雲取山(三峰ルート)


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前白岩山へ
 
霧藻ヶ峰から下ったところが「お清平」。ここから前白岩山への登りが本日一番の急登。しかもこちら側の登り斜面は北斜面で、雪や氷がたくさん残る。はやるRIKIをたしなめるかのような亀足隊長の押さえ気味のペース。なるほどこのペースだ!!目からウロコ。おかげで最大難所も楽に通過、前白岩山のトップに立つことができた。
 
今回の山行で「山登りのペース」、いかに自分が今まで何も考えずに歩いているか、ということがよーくわかった。コースタイム3時間が決して1時間になるものではないし、ながーく楽しんで歩けるペースをKEEPすることの大事さが身にしみた。
 
ここからの展望は霧藻ヶ峰をはるかにしのぐ。雲取山もようやく姿を現し、その横にはニューっと突き出た富士山が大きい。和名倉山が壮大な稜線を従え堂々と目の前に横たわる。何と南アルプスの北岳(富士山に次ぐ日本で標高第2位)が遠くに白く輝く。奥秩父の雄・甲武信ヶ岳も見え出した。異常な興奮を覚え思わず絶叫。


  
前白岩山への登りより奥多摩方面。
左:酉谷山、右:長沢山
前白岩山山頂にて。
(撮影:亀足隊長)
山頂からの展望。和名倉山の向こう
に甲武信ヶ岳が顔を出す。


写真には写らなかったが、中央に南アルプス
の北岳&バットレスがはっきり見えた。


カシミール画像は→こちら


白岩山→芋の木ドッケ(トラバース)→大ダワ
 
前白岩山と白岩山の間に立つのが白岩小屋。考えてみればこういう山小屋を見るのは初めてじゃなかったか?ここで昼食。約1時間後白岩山へ登り返す。ここからアイゼン装着。カジタのFB6。今までスリップに注意していたがアイゼンってホント便利。世界で一番便利なモノじゃないか、コレ。

白岩山に到着。自宅から見えていたあのきびしそうな山稜のトップに立ったんだと思うと、感慨深いものがある。どうしたことか体調は絶好調!ヤセ尾根、岩場、アイスバーン・・本当に楽しくて楽しくてしょうがない。精神的にハイになってしまい、登っている最中に隊長にアレコレ喋りかけていた。隊長「・・・・・・・」、ものすごく迷惑。

白岩山を後にし、芋の木ドッケをトラバース、大ダワに到着。さあ雲取本峰に向かってのファイナルアプローチだ!!


 
白岩山を詰める亀足隊長。
シカさんがこんにちワ。
なかなかカワイイ。
白岩山到着。感慨深い。
雲取山を捉えたゾ!
芋の木ドッケ付近より。
大ダワ到着。
「東京都水道水源林」とある。
まもなく雲取山荘。


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