雲取山(三峰ルート)


東京都最高峰(2017m)へ埼玉・秩父から攻略、最後は奥多摩に抜ける超魅惑的コース


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「冬の雲取山(深田百名山・東京都最高峰2017m)に一泊で行きたい・・・」
山の素人の無謀な計画にみんなから温かい忠告をいただいた。
「ありがとう・・・」
山登りのリスクをゼロにすることは不可能なこと。ただし知識や訓練、また経験によってミニマイズしていくことは可能だ。
経験がない私にとってはみんなの貴重なアドバイスが何にも替えがたいものであった。

2000.1.1 自宅より撮影。
左の三角形:雲取山
右:白岩山・芋の木ドッケ
白岩山は雲取よりきびしくそびえて
いるように感じる。
<日時>
2000年3月11日、12日(一泊二日)
<コース&たいむ>
○アプローチ
所沢6:11秩父1号⇒西武秩父7:11着⇒タクシー・三峰ビジターセンター前(¥9.750也)

○3月11日(土)
三峰ビジターセンター 8:25→10:10 霧藻ヶ峰→11:40 前白岩山 → 12:00
白岩小屋 13:10→13:45 白岩山 → 14:35 大ダワ→
15:20 雲取山荘(雲取山頂往復約1時間)泊(歩行距離約9km)

○3月12日(日)
雲取山荘 7:15 → 8:20 奥多摩小屋 → 9:10 ブナ坂→10:15 堂所 10:45 →
10:55 堂所下水場(野点!!)11:55→12:45 鴨沢(歩行距離約11km)


東京都の最高峰・雲取山に埼玉の秩父側から登れることを知ったのは随分昔のことだった。
「奥多摩や秩父の山々に守られ最深部にたたずむ秘峰」
山登りをやっていない頃雲取に対して勝手にそんなイメージを持っていた記憶がある。
それ以来、秩父三峰から雲取山へのアタックルートは私にとって一種のあこがれに似た思いを抱かせるルートであった。


長く、つらく、そして寒さ・・・初心者が一人で挑戦するには不安が多いルート。
前回の「大持・小持・武甲山縦走」で冬季の長距離縦走を経験し、
ある程度感覚をつかむことができたRIKIはこのコースへのチャレンジの資格を一応獲得したと勝手に判断、
ありがたいことにMMLのメンバー、亀足隊隊長・郡司氏の同行を得るという、精神的にも最大の心強さを得て
2000年3月11日に山小屋一泊にて決行。(亀足隊長の報告は→こちら


霧藻ヶ峰へ
亀足隊長と所沢駅で落ち合い、レッドアロー号で秩父に向かう。西武秩父7:11分着。今日はやや曇り空、すでに山からの展望は望みようもないものと覚悟を決める。タクシーで三峰ビジターセンターに乗りつけ、ここから縦走を開始。最初におとずれる主要ピークは霧藻ヶ峰だ。
ラッキーなことに空は高曇りで霧藻ヶ峰では最高の展望を得られる。両神山はもちろん、浅間山、西上州の山々、遠く上越方面も白く輝いている。幸先いいゾ!
  
三峰を出発。霧藻ヶ峰へ
向かう。
霧藻ヶ峰からの大展望。
左は両神山。中央は西上州の山々。
浅間山は写真では不鮮明。


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