潜入成功セリ!
- 8月の暑い日曜日、東京は三軒茶屋近辺の水のある場所。
30代、40代の怪しい男達がそのほとりに群がりはじめる。
いつしかその輪の中から
「ムゥィーーン」
といういやらしい、もとい、懐かしい響きが漏れ出す。
- そう、この集団、
「田宮模型歴史研究室」
「助手」氏主宰の
「水モノオフ会」なのだ。
ダイのオトナがよりによって電動(ゴム動力もあるが)
の艦船模型で白昼堂々と遊んでしまおうというこの
大胆不敵な計画を聞きつけ、強引に参加させてもらった
ミンダナオ会長の姿も何故かそこにあった・・・。
大艦巨砲主義者の白昼夢、ついに叶う!?
-
- 集まった模型はソウソウたるものだ。
圧巻は、こないだ発売されたばかりのタミヤ1/700航空母艦「信濃」を
フルハルに改造し、4軸スクリューを装備、ラジコンで操舵可能という
GAMO氏の作品だ。負けじとレベルの「シーシャドウ」をモーターライズ
にしてしまった菊池氏の作品も工作精度が高く素晴らしい逸品。
そうかと思えば、「タミヤの船ファン」氏のクラウン
1/550航空母艦「信濃」が艦尾から煙を吐きながら這うような
スピードで呉を目指す姿に皆涙していた・・・か?
- 走りの豪快さでは豪快にウォータージェットで水を噴き上げながら
走る「助手」氏のシーパンサーが図抜けていたが
タミヤの魚雷艇シリーズ各艇もV字船形ならではのシャープな
波切り見せていた。(「魚雷艇1号」欲しーなぁ・・・)
自動浮沈復活す!
- わが、ミンダナオ会からは
一昨年前の「電動王国」
での戦訓を全く生かさず、
こんなこともあろうかと密かに建造されていた童友社1/700戦艦「大和」
(旧マルサン)がその神秘のベールを脱ぎ、一部艤装未了ながらも公試
に出動。さらに「電動王国」以来、出撃の機会のなかった
童友社1/300「伊401潜水艦」も老躯をおして出撃。
はじめは電装系が不調であったが、懸命の応急措置が効を奏し、
自慢の自動浮沈航行が復活した。
- 「前方敵潜スクリュー音!」
- 「ベント開け!急速潜行!」
- 伊401潜は滑るようにその船体を水面下に没していくが、
その前方を横切るように航行する「ハリバッド」(タミヤの潜水艦)は
まだ浮上の途中だ。
無線マストも収納され、伊401潜は深度を稼ごうとするが
「ハリバッド」はもう目前である。
- 「総員!何かにつかまれ!」
- 誰もがもう駄目だと思ったその刹那、間一髪伊401潜は「ハリバッド」
の艦底を潜り抜ける!やがて伊401潜は水面を割って
その雄姿再び現したのであった・・・。
- なんてついつい船と同化してしまったりしながら自分の船の走りを
見たり他の人の船の走りを見たりと随分楽しんでしまった。
- ともあれ、このような楽しい会を企画してくださった「助手」氏に
深く敬意を表するとともに、私のような得体の知れない者を
快く参加させてくださった「田宮模型歴史研究室」掲示板常連の皆様
にも感謝いたします。
- もう夏も終わりだなあ・・・。
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Made:1999.8.29 / Updated:1999.8.29
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