タカラ Roomba(ルンバ)バッテリー再生計画
一昨年イトーヨーカドーで処分価格で購入したRoombaのバッテリーがへたってしまい、いくら充電しても使えなくなってしまい押し入れの肥やしになってしまっていた。
netで交換用バッテリーを捜したが、ほとんど流通していない上に価格が1万円以上と高価である。
僕は本体をすごく安い価格で手に入れたので交換用バッテリーに1万円払う気にはなかった。ちなみに本家アメリカでは交換用バッテリーは$50程度だ。ま た、今回一度購入しても、次のへたりが訪れた時に又1万円を払うかという同じ悩みをしなければならないことを考えたら憂鬱になってしまった。
そこで
バッテリーを分解して中身を新品に交換してしまおう!
と考えたのだった
●注意
ここから書かれていることは、メーカー保証外でバッテリーの爆発や本体の故障などの障害や事故が起こる可能性があります。本内容を実施された場合に発生する全ての責任を負いません、各自の自己責任の上で行動をしてください。
Roombaをお持ちの方はご存じのように、Roombaのバッテリーパックは取り外し式で交換可能なようになっていますが、バッテリーパックは4本の特殊ネジで分解出来ないようになっています。
何が特殊かと言えば、ネジ頭が三角の凹型になっていてドライバーでは廻らないようになっています。
これはユーザーが勝手に分解して事故を起こさないようにとのメーカーの配慮と思います。
この時点での解決する問題点は下記のとおり。
・バッテリーを分解できるか?
・交換用のバッテリーの入手と収納可能か?
・駆動時間は実用になるか?
以上の3点の問題が目の前にあったのです
第1の問題:バッテリーの分解
まず第一にバッテリー分解できなければ話になりません。
特殊ネジに小さなドライバーを差し込み廻そうとしてもネジの回転軸とドライバーの回転軸がずれてしまいうまく廻りません。うまく考えられています。実はこ の時点で一度あきらめてしばらく作業を中止していた時期がああります。ところがある日、全く違うことをしている瞬間にピピッと閃きました。3角と6角は面 が合うのではないか?早速工具箱をあさってアレンキーを探しネジの凹に差し込もうとしましたが、一番細いキーでぴたりと差し込むことが出来ました。しかし 細い、接触面はさらに小さいのでへたをするとすぐにネジ頭をなめてしまいそうです。
空回りしないように軸方向の加重をかけながら、ゆっくりとゆるめてみると・・・なんとするっと廻るではありませんか!おおおお
中からは12本のバッテリーセルが現れました
バッテリーは端子から細めの電線で繋がれ、ケースからは何の抵抗もなくするっと外れます。
さらに、青い位置固定用のビニールを切断すると、セルが顔を出します。
セルは12本、大きさは単2相当かと思われますが一般では入手できない金属製のタブで接続されています。この時点で同じ電池の入手はあきらめました。
電極は3ヶ、そのうちの1カ所とアースを結ぶ回路に写真中央に見える熱電対か温度ヒューズと思われる物が接続されています。青色の部分が電池中央の電池の側面に接着剤で固定されていますが簡単に外すことが出来ます。
ここまでで第一の問題点をクリアしたことになります。
その2に続く