奥多摩武蔵?・棒ノ折(969m)

お箸が折れて水没地獄の巻


8月下旬に念願の北アルプス・槍ケ岳に登頂成功という輝かしい記録を樹立したB型ファミリーであったが、「楽しい出来事の後には、苦難あり」のことわざ(?)通り、9月、10月と仕事の大雪崩に遭遇してしまったRIKI、その間モンモンとした日々を過ごすのであった。
こうした状況の中、10月28日、29日と奥多摩・奥茶屋キャンプ場にて、ファミリーハイキングMLの第1回サミットが行われることになった。このサミットに「B型1号」のけんすけと参加すべく、B型ファミリーは埼玉側より「棒ノ折」を攻略、その勢いをかって一気に奥多摩地域に進軍する作戦を実行!!

尚、テント道具一式を今年の5月に購入したのはよかったが、その後なかなか出番がなく、テントちゃんも悶々としていたのであったが、ようやく今回、晴れてデビューを飾ることとなった。

<日時>
2000年10月28日、29日

<メンバー>
B型1号・けんすけ、B型4号・無体力トレッカー

<コース&たいむ>
名栗湖畔・白谷沢登山口 8:15 →(白谷沢) →(岩茸石)
→11:30 棒ノ折山頂 12:30 (急坂)→
13:30 奥茶屋キャンプ場(ファミリーハイキングサミット)

翌日:バスで川井駅まで行き電車で帰る。



登山開始


登るところは埼玉の名栗湖畔からで、下山は東京・奥多摩。埼玉側の白谷沢登山道は素晴らしい。ちょっと感動的である。沢登り気分が(あくまで気分)手ごろに味わえる。岩壁が両側から迫り(ゴルジュという)、首都圏の近場にこんなところがあったのか?と思わせてくれる。絶対(特にファミリー)にお勧め。


登山口の名栗湖畔 秋なのに新緑のようだった テント一式担ぐRIKI。
お、重い・・・。



B型ファミリー、ゴルジュを行く。↓

おー沢登り気分だ〜 ゴルジュ地形。いいですね〜この雰囲気! ちょっとしたクサリ場もあるよ。


しかしRIKIは2ヶ月ぶりの登山。後半の階段歩きでヘロヘロのバテバテになってしまった。足が上がらない・・・。山頂に近づく頃にはB型1号にすっかり差をつけられてしまった。


白孔雀ノ滝にて。 階段歩き。つら〜。 岩茸石に登って遊ぶ


山頂では生憎の曇り空で霞んだ展望しか得られずちょっと残念。しかも昼食の途中にお箸が「ポキ」と折れてしまった!山の名前の通りだけど、なんかイヤな予感・・・
そうこうしているうちに、ファミハイメンバーの田村さんとあずさちゃん親子が到着する。再会の握手。

12:30頃奥茶屋に向けて、4名で下山開始。この親子・・速い速い。疾風のように駆け下りていく。RIKIも最初は頑張るも、途中でヒザが大笑いしはじめ、追っかけリタイヤ。やっぱ年季が違うぜ、と思い知らされる。
クタクタになって一時間ほどでようやく奥茶屋に到着。ファミリーハイクML創始者、亀足隊長の歓迎を受ける。

山頂にて。田村さん撮影 奥茶屋キャンプ場が見えてきた ワサビ田がきれいだった。



このあとはカメラが浸水してしまい、写真なし。


奥茶屋キャンプ場

亀足家のさあやちゃん、しおりちゃん、フセイン直樹家のあおいちゃんと初対面!感動・・みんなお行儀が良くて元気いっぱいだ。かわいいなあ。

テント設営後、子供達が釣りをしているのを見に行くRIKI。おーたくさん釣れてるね〜。魚が掛かってプツンと糸が切れてしまい、魚はウキを引きずりながら泳いでいる。「よーしおじさんが獲ってやる」。反対側に廻りこんで魚がついているウキに手を伸ばす・・がしかし届かず。あきらめて戻ろうとしたとき事件は起こった。足を掛けた岩にはコケがびっしりついていて、ツルっと滑る、ワワワ・・・見事に川の中に背中まで沈してしまいました。全身ずぶぬれ・・・あ〜あ恥ずかしいな。けんすけ「どうせ落ちるんだったら、魚とってきてよね!」頭をはたく。
上はザックにフリースがあったから良かったが、下は着替えがない。田村サーブにジャージをお借りする。感謝です(涙)


釣りするファミハイの主役たち。
この池に水没した。


夕刻には山下さんご夫妻、西堀さんチームもご登場、役者が揃い、宴会が始まる。雨も降ってきたが、レクレーション大部長田村サーブの名進行役で楽しく宴会が進む。子供達も大喜びだ。

21:00頃けんすけの様子がちょっとおかしい「どうした?」「ランタン触ってやけどした」。テントに戻って冷え切った缶ビールで手を冷やす。「いたいいたい」すごく痛がっている。薬をつけては、また冷やす。こういうオヤジでも手を握ってやると痛みが和らぐようだ。手を離すとまた痛がる。しょうがないから眠りにつくまでずっと横につく。・・・・いつのまにか一緒に寝入ったようだ。気がついたら朝だった。

翌朝は30分ほどバス停まで歩き、始発で帰途。今回は、いろいろ我が隊にハプニングが起こってしまったが、とっても充実した2日間を過ごすことができた。みなさまもお箸が折れた時は、「水没」と「やけど」にはくれぐれもご注意を!!


おわり


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