奥武蔵 丸山
本当に化石が採れるんだよ!!編
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丸山山頂展望台に登る。RIKIは昨日も来ているのだが、改めて展望の良さに感嘆する。360度とはいかないが(300度くらい)伊豆が岳、秩父連山、両神山、秩父市街の向こうに城峰山、大霧山、笠山、堂平山がぐるりと見渡せる。圧巻! 特に圧巻なのは、石灰岩採掘のため無残な姿をさらす武甲山(2百名山)。まあ見ようによってはこれで迫力が増したということも言えよう。 左:展望台にて。右後方が武甲山。 |
連休中に家族4人だけの山頂。他には誰もこない。最高の天気に展望、ああ気持ちイイ。
鳥たちの鳴き声だけが静かな森にこだまし、至福のひとときだ。
そろそろ腹が減ってきた。Pに戻って朝飯にしよう。
駐車場にてミニキャンプ。広いPに我々だけ。まだ6時頃だろうか。 バーナーでお湯をわかし、ラーメンを作る。こんなところでも家で食べるより百倍うまいぞ!おっとコーヒーも忘れずに。 さあ、ちょっと仮眠して化石取りに出かけようか。 |
丸山P(正確には埼玉県民の森のP)を出発し、秩父市外に向かって林道を下る。武甲山がだんだん近づいてくるが、近づくにしたがい今度は採掘され剥き出しになったところは見えなくなる。秩父市外の山に向かう国道は大渋滞している模様。秩父市外を抜け、ほどなく赤平川到着。赤平橋を渡り「おがの化石館」の駐車場にP。そこから10分くらいのどかな路を歩くと「ようばけ」に着く。「ようばけ」は2500万年前の地層が剥き出しになったガケ、遠くから見ると縞模様が大変美しい。ここはカニや貝の化石がかなりの確立で採取できる(と、とある本に書いてあった) 右:「ようばけ」の地層。縞模様が美しい。RIKIも小学校の時の理科の授業を懐かしむ。 |
化石が出る絶好の場所は上の写真の「ようばけ」の真下の石が崩れているところだが、あいにく川の流れが速く向こう岸に渡れない。仕方なく手前の川原で化石採取開始。用意したハンマーと「たがね」でカンカンと石を割る。写真は撮ってないけど貝の化石が採れたぞ!となりの家族はきれいなカニの化石が採れたらしい。ライバル心剥き出しのお母さんはなかなかやめません。子供たちはそろそろ飽きてきた模様。でもいい勉強になった。 左:なかなかやめないB型お母さん。一番夢中であった。 |
ここは「おがの化石館」(埼玉県小鹿野町)。秩父盆地は大昔は浅瀬の海で、今は色々な地層が顔を出している。有名な「長瀞」もそのひとつ、「地球の窓」と言われている。「おがの化石館」ではこのあたりで採れた化石や骨格模型を展示、ビデオも用意してあり、小学生の勉強に最適。なかなかこんな機会はない。 右:恐竜のようなパレオパラドキシアの化石。大昔こんな海獣がうようよしていたのだろうか。 |
以上がB型一家のゴールデンウィークの過ごし方。B型一家が一番嫌いなことは「人と同じことをして、混雑にまきこまれ、時間を無駄にすること」で、一番好きな事は「行く場所や時間を工夫して楽しい時間を無駄なく満喫すること」である。RIKIとしては丸山は二日連続だったが、二日間違う角度から静かな山・展望を満喫できたし、家族にとってもとても充実した一日を過ごすことができ、今年のGWは百点満点であった。自宅までは時間に余裕があったため、秩父からは定峰峠を山越えし、堂平山や笠山などの奥武蔵の名峰をながめ、ついでに越生の「厚生年金休暇センター」で気持ちよく一風呂あび極楽気分を味わっての帰還となった。
おわり