ロビンの日記 page56
今年は不景気で、特に貧乏な年なんだよ。
なのにさ、S子ったら、いつもの衝動に駆られて夏休みの旅行を決めちゃったんだよ。
インターネットって怖いよね。 夜中だろうがなんだろうが、ホテルの予約が出来ちゃうんだからね。
本当は真夏になる前の梅雨の時期だし、学生さんの夏休みのぎりぎり手前だから、余裕の夏休みになるはずだったんだけど、直前に梅雨が明けちゃったのでちょっと暑い夏休み旅行になっちゃったよ。
でも、軽井沢の気温は東京よりはずっと良かったけどね〜♪
日にち: 2009年7月16日(木)〜18日(土) 5年ぶりの軽井沢の旅 その1

ロビンでーす。
東京は真夏でーす。

毎日、すっげー暑くて、いやになっちゃうよ。

子守によると、軽井沢は避暑地だから涼しいんだって。
本当かな?
これで東京と同じに暑かったら、マジ、切れちゃうぜ。

今回の旅は、豪華にも深夜出発じゃあなかったんだよ。
軽井沢までの高速代を事前に調べたら昼間に出ても2800円程度で済むらしかったので、老いた体力(僕の?子守の?)に鞭打って深夜出発することもあるまいと、朝になってからの出発だったんだ。

普通の時間に出発するのって、慣れてないから妙な感じだよ。




そしていきなり、ここは高坂サービスエリアのドッグランだよ。

ここのドッグランは嫌いじゃないんだけどさ、今回初めて気付いたら地面が砂なんだよね。
砂ってさ、太陽光に晒されるとすっげー暑くなるじゃん!!

最初は何も考えずにウロウロ匂いとかかいじゃっていたんだけど、足の裏が暑くてたまらなくなっちゃったよ。


っちゅーことで、
僕は早々に木陰に避難したよ。

深夜出発だったらこんな問題は起きないんだけどね。
昼間の太陽は毛皮で裸足の僕にはつらいってことが判ったよ。
深夜出発の方が僕にはあってるかも。。。



ほら、僕の顔まで歪んでるだろ?

(そ、それは単なる油断した顔では?! S子)





まっ、でもね。
折角のドッグランなんだし、折角の貸切(たまたま)なんだし、すこしはボール遊びでもしなくちゃいけないよね。

足の裏が暑いんだけどね。。。。




日陰でゴロスリなら、足の裏も痛くないし〜、背中が砂でちょっと暑いのは、砂風呂だと思えば許せるもんだよね。





…だめだ。



やっぱり暑いよ!


ゼッケン3番、ロビン選手、木陰に避難します〜。


って、ここまではジョークで済んだんだけどさ、この先関越+上信越を走っている途中、クーラーはガンガンかかっていたにも関わらず、僕気分が悪くなっちゃったんだよね。

だから、途中のサービスエリアで降ろしてもらって、休憩したり、濡らして冷やして持ってきたアンチオーバーヒートTシャツを着せてもらったりしちゃったんだ。

昼間のドライブがこんなに厳しいなんて、いつも夜逃げのように深夜の移動しかしていなかったロビン家には驚きの一言だったよ。


そして、到着したのがここ。
木陰で気持ちのいい風が吹いていたよ。

当初の予定では、軽井沢スカイパークに行く予定だったんだけど、余りにピーカンの晴れだし、スカイパークは基本的にスキー場なせいで日陰が脇にしかないからっていうことで、急遽目的地変更になったんだ。

僕はといえば冷えたアンチオーバーヒートTを着て、ちょっと気分は治っていたんだけどね。

とりあえず気分も悪くなかったので、遅い朝食を取ることにしたよ。

旅行の時はフードの他に、ゆでササミのデザートがつくんだよ!

凍った保冷材に囲まれてきたササミちゃんと大根ちゃんは、冷たくておいしかったよー!



