96年度「本州最北模型会」展示会
96年度「本州最北模型会」展示会
'96 Exhibition of "The modeler's society in the northernmost part of the Main Island"



- update 1996.11.11 -


=現在の大湊を再現した作品=
カメラの性能のせいもあるがまるで本物のような凄い密度である。
画面右端にはフルスクラッチの輸送艦「ねむろ」までいるのだ。
安藤氏作品


前回までのあらすじ

「世界の艦船」誌で「本州最北模型会」展示会の記事を読んだ 栗又氏は一路北へ向かうのであった。 (詳しくは「大艦巨砲の旅、第4回」を参照されたし?)

「大艦巨砲の旅、第4回」へ行く。

と、いうわけで・・・

アークスプラザダイエーというスーパーのほぼ中央部の催事場で展示が行われていた。 中央に昭和20年の空襲時の大湊を1/2000で再現した大ジオラマ があり、その周囲に各作品の配置が行われている。 テーマが「海上自衛隊の今昔」「旧大湊海軍航空隊の再現模型」 ということもあり、展示はほぼ艦船と航空機で占められている。

大湊警備府時代の旧帝国海軍の軍艦と現在の大湊地方隊 所属の護衛艦、そして大湊方面に展開していた陸海軍の 各飛行隊・航空隊所属機と海上自衛隊に所属した歴代の 機体が方形の海上のそれぞれ対面に置かれており、よい コントラストを醸し出している。

とくに海自艦のほうは場所柄、見学者( スーパーの真ん中だから見に来る人も普通の方が多い)の中にはその船ゆかり の人も多いようだ。 「このフネおとーさんが乗ってるやつ」と子どもが指差してるか と思うと、一方で「大和はないの?」とお約束の質問を のたまうおじさんもいるという感じでなかなかにぎやか。

大湊の歴史にこだわっているということで、同会は 地元のマスコミ(テレビ、新聞)にも展示会風景が紹介 されており、活発な活動ぶりである。

以下に力作の一部を紹介しよう。

運送船「浮島丸」Transport "Ukishima-maru"

謎の爆沈を遂げた同船をフルスクラッチ。飛内氏作品

特務艦「宗谷」Auxiliaries "Soya"

これもフルスクラッチ。松橋氏作品

軽巡洋艦「リッチモンド」Light Cruiser "Richmond"(CL-9)

これまたオマハ級のフルスクラッチ。飛内氏作品

潜水艦「伊400」Submarine "I-400"

同会独自の海製作法を編み出した今入氏の作品

グラマングースJRF-5

海自草創期の機体。米谷会長作品

シコルスキーS-51

これも海自草創期の機体。三上氏作品

ニ式中間練習機Type2 Medium grade trainer

珍しい機体だが大湊の対潜哨戒に活躍。飛内氏作品

なにせ東京からでは距離があるのでひょいひょいとは 見学しには行けないが、この調子でこれからも がんばってほしいサークルである。



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Made:1996.11.11 / Updated:1996.11.11
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