再チャレ 大岳山(奥多摩)
B型2号の誕生パーティは大岳山荘
その1
3月11日はB型2号・ゆうこの12回目の誕生日である。10日に亀足隊がサーちゃん(小1)と一緒に大岳山荘に行かれるというので、ちゃっかり押しかけて誕生祝いをしてもらおうと画策する。聞けば「鷲宮ピョンちゃん隊」のT隊長も娘のアーちゃん(小5)との通算50回記念山行をやはり大岳で計画されているという。「楽しいからオイデオイデ」とお誘いしたJOさんも参加。またタッシーさんも未踏ルートから奇襲山行を敢行されるという情報もあり、ついに3月10日、類は類をよぶがごとく、楽しい仲間たちがあちらこちらのルートから大岳山を目指すという愉快で珍妙な日となった。
日時・コース:2001年3月10日(土) 9:10 ケーブル山頂駅 → 10:00 出発 → (奥の院 経由) → 14:00 大岳山荘着(泊) 3月11日(日) 7:45 山荘発 → 8:10 大岳山頂 → 大岳山荘に戻る。9:30 山荘出発 → (馬頭刈尾根) → 10:45 つづら岩 11:30 → 13:10 千足着 メンバー:B型2号(ゆうこ)、B型4号(RIKI) 集った仲間たち(大岳山荘到着順) ・亀足隊:亀足隊長、直樹隊員、サーちゃん(小1) ・タッシーさん ・ピョンちゃん隊:T村隊長、アーちゃん(小5)、 ミーちゃん(4つ) ・JOさん |
(アイゼンを準備)
一ヶ月前の2月11日に大岳山を目指すもののアイゼンがないため途中で引き返したB型ファミリー、各方面から「勇気ある撤退」と賞賛のお言葉を多数頂戴したが(ホンマかいな?)、やっぱりこの名峰の頂上に立ちたいという思いは捨てきれない。今回は2号のためにアイゼン(4本爪)を新調、準備万端で再チャレンジに向かう。
(B型的スタート)
9:00のケーブルカーに乗り、6分で山頂駅に到着、まずは腹ごしらえにお店でうどんを食べる。広場の雪もほとんど消え、2月に1号・けんすけが遊んでいた「かまくら」も無残な残骸となっている。食べたあとにスパッツをつけたり、なんだかんだでウダウダとスタートからウルトラマイペースモードのB型2号、4号であった。出発しても途中の土産物屋さんで昔懐かしい「水あめ」を購入、これが意外とうまいと二人で喜ぶ(何やってんだか)。今日は風も無く最高の天気。
スパッツ記念日 | 奥の院への分岐にて | トンガリコーン (言い過ぎか?) |
(いよいよアイゼン装着、奥の院へ)
前回2月の積雪はすごかったが、さすがに3月ともなると日当たりの良い場所はすっかり雪解けしている。しかしところどころ結構な積雪があったり、凍結してたりして気は抜けない。
長尾平の展望台への道を分けるとすぐに「奥の院」への分岐。今日は前回とコースを変えて「奥の院・鍋割山コース」と決めてある。亀足隊も同じコースを先行しているはずだ。いくぞ2号!と気合を入れるものの、奥の院は遠くから見ると「トンガリコーン」のような山、のっけからの急登に早くも戦闘意欲が失われていく。核心部の手前、手すり代わりのクサリが架けてあるところでいよいよアイゼンを装着する。2号は新兵器になかなかご満悦で、そばの雪の上でシャキシャキと歩きまわる。
「トンガリコーン」の山頂まではガチガチのアイスバーンの個所もあり、ヘイコラ登ってようやく山頂に到着。まずは「奥の院」クリア。
今日は二人の アイゼン記念日 |
奥の院へはアイスバーンの個所も | 奥の院山頂だあ〜 |
(Bファミ隊、敵前逃亡!!)
小休止のあと鍋割山に向かう。しばらく歩くとなんと鍋割山を巻く地図に無い道を発見。本日の主役・2号に「どうする?」と尋ねるRIKI、「こっち」2号が指したのは巻道。「そうか、しょうがないなあ」と意思決定者の意見にあっさり同意する。「奥の院登ったからもういいんだもんね」・・・何ら後ろめたさも感じずに喜々として巻道を行くBファミ隊であった。
鍋割山から下ってくる道と合流地点で昼食。十分にゆっくりしたのち出発。前回の道と合流し、少し歩くと前回の撤退地点。「また書いてあるよ」・・・例の「アイゼン無い人は引き返してください」の注意書きはまだある。「今日はアイゼンあるもんね」と看板にアイゼンを見せつけるという無意味な行動後、山荘への急登にかかる。
大岳山が見えてきた。 昼食後いよいよ核心部にかかるBファミ隊 |
(大岳山荘到着、仲間が集う)
山荘までの道は所々ガチガチに凍っていて、しかも片側は断崖に近いところもある。やはりこの前の撤退は大正解だった。タッシーさんから2号へのレクチャーをアドバイスされた「フラットフッティング」で慎重に進む。鉄の階段をすぎるとやがて大岳山荘に到着する。時間は14:00、すばらしいのんびりペースに我ながら満足する。
山荘を覗くと亀足隊を発見。サーちゃんも元気そうだ。久しぶりだね〜。亀足隊はこれから山頂を往復するとのこと。「我が隊はどうしましょう?」2号の指示は「山頂は明日の朝」。山荘前のヘリポートを兼ねた展望台はウワサに違わぬ素晴らしい眺め。富士山はあいにく霞んで見えなかったが、奥多摩の峰々が幾重にも連なり、そして丹沢山塊が逞しくかなたにそびえ立っている。
展望台でしばらくゆっくりしているとタッシーさんが到着。「OH〜本当に奇襲されましたね!」再会を喜ぶ。タッシーさんは大滝からのコース、聞けばガチガチの凍結道だったとのこと。やがてピョンちゃん隊も到着。今回はアーちゃんと共にミーちゃん(4才)も一緒。凍った道をよく頑張ったね〜、エライエライ!
山荘の中で楽しくしゃべっていると、JOさんも到着〜。「2号ちゃん、また会ったね!」JOさんは今日は吉野梅郷→日の出山からのロングコース。そして山頂から亀足隊が戻ってきて、ようやく楽しい仲間たちが全員集合する。仲間ってイイネ、今日は最高。
大岳山荘への道 | 大岳山荘到着!! | 山荘前から明日下る馬頭刈尾根を見る |