FitSheath TG50 #1 beta
「The Mask Returns!」



クリエTG50のケースです。
「自作のケース一番乗り」を意識してちょっとだけ急いで作ってしまったので
アイデアを形にしただけの試作品のようなケースとなってしまいました。

素材は牛タンロー(1.2mm)染色はせずに使っています。
コバはCNC(合成糊)+染料で仕上げています。

特徴としては、ケースに入れるのにフリップカバーがついているのはナンセンス、と考え
フリップカバーを取り外した状態で本体を入れる構造となっています。
フリップを外したおかげで市販のケースに比べると薄めに仕上がっていると思います。
また、ケースを装着した状態ですべての操作ができるようになっています。
ただコネクタ回りは隠れてしまっているので
ホットシンク、充電などはケースから取り出して行う必要があります。
コネクタ回りの構造はは今のところ思案中です。

「The Mask Returns!」というのはm100用のThe Maskになんとなく似てるかな..
ということで付けてみました。

*各画像をクリックするとちょっと大きい画像が見られます。



液晶カバーを開いたところです。
画面回りの部分に本体を入れる構造になっています。
本体を固定するいいアイデアがなかなか浮かばないのですね。(^^;



向かって左側の図です。
各ボタンの開口部です。
こちらがわはいろんなボタンが並んでいるので、かなり大きく明けてあります。



こちらは向かって右側の図です。
ストラップ取りつけ部分開口部、下側にはスタイラス取りだし穴があります。



ケース下部の図です。
スタイラス取りだし口をどう作るか、これが一番苦労しました。
ケースの角をスパッと切り落としたような形に落ち着くまでいろいろ錯誤してみました。

蓋のとめホックはくるみボタンといって、ケースと同じ革でホックをくるんでいます。
これ自体は特に難しい物ではないのですが、くるむ革を薄く薄くすいていく作業が以外と大変でした。



ケース上部の図です。
ヘッドホン端子を露出させるため、こんなカットになっています。



ケース単体の図。
内側は仕上げたり、裏地を張ったりしていません。
かなりそっけないものとなっています。

本体を覆う(というか入れる)構造は私のケースの特徴なのですが
どうしても使用時の軽快感に欠けてしまう感じがします。
本体を確実に固定できる方法が浮かばないための苦肉の作という感じです。
本体の穴を利用して取りつける方法はいまいち確実性に欠けるような気がするし...
難しいところですね。

TG50をくるみつつ、キーボードが使えるようにできそうだ、と思った途端に「エイやっ!」と
作ってみました。
なにせ目標は「TG50ケースの自作一番乗り」だったので...(^^;

このケースを使ってみて思ったことを
次のケースに反映させて正式版を作ってみようと思っています。
そのときにはだいぶ形が変わっているかもしれません。




2003.05.14 作成