医師「入れ墨をレーザーで取りたいのですね。レーザー治療では傷跡を残さないのが特徴です。ただ、場合により取りきれないこともあります。また、色によってはレーザーが反応しないものもあり、青・黒・茶や赤は大丈夫ですが、その他の色は効果が落ちることもあります。治療回数は1回では無理なので、根気強い通院が必要です。ただ、手間を我慢すれば、現在のところ最も良い方法です。1ヶ月に一度ほどの通院で治療可能ですし、日常生活も大きな制限はありません。」

貴方「取りきれない場合はどうするのですか。」

医師「何回レーザーを当てても取れない部分は、少し削ってレーザーを当てたり、ごく一部であれば削ったままで自然に皮膚ができるのを待ったり、一部縫い縮めることもあります。この場合は少し傷跡が残りますが、手術よりは傷跡は小さくて済みます。」


解説

入れ墨のレーザー治療にはQスイッチアレキサンドライトレーザーやルビーレーザーが用いられます。特定の色素のみに反応する性質を持つレーザーは入れ墨という色素を埋め込んだ状態に対し非常に有効です。ただ、あまりに深い場合はレーザーが届かず、少し工夫が必要になったりします。さらには赤い色素には、赤あざ用のレーザーであるパルス色素レーザーが有効でしょう。

費用は保険が効きませんので、小さいもので10〜20万くらい、大きいものだと百万位はかかります。

なお、けがによって皮膚に入れ墨ができてしまった場合には保険が効きますので、安心して下さい。

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