「子どもミュージアム」とは、体験型の展示プログラムで 遊びながら「生きる知恵」を育む、子どものためのミュージアムです。
       

れきし

「子どもミュージアムをつくる会」は、教師・主婦・学生などを中心に、「京都子ども博物館を広げる会」として、1995年に発足しました。以来毎年、夏休み期間中の数日間、京都市国際交流会館や廃校になった小学校を借りるなどして、子どもミュージアムを手作りで開催してきました。「子どもミュージアムをつくる会」では、「生活を楽しもう」「自然・科学を楽しもう」「世界の人たちの生活を知ろう」の3つのテーマに基づいた、様々なプログラムを実施しています。毎年、2000〜3000名の入場者を迎えており、「身近にこんな施設がほしい」という声も高まってきました。その声を受けて、1999年に名称を「京都子どもミュージアムをつくる会」に改め、 多くの人に子どもミュージアムについてよりよく知ってもらうための活動や、常設館をつくるための活動も始めました。2004年からは活動の拠点を滋賀県に移し、名称を「子どもミュージアムをつくる会」として活動を続けています。また、2007年からは「移動ミュージアム」を始め、「子どもミュージアム」を全国各地で開催したり、展示プログラムの貸出を行っています。

 

子どもミュージアムの
「3つの柱」

「子どもミュージアムをつくる会」では、「科学を楽しもう!」 「生活を楽しもう!」 「世界の文化を知ろう!」の3つを柱にさまざまなプログラムを用意しています。わたしたちは、こうしたプログラムを通して 子どもたちが楽しく遊びながら、 洞察力や好奇心、想像力を発揮し、 私たちの住む世界に驚きや楽しさを感じ、 積極的に参加する気持ちを育むお手伝いができればと考えています。


生活を楽しもう!

子どもたちは、わたしたちが想像する以上に社会や生活に対して興味を持っています。わたしたちが何気なく営んでいる暮らしの中から「○○ごっこ」を見つけて楽しそうに遊びます。これらのコーナーは、子どもたちにもっと本格的な「ごっこ遊び」を体験してもらおうというものです。そして子どもたちに生活を楽しむことを知ってもらい、社会に対して意欲的に関わるようになってほしいと考えています。また、日本の文化を知ったり、音楽や芸術にも親しんでほしいと考えています。

コーナー: 買い物ごっこ、家を建てよう、 布を織ろう etc


自然・科学を楽しもう !

「知る楽しさ」は、「不思議なことがらに触れた時の驚き」に始まります。これらは子どもたちに、この「驚き」を体験してもらおうというプログラムです。自然の不思議さに、子どもたちは目を見張ります。それが「なぜ、そうなるのか」を考える楽しさに、そして「なるほど」と理解する喜びにつながります。わたしたちは自然の中で暮らしています。この自然について驚き、知り、考えてほしい、また大切にする方法を知ってほしいと考えています。

プログラム: どうなってるんだ私の身体、 シャボン玉のコーナー、実験教室 etc.

 

世界の人たちの
生活を知ろう!

「国際理解が大切である」などと言葉で言っても、「日本・世界・地球」といった概念がない小さな子どもたちにとって理解することは難しいでしょう。また大きくなってからでは、違う価値観を受け入れていくことは難しくなってきます。でも小さな子どもたちにも、自分たちと違う考え方や価値観を持った人たちがいるんだ、ということを知ってもらうことならできます。自分との違いを否定するのではなく違う価値観と共に生きていく、そんな気持ちを育ててほしいと考えています。

プログラム: ヘンシンヘンシン、世界のおもちゃ、世界の楽器 etc.

 

 
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