医師「う〜む。たるみはコラーゲンやピーリングなどでは、改善できません。皮膚がたるんでしまえば、引っ張り上げること(フェイスリフト)が一番です。現在、美容外科で主流なのは、SMAS法といって、たるんだ皮膚のみでなく、その下の筋肉の膜も一緒に引き上げる方法です。まぶたのたるみが主であれば、まぶたの皮膚や筋肉を縫い縮める方法もあります。」

医師「いずれにせよ、注射の局所麻酔で可能ですし、入院も必要ありません。」

貴方「でも、痛そうですし、腫れるんでしょう?」

医師「注射の麻酔の針を刺すとき、チクッとします。歯医者の麻酔と同じです。腫れは1週間から2週間は覚悟して下さい。完全に腫れがとれるには1ヶ月かかりますが、他人に気づかれるのがいやだという心配があるなら1週間をめどに休んで下さい。」

貴方「傷跡は?」

医師「SMAS法では、耳の前・後ろの皮膚に傷ができますが、あまり目立たないように耳の付け根などに沿うようにします。」


解説

たるんでしまったら、手術しかありません。5〜10歳は若返るでしょう。でも二度とたるまないのではなく、またそこから徐々に年は取ります。特に首のたるみや鼻から口の横にかけてのしわ、まぶたのしわには手術は効果的です。
最近では、脂肪を注入してふっくらさせたり、逆に首などは脂肪を取ったり、まぶたの下から頬全体のしわを引き上げたりと、実に様々な方法が開発されています。
欧米人と日本人の顔かたちやしわのでき方は差があるため、日本でも今後様々な手術法が開発されることでしょう。

結局手術やその他様々な方法を組み合わせ、素敵に年を取っていく、そんな治療がベストではないでしょうか。しわを手術で取っても肌の張り・つやは取り戻せません。ピーリングやレチノールも必要となることでしょう。

さて、手術費用はその手技の簡便さ、複雑さにより大きく異なります。

通常のクリニックでは、まぶたは大体20〜40万、SMAS法によるしわのばしは、40〜100万でしょう。

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