「パマネンのワンマン・ディナーショウ」大塚Welcomeback
今夜の出演は「ぱ〜まねんつ」、「キン肉マンII世」のテーマがただ今オンエア中と、絶好調の大物バンド。ウェルカムバックに初登場です。
メンバーひとり一人の高い技量に支えられてバンド・サウンドは実にカラフル。事前資料には「確信犯的歌謡ロック」とありましたが、う〜んその通りっ!マイナーのロケンロールから豪快なファンク・ナンバーまでと、間口の広さを誇るバンドです。例えば全員で気持ち良さそうにトリッキーなリズムを刻んだりする構成には、勘所を熟知したアレンジの冴えを感じました。
フロントに立つのは全ての楽曲を作り歌うギターの田光さん。某図かずお似なのは大きなマイナスポイントですが、フルアコを小脇に抱え気持ちよさそうに歌うところはカッコいい。テレキャスターに持ち替えて弾きまくったソロは激しかったですねぇ。コード弾きのソロ、なんていう荒業を披露してくれたのはベースのトムさん。彼はイエロー・チキン・ブラザース・バンドでも活躍するベーシストです。ドラムの真野さんはえらい若そうなのに上手い!タイトでシンプルだし歌心いっぱいのオカズも、抜群のセンスで光っていました。とってもとってもとっても意外だったのは、なんといってもサックス&フルートのカヨさんでしょう。ソロにヴォーカルにと大活躍です。リハまではどこにでもいそうな大人しそうなオジョーサマだったのに、本番は真っ黒なドレスに金ラメだもんなぁ。ソロがまたすごいんだヮこれが。Eストリート・バンドのクレモンスもはだしで逃げ出しそうな、ファンキーでブルージーで荒々しいフレーズを連発。「あっれ〜ご無体なぁ」と押し倒されてしまいそうです。