無事朝ごはんも終わったので、ちょっくらお散歩にでることになったよ。

ここは風が涼しいし、木陰が沢山あるから暑い日に歩くのに向いているみたいだ。

そうそう、この日の軽井沢は珍しく30度という暑さだったんだよね。
東京の熱気から逃げてきたはずだったのに、あんまり変わらない気温にはがっかりだったよ。
でも、湿度は東京より低いよね。
木陰は気持ちよかったもん。

そして、ここにショックの体験が待っていた。


げーっ、
ここにもクマが出るんじゃん!!



クマといえば、北海道でも、嬬恋でも、どこにでも生息していて危ないって立て札が出ていたんだよ。

なんでここにまで。。。(涙)

この立て札をみた僕は、すぐに引き上げようとしたよ。
なのにさ、子守たちはそんなことどうでもいいって感じなんだよ。

クマってさ、大きいくせに、動きが素早いんだよ。
いくら僕が勇敢なマタギの犬(えっ?いつから?!)だって、子守二人を守りきれる自信はないからね。


思い切り逃げにかかった僕だよ。
でも、子守たちは僕の言葉には耳を傾けてくれなかった。

人間って愚かだよね。


さて、僕達が来たのは、ここ、千ヶ滝せせらぎの道だったんだ。

中軽井沢の交差点から国道146を北上すると、星野温泉とかがあるんだけど、その先を左手に千ヶ滝温泉とかセゾン現代美術館の案内を目印に入っていくんだよ。

そしてセゾン現代美術館の直前に右手に入る狭い道があるから、そこを右折してどんどんどんどん運転していくと行き止まりが駐車場になっているからね。

ここは白糸の滝とかと違って、あんまり混雑しないワンコ連れに楽チンなスポットってことだったので行ってみたんだ。

せせらぎの道っていうだけあった、水遊びができるような小川が流れているんだって。

水遊びの出来る場所は、入り口からすぐのところだから、クマちゃんなんて絶対来ないからって遂に僕は説得されてしまったよ。

ここのお散歩コースは平成11年に完成したものらしいね。

説明が多くて便利な場所だとは思ったよ。

でもさ、クマが出るとなれば、うかうかしてられないじゃん。
楽しそうな言葉に惑わされちゃあいけないよね。




水遊びの出来るところは入ってすぐのところなんだよね?
だから、そこで身体を冷やして休憩したら、それより先のクマちゃん地域には行かないんだよね?

約束してくれるよね?S夫?


クマなんか居ないから大丈夫だよ。(S夫)


。。。だといいんだけどね。。。


そして、約束どおり、入ったすぐにある水場で身体を冷やしたよ。
防水毛でできている僕の尻尾が流れに浮いているのが判るかな?

ここのお水はとっても冷たくて、身体もひんやりしたけどさ、僕としてはクマちゃんの恐怖で心まで凍る気分だったよ。


(ロビン、大げさじゃん? S子)


そして、濡れた身体を乾かすのは、砂地でゴロゴロだよね。

ああー、冷たい身体に砂地の暖まった小石が気持ちいいよー。


きえーっ!
ロビン、洗ったばっかりなのにぃ〜!(S子)



ああー、こうしていると
身体がほぐれて、クマちゃんの恐怖を忘れられるよ。

スリスリ、ゴロゴロ、
スーリ、ゴローっ!!




あー、すっかりドロドロになったよ。
気持ちいー♪

いいお湯でした〜〜♪♪♪


。。。ロビンさん、
これからホテルにチェックインって知っててのご狼藉ですかね?
(S子)



ちぇっ、
せっかく気持ちよく汚れたのにさー。
女ってどうして判らないのかね、この開放感。

S子がうるさいから、
僕は滝で禊をすることにしたよ。。。

っていうのは嘘だけどね。(笑)



もう十分身体を冷やしたっていうのに、S夫が「ほら水に入れ、入れ」ってうるさいからさー、僕も困っちゃったよ。



まったくさー、
子の心親知らずってこのことだよね。

僕は、もう十分なの!

