旅行記 イギリス(2000年春)編 その2 |
イギリスはじぇんとるな国?!編 |
さて、巷では”英国紳士”なんて云う言い方をよく聞きますが本当にそうなんでしょうか?Rhymeがイギリスでいろいろなパターンですれ違った人々を見てみましょう。 |
ドアを挟んでばったり Rhymeのイギリス上陸初日、トランクを引きずってホテルに入ろうとしたら、向から女性がやってきました。”開けようにも手がふさがっているし、どうしよう・・・”と一瞬悩んでいたら、女性はドアを開けて”Please.”。どうやら先にどうぞと云う事らしいので、”Thank you.”と声をかけて中に入りました。この後の女性の一言にRhymeは感激しました。”Thank you.”、そう、イギリスは紳士淑女の国だったのです。 日本だったらどうだったでしょう?上の様なことも有るかもしれませんが、大抵、相手の人は”ドアを開けてまず自分が通ってからドアを押さえている”といったところでしょう。また、こちらが”どうも”と声を掛けたところで返事を返してくれる人は少ないでしょうね。 イギリスでの譲り合いとは、”相手に優先権を与える”と云う事では無く”相手のために出来ることをする”と云う事の様です。 |
2人で並んでのんびり道を歩いてました と、後ろから普通に歩いてきたおじさんが、”Excuse me.”。こっちは慌てて寄って”Sorry.”。おじさん、抜きながら”Thank you.”。日本では”邪魔なんだよ、ボケ”位言われそうなもんですがねぇ。 |
逆にこっちが急いでいた時 Rhymeたちが後ろから接近していることを察知した人は、脇に寄ってくれて”Sorry.”若しくは”Please.”。こっちはすかさず、”Thank you.”です。大抵の場合、相手の人も”Thank you.”若しくは”Sorry”と返してくれます。 この逆もしたりです。Rhymeたちが寄っても同じ会話がなされます。 日本ではどうですかねぇ・・・まず、上の様な会話は無いですよねぇ・・・強引に抜くとか、後ろの迷惑顧みずいつまでもちんたら歩いていたり、ちょっと寄ってもらおうと声を掛けると逆切れされたり。 |
終電間際のEarl's court駅のなが〜〜いエスカレーターにて 遥か下から”Excuse me!!”と女の子の声。どうも終電への乗り換えに間に合うか否かの瀬戸際のようで、必至になってエスカレーターを駆け上ってきます(イギリス(ロンドンだけなのか?)では、エスカレーターは左は止まっている人、右が歩く人となっていて、老いも若きもそうしています。東京とは違いますね)。ちゃんと右側を走っているので問題無いように思えますが、飛び出してくる人がいるといけないと思ってのことでしょう。 ここまでで書いたことは、本当に日常茶飯事に行われている会話(一番最後のはちと違うか??)です。日本ではちょっとしたこういうやり取りが行われていないのが現実ですよね?でも、こういうちょっとしたやり取りで気持ち良く過ごせるのも事実です。変な国の変なことばかりまねしないで、ちょっとはこういう良い文化を真似して欲しいものです。 |
道路を渡る そうそう、道を歩いている時に遭遇する事をもう少し書いておきましょう。 道を渡るとき、横断歩道が有ればそれを使うのが良いのですが、無かった場合はどうしましょう??イギリスでは”人優先”です。渡ろうとしている人がいた場合、車は止まってくれます。”減速してくれているな”と感じたら渡ってしまっても良いかもしれません。また、どっちから車が来るかと云うのは、交差点だと足下に矢印が書いてありますので、その方向から車がきます(合理的ねぇ)。これらを知らなかった上陸初日、止まってくれたトラックを前におろおろしていると”○×△(恐らく早く渡れ!)”と怒られてしまいました。とほほ・・・ただし、横断歩道の無い場所での横断は”自己責任”です(これは他のコーナーでも出てくる事なのですが)。イギリスでは自己責任に任される部分が非常に多いです。 |
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