マシンを速く走らせる事
このページは作者が思ったり感じたりした事を書いております。

真似をして出来なかったり事故等になっても責任は取れません。
この事を理解された方のみお読みください。

  今までにも何度か走り方の指導をした事が有ります。
その時に言われる事は、「自分は走行会でもそれなりのタイムたけど、もう少し
早くなりたい」と言います。そこで隣に乗ると、さほどの速度でも無いのに恐怖の一言でした。早いのはマシン?。と感じたのは正直なところです。

 早く走ると言う事を間違って理解している様なのです。別に僕には関係ない事
なのですが、そう言う人達が事故って他の人を巻き添えするのも困るので、僕
の知ってる範囲で説明します。





走り方を考え為のコツ

1 エンジンパワーを無駄にしない
2 ハンドル切るのはブレーキの一つ
3 横Gは少ない方がタイムが早い
解 説

1  エンジンのパワーは無限ではありません。当然の様ですが、最近は高性能のエンジ
  ンが多く実感が無いのではありませんか?。一寸の改造で400psも越せるエンジンも
  有るようですが、使い方を間違えば100PSも400PSも同じです。
  上手に使って本来のパワーを引き出せるのだと思います。

2  ハンドルを切る行為はエンジンにとってはブレーキです。と言っても実感は無いです
  よね。試しにエンジンが掛かっていない車を押してみて下さい。その時ハンドル切ら
  れたら急に重くなる筈です。実際走っているときはその重さをエンジンに負担させる
  事になるんです。ほんの少しの事ですがレースで競っている時はこの差が勝敗にな
  ります。

3  走りを考えると走行ラインを気にする様になる筈です。そして幾つかの走行ラインが
 見つかる筈です。どのラインにするかはコーナーでのGの少ないラインが意外とタイムが
 良いのです。



練習方法

ライン取り

1  峠などの登り道路を使います。
2  ギヤは出来るだけハイギヤを使い、ノッキングを起こすギリギリのギヤで走る。
3  アウトインアウトでノッキングが起こらない走行ラインを探す。

簡単な様ですが以外と大変です。
くれぐれもセンターラインをはみ出さないで下さい。

この走りでグリップ走行のラインを走れればタイムは縮むと思います。

ラインのコツ

 ラインは出口のラインを考えて入るラインを考えます。
 コーナーでステアリングを切り込むタイミングの問題になります。



ブレーキとアクセル

1 コーナーでのブレーキは直線で使用する。
  (ヒールアンドトゥで減速する場合も同じ)

2 ブレーキを離した後はアクセルオン。
3 コーナーはアクセルを踏みながら進入し、マシンの向きはステアリングだけ
  ではなく、アクセルのオンオフでも制御する。

これは基本です。
レースで抜く場合は違いますのでご注意。

この走りの場合は特に弱アンダーステアのセッティングのマシンが乗りやすいです。



ヒール&トゥ

コーナーの入り口で減速をした後、素早く加速する為には加速に適したギヤに入って
いれば加速が良くなります。
ところが、速度は同じでもギヤが違えば回転数が違います。

その為、ブレーキを踏みながら、回転数を合わせるには、つま先でブレーキを踏んで、
カカトでアクセルを一瞬踏み込みます。
だからヒール(カカト)アンドトゥ(つま先)と呼ばれます。