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エンジンは工場の滑走路側に外されていました
いまでこそB777に代表される高出力双発エンジンに比べると迫力さえ一歩譲りますがそれでも大型のエンジンになります。

手前のお芋みたいなのが(笑)テールコーンでエンジンの後ろ側に逆の向きで装着され排気流を整えます。

説明してくださった広報の方がエンジン整備出身だったそうです。「エンジンの強敵は何ですか?」との質問に答えたカップルの男性は「鳥!」と正解を答えていました。

整備畑にいた頃、さあ帰ろうかなというときにエンジンに鳥が飛び込んだ物が運ばれてきて全然帰れなくなったことが何度もあるそうです。なんでもきれいな焼き鳥にはならずに生焼けの肉や骨がこびりついてとれない上にものすごく臭いそうです・・・ご苦労様です

確かにエンジンメーカーでは鶏肉を打ち込んだりテストをしていますが群でつっこまれると出力低下ならまだしもエンジン停止の可能性もあります。そんなときに2発機より4発機の利点がヒカルのではないでしょうか?

エンジンなカバーを外された状態、配管が芸術的にのたくっています。この図面を書いた人はきっと天才なんじゃないかと思います。干渉しないで収めるのにはさぞかし大変な苦労だったでしょう

エンジンは専用の台車に固定されています

金属の焼けた色が現役で空を駆け抜けている誇りさえ感じさせます。米軍のエプロンで見られるようなオイルのタレやシミはこの工場ではほとんど見かけることはありませんでした。

工場の臭いはオイルのそれより揮発性の溶剤や樹脂の臭いで充満しています。今回は塗装を落としているからなのかもしれませんが以外でした。

エンジン部分のアップ。タービンの形状はシンプルですが補記類はものすごくごちゃごちゃしています。部品点数はどのくらいなのでしょうか?きいとけばよかった・・・

なんでも当日は目に入る物全てが珍しく約一時間の見学で200枚以上のシャッターを切っていました。約20秒に1枚以上の計算になります・・・


エンジンマウント周囲。

軽く強く、相反する命題を解決した解が目の前にあります。
技術屋さんとして尊敬の気持ちがわいてきます

さらにそのアップ。

もうここまで来ると私の解説できる範疇を越えています。

埃は全く付いていません、私の車のエンジンルームを見ると恥ずかしいくらい真っ黒ですから見習いたいところです。

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