大艦巨砲の旅第1回
「湯けむり模型合宿の旅」甲府・石和温泉
ACT1;目標、甲府!
- そもそも模型合宿とは何か?人は日頃の疲れを癒すために温泉へ行く。まあ、人によっ
- ては夜はトランプや麻雀に興じることもあるだろう。だがしかし、よりによって温泉ま
- で行って、皆で模型を作ろう、なんて輩はそう多くはないはずだ。それを敢えてやろう
- とする我々は、いわば奇人である。しかもこれは第二回なのだ!面子は前回より1名増
- 員して5名。清水氏、福西氏、鈴木氏、加勢氏そして私である。すべてMGS(模型サ
- ークル)もしくはミンダナオ会の精鋭である。今回の我々の目標は甲府・石和温泉。(
- ちなみに前回は上州伊香保温泉。このときのこともいずれ執筆しようと思っている。)
- ともあれ、我々奇人集団は平成8年2月のある日、新宿を発ち、中央ブリーフ連盟、じ
- ゃなくて、中央高速バスで一路甲府へと向かうのであった。
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ACT2;哀れ!テキサンの翼
- 新宿から甲府までは約2時間弱。甲府駅前の甲府城址=舞鶴公園は整備の真っ最中であ
- る。我々の最初の突撃ポイントは同公園内の青少年科学センターである。館外にはC11
- もしくはC12と思われるタンク型蒸気機関車などが静態保存されているが、工事中で近
- づけない。お目当てのT6テキサンの方はすぐ近くまで近寄れるものの保存状態はあまり
- 良好とは言えず。そうは言っても、どこへいってもテキサンの扱いは大体同じようなも
- ので(勿論日本での話)、考えれば日本のような屋外保存に適しているとはいえないよ
- うな土地でも半世紀の間、飛行機らしいカタチを保っていられたのであるから,いかに
- テキサンという機体が頑丈であるかが察せられよう。館内はなんとも昭和40年代・50年
- 代の科学の香りがする、という感じ。
- 昼食はお約束のほうとうを食べ、敵を欺くため、一応普通の観光名所にも行こうという
- ことで(敵って誰だ?)、武田神社に向かう。同社は武田信玄の居館の跡だそうで、付
- 属の宝物館の展示によれば、信玄は大正時代になってから官位が上がったんだそうな。
- 青少年科学センター:甲府駅のすぐ近くなので駅前の案内版を見ればすぐわかる。
- 武田神社:甲府駅から道は一本なのでヒマな人は歩いていけないこともないが・・・
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ACT3;何が何でも模型を作れ!
- いよいよ敵の本拠地である石和温泉に乗込む。(だから敵って誰なんだ?)バスで甲府
- から20分くらい。石和温泉駅というバス停を降りた我々は早速「石和プラモ」という模
- 型屋に突入する。なかなかこぎれいなお店で、品揃えもバランスよい。特にデコトラ関
- 係は充実しているようだ。私はクラウンの1/550「信濃」(煙出装置付きだ!)を購入。
- 後ろ髪ひかれながら「石和プラモ」を後にした我々は、これまた甲州のお約束のワイン
- 工場見学・試飲(モンデワイン)で発動機の暖気運転を開始し、宿へと向かう。泊まっ
- たのは某県職員保養所という所で、別に県職員の方でなくても使えるそうなので興味の
- ある方は私にメールをください。
- と、落着いたところで、おもむろに皆カバンをごそごそ開けはじめる。そう!我々の本
- 当の任務は模型合宿なのだ。それぞれ獲物は清水氏=三号突撃砲G型(タミヤ)、福西
- 氏=7TP(イタレリ)、鈴木氏=パンサー(タミヤ)、加勢氏=キングタイガー(タ
- ミヤ)、栗又=白露(タミヤ)である。ゲゲッ!私以外はみんな戦車か!しかも前回の
- 合宿の教訓から5人中4人がタミヤ製品である。
- それから後は・・・ちょー内輪の話になるので、あっさり省略。温泉に入りながら、ビ
- ールを飲みながら、シンナーの匂いを嗅ぎながら夜は更けていくのであった。
- 白露型の顛末については新造艦船情報を参照。
- 石和プラモ:バス停から甲州街道を甲府側に曲り角一つか二つ行って左折。
- モンデワイン:バス停からJRの駅に向かっていくと曲がるところで指示の看板がある。
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ACT4;宴のあと
- 翌日は帰るだけ。バスが来るまでの時間をつぶすために入った本屋でホビージャパン誌
- が平積みになっていて、一同びっくり。石和にはそんなに模型人口があったのか!
- そんなこんなで第二回模型合宿は無事終了。皆さんご苦労さま!
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今回は内輪ネタになってしまいましたが、次回以降はもう少し情報価値
のあるものにしたいと思います。
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Make Home Page:1996.3.17 / Updated 1996.3.17
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