……。(^◇^;
ニューヨークって忙しい街だ
 とりあえず朝御飯でも食べようと、ホテルの近所のコーヒーショップを探す。ニューヨークはとても忙しい街だ。グランド・セントラル駅から続々と掃き出されてくるビジネスマンやビジネスウーマン達の足取りは皆速い。まるで何かにとりつかれているかのように、みんな早足でそれぞれのオフィスに向かって行く。そんな流れをなかば呆然と眺めながら歩いていくと、しばらくして「スターバックス」(Starbucks Coffee)というコーヒーショップを見つけた。我々は何も知らなかったのだが、このスターバックスはシンガポールでも東京でも見かけたので、どうやら世界的なチェーン店らしい。ここのコーヒーはおいしいし、パンもおいしかったので、我々ふたりともスターバックスのファンにたちまちなってしまった。
 さて、朝食後、JFK空港までに行くまでに少し時間があったので、少しホテルの周辺をぶらつくことにした。旭屋書店に入って冷やかそうと思って行ってみたら、朝早すぎてまだ開店していなかったりしているうちに、道ばたに停まっている1台のワゴン車を見つけた。そのワゴンの横には、な、なんと「AZTEC」の文字が……。(゚o゚; これにはふたりともびっくり! どうやらメキシコ系の人たちがメインでやっているビル清掃会社の社名が「AZTEC」というらしい。グランド・ハイアット・ニューヨークの中もこのAZTEC社の人たちが、揃いのユニフォームを着て清掃作業を行っていた。遠くニューヨークの地で、自分のハンドルと同じ名前を見つけてちょっぴり嬉し恥ずかしのAZTECであった。(*^o^*)
It's a AZTEC wagon!
 そうこうしているうちに、集合時間が来て、いよいよJFK空港に向かうことになった。「さらば、ニューヨーク」である。しかし、たった1日の自由行動では見逃しているものがあまりにも多い。いつか是非またニューヨークを訪れて、心ゆくまでこのビッグ・アップルを満喫したいと堅く心に誓うAZTECとまゆみであった。

 さて、帰りの飛行機もJALに乗ったのだが、搭乗した際にまゆみが「あれっ?」といきなり言い出す。理由をきくと、搭乗口でお出迎えをしてくれたスチュワーデスさんに見覚えがあると言う。しかし、空港係員の人たちとなにやら話し込んでる様子で、とても声をかけられる状態ではなく、すごすごと自分たちの席に向かう。ここでも我々は一番後ろの席、そう、AZTECがヘビースモーカーのため、一番後ろまで追いやられてしまったのだ。出発後のおしぼりも、ドリンクサービスも、食事も一番最後……。まゆみは席にやってくるスチュワーデスさんの顔をその度にチェックしているのだが、さっきの人は一向にやってこない。
 何だかんだで14時間のフライトも無事終了。成田に着陸し、「あぁ、これで新婚旅行も終わりなのね」と感慨に浸りつつ出口へと進み、我々が最後の乗客として出ようとしたその時、まゆみがさっきのスチュワーデスに近づき、「あの、つかぬ事をお聞きしますが、4月29日に大阪の日航ホテルにいらっしゃいませんでした?」といきなり尋ねる(おいおい)。そのスチュワーデスさんは怪訝そうな顔をしてしばらく考え込んだ後、「あっ! 私、あなたのこと覚えてるわ!」。なんと、その人は結婚式の日に泊まったホテルのエレベーターでご一緒したスチュワーデスさんだったのだ。(゚o゚)
 私は最初の時はいなかったのだが、何でも二次会の後、一旦荷物を置くためにまゆみが友達数人とエレベーターに乗っていたとき、数人のスチュワーデスさん達と同乗したそうである。その時、我々共通の友人であるS氏がスッチーと同乗できたのがよほど嬉しかったのか、見ず知らずの彼女らに「さて、この中で今日の花嫁さんは誰でしょう?」などというアホなクイズを出したのだそうである(繰り返すが、エレベーターの中での出来事である。ほんまにようやるわ(笑))。このクイズに律儀にも答えてくれた(ただし、答えは間違えたそうな。(^◇^;)スチュワーデスさんがおり、翌日朝食に向かうエレベーターでも偶然乗り合わせ、「昨日はどうも。(^^) これ、主人です。」「あら、そうですか。お幸せに。(^^)」などと言葉を交わしたその人が、NYからのフライトに乗っていたのであった。うーん、世間ってほんとに狭いのね。
 彼女(鳥飼さんとおっしゃる)はチーフパーサーであり「お金持ち席」ファーストクラスの担当だったので、我々の座っていた「貧乏人席」まではこなかったのだ。名刺なんぞをいただき、にこやかに手を振りつつ彼女と別れた我々のハネムーンも、最高の(または驚愕の)エンディングで幕を閉じたのであった。

【追記】
 成田から南大沢まで、さらに数時間をかけて千葉〜東京を横断してたどり着いた我々は、食欲もないドロドロの疲労困憊状態で眠りについたことは言うまでもない。(^^;

〜 完 〜


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