なのに、S夫ったらしつっこいんだよねー。
思わずカキカキして抗議だよ。





あんまりうるさいから、ちょっとだけ水に漬かることにした。

あー、よっこいしょっと。


まったく、これ位やれば満足かね。。。

とにかく、僕はいつなんぞやクマが襲ってくるかもしれない水場なんかにいたくないんだよね〜。

君子危うきに近寄らずっていうだろ。

僕は、さっさと退却したいよ。

え?

ここで休んでから帰るの?




って言って僕達の立ち寄ったのはイベント広場。
せせらぎの道に入ったところにある小さい広場だよ。

斜面なんだけど、木がなくてちょっとした広場になっている。
この日は丁度草を刈ったばかりで、地面に切った草が沢山散らばっていた。

草刈したばかりの青々とした匂いが立ち込めていて、ちょっと僕の好みの匂いだったよ。


ただね、この日は日差しが強すぎて、やっぱり日陰に避難したくなっちゃう状況だったんだよね。

だから、ホンのちょっとだけボールを追いかけたけど、基本的には切った草にまみれて遊んだくらいで終わっちゃったよ。

ま、クマが来る前に退散しなくちゃならないしね。

(ロビン、そればっかじゃん。笑。 S子)


本当は、この散歩道は千ヶ滝まで続いていて、結構な起伏のある道を歩いていくと滝を楽しめる展望台に行き着くらしいんだけどね。

道はこういった木陰の道だから、気持ちのいいお散歩になるのは判るんだけどね。

でも、クマの恐怖に勝るものはないし〜。



いい感じのお散歩道でしょ?
でも、ゆっくり写真なんか撮ってると背後にクマちゃんが現れるかもしれないよー。

S子が襲われても、僕は引き返して助けたりしないんだもんねー。
自助努力が大切ってもんさ!

(つっめたーい!! S子)


こうして、命からがら車に戻った僕達だよ。

(ロビンさん、それはかなり大げさじゃ…。S子)




それにしても、クマはとにかく、ロビンさん、なんて汚れたワンコになっちゃったんでしょうね〜。

今日から2泊するホテルはオサレなホテルなのにねえ。
こんな犬連れて行ったら、ホテルから予約キャンセルされちゃわないかしらねえ。心配だわー。
(S子)



ホテルのチェックイン時間は午後4時で、まだまだ時間が沢山あったので、次に僕達は軽ブラ(軽井沢をブラブラすること?笑)を決め込んだよ。

軽井沢の別荘地はこうして林の中にあるから、日陰が沢山あって、お散歩するには涼しくていいんだよねー。

両側に広がる別荘も、立派な建物が沢山あって、見ているだけで楽しいんだよ。





さも、自分の別荘かのように、ポーズをとってみちゃったりして。笑。

でも、僕に似合うでしょ?
軽井沢の別荘族って、僕のイメージだよなあ。。。

あー、やっぱりいいなあ、軽井沢。

前は結構頻繁に来てたんだけどね。
常宿にしていた軽井沢ホットスプリングがなくなっちゃってからこっち、ずっと脚が遠のいていたんだよ。

数えてみたら、最後に軽井沢に来たのは2004年だったんだよね。
あの時は、到着した晩に浅間山が噴火して大騒ぎだったんだよ。

それ以来浅間山の噴火は結構起きているけど、あの年の噴火以前はまず噴火するなんて考える人はいなかったんだからね。
それがもう5年も前の話なんて、信じられないよー。

僕はまだ5歳の若造だったんだねー。


で、あっつい軽井沢散歩で疲れた子守達は、ワンコ店内オッケーのお店でちょっと休むことにしたんだ。

ここは旧軽井沢のロータリーの近くにあるドイツ料理のお店、キッツビュールだよ。





オープンカフェになっているこのお店からは通りが眺められてなかなかいい感じだったよ。

本当は、子守はここでお昼ご飯を食べてもいいかなと思っていたらしいけど、いざ座ってみるとなんだか暑さで疲れちゃって空腹を感じなかったんだって。

それに運転手の方が飲めないもんだから、S子も遠慮しちゃってさー、本当はドイツビール飲みたかったらしいのに、アイスコーヒーとか頼んじゃってるわけよ。笑。

でも、S夫に「頼めばいいじゃん」って言われて、結局最後には頼んでたけどね。
それまでにオーダーしたアイスコーヒーと杏のタルトと、後から頼んだビールのアンバランスなこと!(笑)

