桑 山 邸
(綜・環境計画研究所)
・・・ 写真クリックすると大きな画面で見られます ・・・

外観2



所在地:東京都立川市一番町
敷地面積:104.39u
延床面積:80.38u


施工:渡井建設株式会社

この建物は東京郊外の住宅地に建っています
周りは栗林や生産緑地に囲まれ
本当にここが東京都かと疑いたくなります
外観は珪藻土クシ引き仕上で素朴さを出し
まるでキノコが生えてきたような感じをデザインしています
内装にも自然材料をふんだんに使った
健康思考の住宅です


外観2

木のバルコニーが特徴的な外観です
1階のダブル山型窓部分が私のデザインオフィスです


アプローチ

建物のアプローチは
アイストップにモミジを配し
しっとりと人を出迎えてくれます


坪庭

坪庭は光と風を建物の奥深くまで導き入れ
居住性は抜群です
睡蓮鉢には
近くの河原ですくってきた小さな魚たちが
すいすい泳いでいます


ダイニングキッチン廻り1 ダイニングキッチン廻り2

ヨーロッパの山小屋風ダイニングキッチンです
キッチンカウンターや扉は無垢の木板で造りました
造り付けテーブルも無垢板を加工して製作しました
いずれも私のデザインを大工さんが楽しみながら現場施工してくれました
荒っぽいですが素朴で温かみのある手作り家具です
床も無垢のパイン材を張りつめ
ワックスをかけただけの仕上です
天井の「コウリョウ板」は中国の葦(アシ)に似た植物を
ホルムアルデヒドの入っていない接着剤で固めたもので
結露防止効果と適度の吸音性があり
素朴でおもしろい材料です


ロフトから

ダイニングキッチンと居間は坪庭を挟んで向かい合っています
内部と外部が混じり合った不思議な空間です


浴室1 浴室2 浴室3

2階浴室は室内側に大きな開口部を持ち
その先に坪庭
またその先に栗林と
借景を楽しめるお風呂です
また朝日を浴びながらのシャワーも最高です
ここからダイニングやリビングの様子が伺えます
壁と天井は
普通は和箪笥などに使う桐の板張り仕上です
断熱性に優れ
また防虫効果もある材料ですが
カビや腐りに問題があるかどうか
とりあえずは実験中です
約1年半たった今も何事もなく健在です


事務所1 事務所2

この住宅は実は私たちの家です
この1階が私のデザインオフィス(綜・環境計画研究所)になっています
今では一般的になりつつあるSOHO(スモールオフィス ホームオフィス)スタイルの事務所です

全ての建築は住宅に始まるとも言います
そんなヒューマンな空間を大切にし
皆様とのコミュニケーションと共同作業で
ここにしか無いあなただけの空間を
じっくりと創造してみませんか


外部中庭の様子



作品リストに戻る


Home