ロビンの日記 Page27
今年のゴールデンウィークは長かった。 そんなことにも気付かずにいつものように近所の川の散歩でもしようと思っていたんだけど、ふと、新聞を見ると今年は旅行に出る人が多いって書いてあった。 あれ、そうなんだー、と思ってカレンダーを見たら、何もしなくても5連休。 あと1日休みを増やせば7連休じゃん! どっかいくっきゃない! とは思った子守は早速旅行の算段。 子守の仕事事情とかあって、結局2日も多く休んで、当初の計画と違う9連休になりました。 さて、ロビンがどこに行ったかというと・・・遂にロビンが海を越えました!!
日にち: 2004年5月1日(土曜日)〜5月3日(月曜日) 北海道旅行 その1
まだ日の出前のフェリーポートこれが、海を越える為の船!
どこに行ったのか・・・うふふ、正解はほっかいどーでした。

前々から、子守は北海道に行きたかった。
でも、北海道は遠いし、実は青函トンネルが車は通れないと知らなかった。
その後、トンネル君は電車オンリーと知ってがっかりしたけど、それならフェリーがあるじゃんか、とチェック、チェック。

そしたら、フェリーってペットに冷たかった。
ペットルームとかっていうのがある船もあるけど、その場合、檻に入れたペットは飼い主と乗船中は引き離されてしまう。

目に入れても痛くないロビンを檻なんかに入れて何時間も放っておける子守ではない。
たいした親ばかなのだ。
でも、北海道には行きたい・・・。

フェリーの前でポーズそこで、やっとの妥協点が、一番短い時間のフェリーに乗ることだった。
それが、これ。 本州最北端を自称する青森下北半島の先っぽにある大間から北海道の南端にある函館までのフェリーでした。
このフェリーの場合ペットルームは無くって、ペットは車に残留させられる。
その間、人間は車には居られない。
でも、港間の航行時間は1時間40分。
ロビンが車に一人で過ごせない時間ではない・・・と子守は思った。

そして、GW。
4月30日は仕事の都合でどうしても休めなかったので、5月1日(土)の朝9時、東京を出発した。
フェリーは翌2日の朝6時半大間を出帆する。
出帆の40分前までにはチェックインしなければならない。
そこで1日掛りで東京から青森最北端へとドライブに出ることになった。

川口から青森東までの東北自動車道は話によると休みなしで約10時間のドライブ。
さらに青森から大間までは3時間程度のドライブとのこと。
時間のロスを省くために、途中の宿泊はなし。
眠くなったらサービスエリアとかで眠るという無鉄砲な計画だったけど、計画通りSAと、青森から大間への国道では途中のコンビニの駐車場で休みながら、遂に大間に着いた。 朝の3時半頃だった。
青森から大間へは暗闇の中を走ったけれど、カーナビなしでも迷わずに行けた。 よかったー。

そらが明るくなってくる一番上の写真は、到着後しばらくの夜明け前のフェリーの写真。
すぐ上の写真のロビンはまだ眠たげだけど、夜明け頃のフェリーと記念撮影。
横の写真は周囲の漁船と、朝焼けの空。

早朝にフェリー埠頭に着いたのに、もうチェックインは始まっていて、数人が列をなしていた。
予約はできていたし、料金も振り込み済みだったので、子守は書類も事前に貰っていてすでに記入済みだった。
列の後ろに記入した書類と車検証とJAFの会員証を手に並んだ。
JAFの会員証はJAF値引きをしてもらったのでその証明のためだ。

ペットが一緒であることを窓口で申請して、ペットに何があっても船会社に責任をとらせないというような趣旨の書類にサインをすると「ペット積載車」と大きく書いたA4サイズの紙をくれた。
これをダッシュボード上に外から見えやすくおいて置くことという。

車が船に入っていくー6時前くらいから係員が車に並んで駐車するように指導を始めた。
遅く乗ったほうが早く下船できるのかと思ってゆっくりと並んだけど、結局乗り口と降り口は逆だったので、先に乗った車が先に下船するシステムだった・・・笑。
よく考えてみれば、そりゃあバックで車を下船させるわけがない。