最初っから、ちゃんとビールとツマミを頼むべきだったね。



店内のテーブルは適度な距離をもって配置されていたよ。
これならワンコ連れが入ってきても大丈夫かもね。

でも、大型ワンが沢山入っちゃうとちょっと判らないけどさ。

食べ物も美味しそうだったから、子守は機会があったら今度こそここでご飯をと思ったらしいよ。
本心は、ご飯じゃなくって、ビールとツマミだろうけどね。笑。

ちなみに、僕はこうやってテーブルの下。

どうせなんにももらえないのは判ってるから、全然やる気がありません。


そうこうして、やっとお宿に着いたよ!!


荷物を運んだりするんで、ホテルの外観のお写真は後で撮ることになったんだけど、とりあえずこれは到着直後の部屋の写真だよ。

なかなかいい感じでしょ?

部屋によってインテリアの色が違うらしいんだけど、僕達が今回泊まったのは黒のイメージの部屋だったよ。
ふふふ、大人な僕にピッタリの黒だよね。笑。

あっ、そうそう、今回お泊りしたのは、アートホテル・ドッグ・レッグっていうホテルだよ!



このホテルは基本素泊まりなんだけど、各部屋にちゃんとキッチンがついているんだ。

だから僕も旅行中、いつもと同じお野菜とかがもらえたんだよ。

キッチンに常備されているのは、やかんとコーヒーカップ。
それ以外のキッチン用品は一日1,000円でレンタルしてくれる。連泊の場合2泊目は700円だよ。

これだけ払うならキッチン用品持参しちゃおうかなとも思ったんだけど(子守はケチだからね。笑)、洗剤とかもレンタルセットに入っているってことだったので、レンタルすることに決めたんだって。

あと、各部屋に←こういった、テラスがついているよ。




それから、テレビはEIZOのDVD内蔵テレビだった。
←みづらいけど、画面の下にDVDのトレイが出ているのが判るかな?

テレビの画面サイズは、多分26インチくらいかな。
部屋に比べてはちょっと小さい気がしたけど、オサレで部屋のインテリアによくマッチしているから、これでいいんだよね、きっと。

DVDの映画はホテルのラウンジに沢山置いてあるんだよ。
勝手にそこにあるものを部屋に持って行って見ていいんだ。
便利だよねー。



これが窓の方からみた部屋の中だよ。
(あ、脱力してワニさんになってる僕のことは無視してね。笑)

ちゃんとしたテーブルが置いてあるからご飯を食べるのにも問題はないよ。 

テーブルの横の壁に電源と有線LANの取り付け口がついているから、パソコンとLANケーブルを持参すればインターネットへの接続は簡単だよ。

僕の後は、向かって左手がキッチン、右の黒いドアが洗面所とお風呂場だよ。
お洒落な洗面台とトイレが一緒になっていて、お風呂場にはまた別のドアがあるんだ。

お風呂場の床はカラリ床♪な感じだったよ。


床はフローリングなんだけど、滑らないタイプのものになっていたよ。

だから、ひんやり気持ちがいいくせに、滑らないからお座りとかが簡単にできていい感じだったよ。

ワンコ用にはコロコロとトイレシートと水のみ用の器があった。

僕は基本的に自前のものを持って歩いているけど、こういうものがあると便利だよね。

今回トイレシートは僕の水の容器の下に敷いて、水やらフードやらがこぼれて汚れるのを防ぐのに使ったよ。



なんだか話が長くなってきたので、
これから先の話は「その2」を見てね〜。

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