医師「手術ご希望ですね。手術は太ももやお尻などから皮膚を剥がし、入れ墨の部分に移植するものです。正常な皮膚の部分に傷を残すのが欠点ですが、広い範囲でない限りは一回の手術で取りきれます。麻酔はある程度の範囲までは局所麻酔で可能です。」

貴方「治るのにどのくらいの期間必要ですか。」

医師「皮膚移植は、移植した皮膚が落ち着くのに最低でも2週間、通常3週間かかります。その間はあまり激しい運動は避けて下さい。特に手術後1週間は、移植した皮膚がずれやすいので注意が必要です。」

貴方「きずあとは目立ちますか。」

医師「全く目立たないといえば嘘になります。ただ1〜2年経つと結構薄くなってくるものです。若い女性にはあまりお勧めできませんが。」


解説

入れ墨の手術は、皮膚移植が一般的です。最近では自分の皮膚を試験管内で培養して移植する方法も開発されています(大学病院)。移植の場合の最大の欠点は太ももなど正常の皮膚を犠牲にする必要があることでしょう。また、移植した部分も正常の皮膚になるとは言えません。ただ、急ぐ必要がある場合はこの方法しかありません。しかし女性の場合は傷跡が大きく残ることになるので、覚悟は必要です。

なお、小範囲の入れ墨なら、場合により切って縫い縮めることもできます。

費用は通常保険は効きませんから、数十万から百万ほどです。

ホームへ       前に戻る