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1000mにも満たないが展望は最高!

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日時  :1999年5月1日(土)晴れ
             2日(日)晴れ


メンバー:1日 RIKI単独
      2日 B型一家


5月の連休の遠出は愚の骨頂。わざわざ混雑するところにのこのこ出かける人の気が知れない。お金のムダである。首都圏から近いところに素晴らしいところがたくさんあることを知っているのはハイキングや釣りをする人たちの特権。
そんなわけで奥武蔵隋一の展望を誇るという丸山に行って来ました。
(年に何回か条件が良い日にはなんと
北アルプス・槍ヶ岳が眺望できる奇跡的な山

1日は子供たちが学校なので、1日早朝(前の晩出発)からRIKI単独で大野峠から登る。一時間弱で息を切らせ山頂の展望台に到着。さすがにバツグンの眺望。槍ヶ岳には届かないが、武甲山や両神山が見事だ。でもなんだか変だ。車の音が妙に近くから聞こえる。
降りて行くと、
な、なんと駐車場が頂上からほんの近くにあるではないか!
1日目はRIKI単独で大野峠
→丸山→P→林道経由大野峠。

2日目はB型一家全員でPで
ビバーク、丸山を往復した。




RIKI単独で丸山へ。
帰りは「奥武蔵グリーンライン」で刈場坂峠→高山不動→顔振峠→ユガテに寄り道→鎌北湖(すべて車)

丸山山頂まで15分あれば行けるようなところに広く立派な駐車場(県民の森のP)を発見し、なんじゃこりゃ。苦労して登って損したわい、とトレッカーらしからぬ言葉をはき、とぼとぼ林道を大野峠に戻る。連休中はこんなところは見向きもしないのか、出会ったのは3人だけ。
さて「奥武蔵グリーンライン」を長距離ドライブで鎌北湖まで走り昼過ぎに我が家に到着する。途中大勢のハイカーを見かける。

左:帰り道途中で寄ったユガテに咲く見事なツツジ
  ユガテは奥武蔵で最も美しい山村・桃源郷といわれている。



帰宅するなりB型お母さんが「どこかに泊まって日の出が見たい」という。
一瞬さっきの丸山のPを思い浮かべるが、とまるところは?
「前の晩から行って、車の中で寝ればいいのよ。」・・・ああ、なんとたくましい母。
2日連続で同じところに行くのもなんだなあ、と思うが秩父の赤平川で化石取りを組み合わせれば
立派な行楽になるな、と思いなおし前夜(RIKIにとっては丸山から帰ってきたその日の晩)から出発。



コンビニで食料を調達。大好きなコーヒーも忘れずに。12:00過ぎに県民の森Pに到着。埼玉新座から2時間強というところか。夜の山道は舗装されているとはいえ本当に不気味だ。シートを倒して愛車オデッセイはバンガローに早替り、この手の車は本当重宝する。車で夜を明かすのは子供たちも慣れっこ、すぐに熟睡する。翌朝空が明るくなり始めた頃起床。
さあ山登りだ!と言っても山頂まで15分だが・・・・


連休だと言うのにさすがにこの時間(5時くらい)には、人の気配は全くない。早起きの鳥がチュンチュンさえずっている。気持ちが良い朝だ。昨日RIKI単独で降りてきた路をB型一家は手ぶらで登る。まだ木に葉っぱは無く、木々の間からの朝焼けが美しい。
全く世間離れした家族、やっぱ全員Bだとしみじみ実感する瞬間。


丸山山頂に到着。山頂には写真のような立派な展望台がある。この展望台に登らなければ展望は何も得られない。空はあっという間に明るくなり、今日も快晴の予感。いまごろ道路は行楽地に向かう車で大渋滞だろう。子供たちは展望台の上に見える双眼鏡(望遠鏡)に興味、RIKIは昨日これを「人」だと勘違いし、「ずいぶん早く登る物好きな人がいるなあ」と思ったが、結局物好きは自分であった。




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