写真は乗船する車たち。
既に、夜が明けて明るくなっている。

さすがGWとあって、船は満杯だった。
このフェリーは、車できた人は全員車に乗ったまま乗船できる。
ほかのフェリーは、ドライバーのみ車で乗船し、同乗者は歩いて乗船するというようなシステムもあるらしい。
乗船は徒歩の人間が最初、次にバイク、最後が車両だった。
係員が順番に駐車場所に車を誘導する。
風がつよい車を停めると、続々と皆車から降りる。
フェリーの中では人間は車に残留できない。
子守も車にロビンを残して後ろ髪を引かれながらデッキにあがった。

船室を覗いてみたが、既に人間スペースはいっぱい。
デッキ上のベンチには多少空きがあったが、後から来る人は座れなかったし、子守達は下手に座ってて船酔いするといけないので敢えて席を立ってデッキに立った。

席にあぶれた若者は外のデッキに座り込んでいた。
元気な子供たちは外を見たくてデッキに立っている。
かもめにえさを投げている人も居る。 
かもめは器用にえさをキャッチする。
出帆してもずっとかもめは船に着いてきていた。
そばには泳いでいるイルカのグループもいて、背中のフィンが波間から見え隠れする。
天気も上々、ちょっとした船の旅だった。


でも、今頃ロビンは暗い車の中。
船酔いなんてしてないといいんだけど・・・。
函館の公園だよ8時10分、函館に到着した。
5月2日(日)お天気は晴れ。

早朝の函館。
ロビンは長いドライブと船旅で疲れている。
どこかでロビンを遊ばせてあげなければ・・・ということで、子守は函館にある大きな公園に向かった。
「道南四季の杜公園」

函館港からずっと丘を上がったところにあって、ここへ向かう道路からは函館港を遠くに見下ろすことができる。
公園は昨年の夏にできたばかりの真新しい公園だ。
まだ、公園の一部しかできていない。
しかし、その一部ですら、朝の9時からの開園だったのに、意外にも下船がスムーズだったので、開園前に公園に着いてしまった。

しばし悩む、子守。
公園にひぐまが?だが、GWとあって、行楽に出かける人たちは生半可な覚悟ではなかった。
既に開園前の公園に車を入れて入場している人たちがいる。
この公園は入場料はとらない。
駐車場も無料である。
料金的にはごまかしているわけではないよね、と、言い訳しつつ、ほかの入場者の真似をして公園に入った。

開園前とあって、さすがに人が少ない。
入園していく人々はそれぞれ目的の場所があるらしく、さっそと公園の奥へ消えていく。
入口からすぐの芝生の広場は広々としているのに、立ち止まるひとがいない。
申し訳ないと思いつつ、ロビンはここでちょっとだけ自由に走ってしまった。
これだけ広い芝生に誰もいないなんて、東京ではありえない。

そして、その後、見つけたのがこの看板。
公園にヒグマが?


早朝や日没時にはヒグマが・・・と言われると、今はまさに朝。(冷汗)
これ以上公園に入り込むのはやめよう、と子守はあとずさる。
広いよ、この公園行く前からこの時期は冬眠から覚めたヒグマが出没する時期ときいてびびっていた子守は、公園にまでこんな注意書きがあるという事実にまじでおびえてしまいましたー。
東京に戻ってからWEBで調べたら確かに函館ってヒグマが多く出没する地域でした・・・。

左の写真は、公園の真ん中の広場での記念撮影。
時間がたつときっと人の溢れるだろうこの芝生や広場も、開園前の早朝にはがらーんとしてました。
おかげさまでロビンは長いドライブとフェリーの疲れを癒すことができました。

それにしても、早く入場してしまってごめんなさい。
その上、ノーリードで芝生の上を走ってしまってごめんなさい。
そして、ありがとうございました。
長万部のかにめしかにめしの蓋を開けると・・・公園でストレス発散したロビンは、一路今夜の宿であるひらふに向かった。
本当は、鹿部にでも寄って間欠泉でも見ていこうという計画もあったのだけど、ドライバーのS夫がギブアップ。
長時間のドライブでとても観光できるような体調ではないという。

途中、大沼公園に行く道のはずれにある駐車場に車をとめて休憩。
偶然、そこを通過するSLを見るという幸運にも遭遇。

だが、函館からしばらくは国道はGW渋滞で、抜けるまでは疲れ果てたロビン一行にはかなりつらかった。
あてにしていた森町の道の駅は花見のお客さんで満杯で入れず、結局まっすぐに長万部を通過。

