2004年1月27日

久しぶりに空の上から、北海道に降り立つ

社用で北海道に出張が入った。

久しぶりに北に向かう飛行機に乗り込んだ。

羽田の34Rを離陸して着たに進路をとる。
いつもらな右手に日本アルプスを見るのだが、今日は左手に山々を見ながら北上する。

雲が多く地形がわからない時をしばらく過ごし、ディセントに入る。雲を抜けると千歳の山々、雪に抱かれている。久しぶりの北海道の大地だ

大きな平原、雪に覆われた農地、牧草地、山々、町並み、まっすぐな道路

除雪の行き届いた滑走路に747-400はふわりとランディングした。

函館本線に乗り、目的地に移動する。普段は飛行機ばんざい!電車はいやだと言っているのだが、まっすぐな線路、雪の平原を走る列車に乗って外を見ていると列車もいいななんて思ってしまう。これも北海道の大地の威力なのか?降り積もった雪はさらさらと風に吹かれ舞う。寒いけど日が照っていればきらきらと澄んだ空気が心地よいぐらいだ。

しかしマイナス8度の屋外は数十分いると芯から冷えてくる。やっぱり寒いや

めずらしく泊まりがけの出張の泊地は旭川になった。ホテルは駅の改札を出て、外に出なくてもいいという立地、便利だけど風情のかけらもない・・・。食事に行く前に市内を散策する。駅前の歩道はヒーティングシステムが埋め込まれているようで雪は積もっていない。寒いけれど風がなければ粉雪の降る中、街頭に照らされた白い町を心地よく歩く。駅前では氷の彫刻を数人がかりで制作中だ。(なんだかピンぼけだ↓)

散策をしながら探すのは市場だ、出張先での散歩コースには最適だが、旭川には一般向けの市場がないらしい

数ブロック歩くと、融雪歩道はとぎれて雪の歩道を歩くことになる。キュキュと粉雪を踏みながら歩く。数十分歩くと体も暖まって寒くなくなる。大きな店舗は横浜と変わらない規模と品揃えを誇るが、小さなお店で売っているものが興味深い。滝沢板金店というお店ではストーブの煙突や排気管ばかりを作っているようだ。横浜にはない。

食事は北海道の魚を肴に美味しく済ませた。

店から宿に戻る路面も雪、横断歩道はスタッドレスタイヤに磨かれツルツルに凍っているから注意、知らない街をすぐ宿に戻るのがなんとなくもったいなくて、シャッターの降りてしまった店舗が並ぶ繁華街をのんびり歩く。普段の生活ではこんなに町中をのんびり歩くことはない。すこしだけホッとした時間を過ごしたような気がする。

宴会帰りの会社員の集団が楽しそうに通り過ぎる。おじさん社員がが若いOLをちゃかす、さらっと笑って流すOLが彼らの気楽な関係を伺わせる。横浜で買っていった安い手袋が暖かくて少し嬉しい気持ちの僕は、そんなちょっとした事が嬉しくなったりして・・・

旭川の街は小樽や札幌のようにこれといった観光の目玉がないような気がする、だから媚びていない自然なままの街並みがかえって心地よい感じがしてしまうのは僕があまのじゃくだからかな・・・

雪の上を歩きながら、そうだ娘をスキーに連れていってやろう

ソリ遊びでもいいな

ふと思いついた。

宿について部屋にはいると暖房で暑いぐらい、外のしっとりと寒い空気から乾燥した暖かい部屋に・・・寒いのはやだけど乾燥したホテルのシングルルームは好きになれない。旭川の夜は真面目なまま日が変わる時間になった。

そして今、札幌から帰る747の機上のひととき、前と両側、後ろに人がいないので椅子を倒してPowerbookG4を開いている。いきなり前の座席を倒されるとPowerbookの液晶が挟まれ壊れそうになるので非常にこわい。そうゆう意味で前の座席に人がいないのは快適に過ごす大事な要素になる。

ここまで書いて珈琲を飲み終わって、そろそろ機種を下げ始めディセントに入ったようだ。これだから飛行機はやめられない。前言撤回。やっぱり僕は飛行機の移動が大好きだ!

いつもあまり意味のない事書いてるが、今回は本当にそうだ(^^)