薬用酒にチャレンジ、自分だけのオリジナル薬用酒を作りましょう。

楽しみながら健康維持の目的で自分だけのオリジナルな薬用酒を作ってみませんか。美味しく、効き目のある薬用酒が簡単にご家庭で作れますよ。
 

作成に当たっての留意事項

*.先ず、広口のふたでかたく密閉できる容器を用意し、よく中を洗って水気  が充分になくなるまで乾燥することが大事です。

*.薬用酒の材料選びは、下記に掲載してあるような目的にあった生薬を購入して下さい。もちろん、複数の生薬を混ぜ合わせていただいても結構です。

生薬名

使用目的

生薬名

使用目的

朝鮮人参

滋養強壮、健胃整腸

柏子仁

滋養強壮、精力増強、鎮咳、止血

イカリ草

強壮、造血、インポテンツ

肉従蓉

強壮、性欲回復、気力充実

天門冬

全身の器官に力をたくわえる

川弓

温補血、冷え性、強壮、鎮静

五加川

補血、鎮痛、強壮、健胃、整腸

サフラン

血の道、鎮静、通経

何首鳥

回春、強壮

益母草

女性保健薬、止血、月経不順

女貞子

強壮、補精、不眠、食欲不振

蓮肉

滋養強壮

黄精

強壮、虚弱者の回復

牛膝

利尿、強壮、月経不順

クコシ

強壮、視力回復、軽身

紅花

通経、生理痛、冷え性、生理不順

麦門冬

滋養強壮、去痰、鎮咳

サンシュユ

滋養強壮、疲労回復、食欲増進

丁字

食欲増進、健胃

オウギ

疲労回復、血圧降下、強壮

マタタビ

強壮、回春、リウマチ、神経痛、利尿、不眠症、強心

トチュウ

強壮、血圧降下、腰痛、鎮静

山薬

滋養強壮、体力回復

ナツメ

不眠、強壮、疲労回復

ジオウ

体質強化、補血

五味子

強壮、滋養、回春、頭痛、不眠

※他にも薬用酒に用いられる生薬は沢山ありますのでお問い合わせ下さい。生薬の価格については民間薬のページをご覧ください。

*.原酒はホワイトリカーなどのアルコール度数の35パーセント以上のものを用いて下さい。ジン、ウオッカ、リキュール類でも結構です。
  ホワイトリカーは癖がなくて良いのですが、出来上がりはまずいの一言です。せっかく作るのですから美味しく飲めるものが良いですね。自分の好みにあった原酒を用いましょう。

*.原酒の量は原料生薬の容量の3から5倍が適当です。普通は原酒1.8リットルに対して生薬150から250グラムです。かさの多い生薬はもちろん目方が少なくなります。

*.梅酒の場合は発酵させるために氷砂糖を加えますが、薬用酒には砂糖、ハチミツは加えません。
  薬用酒はアルコールの働きで生薬の成分を抽出します。砂糖などを加えると成分が完全に抽出されず長期の保存ができなくなる事があります。

*.保存は台所や縁の下などの直射日光の当たらない場所で保存して下さい。熟成の温度は15度から20度が最適ですので冷蔵庫の中はダメです。

*.週に1回くらい瓶を動かして生薬の成分がまんべんなく抽出されるようにし、2ヶ月から3ヶ月間くらいは静かに置いておく事が大事です。早く飲みたい気持ちを抑えて我慢しましょう。

*.2ヶ月から3ヶ月間くらいたったらふたを開け、中の生薬を取り出して下さい。生薬を入れっぱなしにしておくと変質する場合があります。

*.薬用酒の1日量は盃1杯から2杯ぐらいが適量です。がぶ飲みするよりも毎日少しずつ永く続けることが大切です。


 では実際に薬用酒の作り方をご紹介しましょう。

LET`S TRY


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