長万部では子守達は期待していた「かにめし」でお昼。
決して派手な味ではないけれど、考えてみるとほかでは味わえない味だった。
店によって違うのだろうけれど、これは1,000円のお弁当でした。
ユニタスログビレッジでーすそして、今日の宿に到着。
時間を忘れてしまったけれど5時近かったのではと思う。
1時間半くらいあとの6時半を食事の時間にした・・・ような気がする。

ここは、ユニタスログビレッジ
ひらふにスキーをしに来る人の格好の宿泊場所だ。
ログハウスが並んでいて、一棟貸しも、部屋貸しもある。
ロビン一家は安く上げるために2人用の部屋を借りたが、予約時の電話で「Gレトリバーと一緒だと少し部屋が狭いかもしれませんよ」と言われてしまった。

確かに、中は人間2人と大型犬だとちょっと手狭か?とは思えたけれど、事前に思ったよりは広かった。
だが、チェックインした時にくれた説明書を読むと「大型犬は玄関まで」と書いてある。
予約するために「旅の窓口」を見て電話したときにはそんなことはいわれなかったし、ツインにしようか一棟貸しにしようか悩んだら、「Gレトリバーと一緒だと部屋が狭いだろう」って言ってたのに。

結局、綺麗に部屋を使ってお返しすればいいということ、と勝手に解釈させてもらいました。
ロビンは室内犬だし、もちろんよそのベッドには載せないし(家でだってカバーがかかってないときには絶対に乗せないし)、最後にはちゃんとローラーでお掃除する。
その上、ロビンは吠えないし(でも、これは玄関だけというのには関係ないと思うけど)、室内では排泄もしない。

何で大型犬は玄関までで、中型犬までは部屋でいいのか、よくわかりません。
小さい犬だって長毛の犬はいるし、室内でマーキングしちゃう子もいると思うし、ここはペンションでもホテルでもなくって、室内にいるのは本人たちだけだから他のお客さんを怖がらせることもないのにね。
ユニタスの室内これがお部屋の中です。
「玄関まで」というのは、外から入るドアのあとにもうひとつ内側のドアがあるので、その間が「玄関」になるっていうことだと思われます。
ちっちゃな玄関で、こんなところに犬を座らせてるほうがずっと邪魔な感じがする。

このあとの夕食は子守達だけで、ログビレッジのレストランです。
ロビンはお部屋にお留守番。
心配したけど何の問題もなく待っていました。

お夕食のメインは海鮮を焼いたもの。
ほかにスープカレーとナン、酢豚がでました。
ご飯とサラダとデザートの果物は自分で好きなだけ取れる。
奇妙な取り合わせではあったけれど、どれも美味しくって子守達は嬉しかったです。
ロビンには申し訳なかったけど、子守達は美味しい食事で思い切り疲れを癒しました。

ここの人たちもみんな感じのいい人たちばかりでした。
シェフと思われる人も何度もみんなの食事ペースを確認にでてきて、さりげなく気を使ってくれていたようだし、フロントの人たちも皆さんすごく対応がよくって「大型犬は玄関まで」なんて難しいことを言っている雰囲気ではぜんぜんありませんでした。
きっと今まで宿泊した犬連れのお客さんが良いマナーを示してくれているからではないでしょうか?
難しいことを口うるさく言わなくてもマナーができていればいいという不文律がある大人のリゾートなのかもしれませんね。

朝のお散歩ー5月3日(月)。 晴れ?と思ったら、雨の上に風の強い悪天候でした。

朝8時にチェックアウトをして、前日に見かけた国道5号にある川の公園へ。
行ってみてわかったのが、尻別川という川の名前と、リバーパークという公園名。
早朝のせいか、雨のせいか、もしくはGWの祝日でみんなの起きるのが遅いからなのか、人気がない。
駐車場に犬連れできているひとの姿をちらっと見かけたが、すぐにその人たちは川の向こう岸に行ってしまった。

ロビンは、こっち側で、ゆうゆうと一人お散歩ができた。
パークゴルフ場というのだろうか、ゴルフのホールと番号のついたピンがある。
こんなところで無料でゴルフを手軽に楽しめるなんて羨ましい。
尻別川の向こう側には、綺麗にそびえる後方羊蹄山、「えぞ富士」とも呼ばれているらしい。
確かに、富士山のような立派な形をしている。

