山行記 マチガ沢東尾根(2005年7月31日)編


聞いてないよのマチガ沢東尾根

指導センタ->厳合新道->シンセン沢->マチガ沢東尾根
->谷川岳->天神平>指導センタ(晴れ)
今回は1日工程のほんちゃん、バットレスよりは少し楽かなと...いやいや、そうは問屋が卸しませんでした。

登山指導センタに前夜泊、Rhyme含む一部車組みは当日未明合流で総勢12人で4時スタート。
厳合新道からシンセン沢に下り、雪渓を越えるのですが端に乗っていると雪渓が折れました(^^; 崩落ではなかったので驚いただけですけど気をつけないといけないですね。

シンセン沢に下りたところでショートロープでアンザンレンし、ここからはコンテで進みます。パーティー分けはトップは大森さん、ONさんでそれぞれ6人で2パーティーです。

コンテでシンセン沢を詰めて行きますが、藪漕ぎ・草付き登りばかりで岩がありません。シンセンのコルで尾根に取り付いたらあるだろう、ってやっぱりありませんでした。岩峰が2つあるだけで、しかも1つは巻くのでほとんど岩は無しです。聞いてないよぉ...

シンセン沢のコル付近から第2岩峰 ->

尾根自体は草付き主流で難易度はそれほどではないのですが、トラバースや巻く時は注意です。岩はもろく剥がれる・抜ける・ロープですれて落ちるのオンパレード、落石だらけ。コンテなので逃げようもありません...いや、本当にやばかったんです。真上からの直径10cmほどの落石は体をずらしてかわし(ぶぅん、と云う良い音がしました)、7、8m先を落ちてきた直径20cmほどの石は岩に当たった時に二つに割れて1つがRhymeめがけて飛んできます。どう避けようか(避けるも何も張り付いているので向きを変えてザックに当てるしか手は無いのですが)逡巡しているうちに若干下にコースを変えたのですが、その瞬間私の真下にいたドクターKの動く気配、一瞬後”ガチン”と云う音。振り返ると1本だけ持っていたストックで弾き飛ばしてました。器用なものです(^^)

第2岩峰は直登ですがしっかりしています。第1岩峰は右に巻きます。藪漕ぎなので足元に十分注意します。

核心はオキノ耳直下!クライミングシューズなら難なく乗りこせるのですが今回は山靴。なかなかフリクションがかからず女性陣は大苦戦です。男性陣もそう簡単にはいきません。結構大胆に行かなければなりません。

ここを越えればそこは頂上。変なところから登ってきたぁ、と騒ぐ一般の人たちと合流です。Rhymeの頂上に着いての第一声は”こんなとこ二度と来ねぇぞお!”でしたが、今となってはもう一度落ち着いて行きたい、です。

あとは一般縦走路を天神平に向けて下りるだけ。暑かったです、今回は...なので温泉に行ってから解散!

ルートとトラックのGPSデータ(カシミール3DのGPSファイル=GDB形式)

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