わーい、誰もいないよーほらね、こんなに人がいない。
ロビンも今日のドライブに備えて、ここで思いっきり羽を伸ばした。
旅行中というのに、子守達は平日よりずっと早起きで、早くからロビンと散歩している。
不思議に思うロビンなのであった。

でも、途中でかなりな雨が降り出して、慌てて一行は車に戻りました。
先の思いやられる天気です。
うまい水ってのはどんな味なの?今日の予定は、札幌観光。
ひらふからは羊蹄山をぐるりと回って、京極、喜茂別を経由して中山峠、定山渓を通過し、遂に札幌へ。
この写真は、途中、京極のふきだし公園。
湧き水が美味しいと評判の公園で、みんながペットボトルを手に訪れる。
上から覗いてみたけど、ここから降りる階段口には「ペットはこれ以上先は入らないでください」と書いてあったので水のところにはいけなかった。
他の道を通れば下までいけたのかもしれないけど、ロビン的には、ここからの眺めで満足しました。

この公園は意外に広々としていて、高いところに展望台もある。
ロビン一行は長い階段をよっこらしょっと上まで歩いて見てきました。

このあと、札幌まで行く道々、雨風がだんだんひどくなってくる。
札幌で車を駐車場に入れて北大や大通り公園をお散歩という本日の予定が段々実現不可能に思えてきた。
でも、せっかく北海道に来たんだから札幌は抜かせないよねー・・・。
札幌時計台で、札幌につく頃にはすっかりお散歩をする気はなくなっていた。
こんな雨のなか、わざわざ車を降りてロビンを濡らすなんて面倒くさすぎる。

急遽、札幌は車の中からの観光に変更。
先ずは北大の周りをうろうろ。
クラーク博士にはあえないけどね。

そして、北海道庁旧本庁舎を車窓から見学。
その流れで札幌時計台をやっぱり車窓から見学。
この道が大渋滞で、車から時計台を眺める時間だけは非常に長くとれて嬉しいやらイラつくやら・・・。

一旦右のレーンに入ってしまったせいで、左のレーンに入れなくなり、ならとりあえず右に曲がって渋滞を抜けようとしたら、来る交差点、交差点、どれも右折禁止ときている。
こんなに長い距離、全ての交差点が右折禁止なんて東京では見たことが無い。

結局、なんだかわけのわからない場所までいって遂に右折できる細い道を発見。
その後、渋滞を抜けて北上するとまた渋滞。
でも、どうしても、今日のお昼は目をつけていた豚丼を食べるのだ・・・と、子守の意地で目的地に到着したのでした。
ぶったどーんぶたぶたーロビンと一緒だと子守としては、お店で美味しいものが食べられない。
車にロビンを置き去りにする気になれないからだ。

そこで、テイクアウトの美味しそうなものを探すことになる。
これは、インターネットで見つけた豚丼屋、いっぴん
豚丼は帯広の専売特許だが、このチェーンは札幌にも出店を出している。
このあとの旅程に帯広が入っていることは入っているのだが、昼食時にうまく当たらない。
そこで、ここで豚丼を食べようとなったのだ。

これは美味しかった。
前に食べた吉野家の豚丼とは似ても似つかない。
柔らかい豚は脂肪までおいしい。
その上、甘辛のタレがいい。
ところで、北海道の人って全般的に甘めな味付けが好きなんじゃないかな?
この部屋、ちょと何?やっぱり雨が降っちゃうと、観光ってつまらない。
ロビンは雨の中歩くが嫌いだし、濡れてどろどろになるロビンを雨の中車に乗せるのもちょっとつらい。
結局楽しみにしていた札幌も、ほとんど楽しめませんでした。 残念。
そして、昼食後はすっかり疲れてしまったので、さっさと札幌を後にして、今夜の宿のある千歳へ向かった。
道央自動車道(高速)に乗ろうかなー、という気持ちはあったけど、この天気で早く千歳に着いても仕方がないので国道36号を南下。

ところが、意外な発見!
おいおい、国道36号って、大型パチンコ店がたくさんあるー。
ロビンも思わず涎が・・・。
なになに、北海道の人ってパチンコが好きなのねー。
ロビンもよー。 (英語で、 So do I と言っている)(笑)
いつの日か、この町でパチンコをやりたいと夢をみるのだった。

さて、ところでここが本日の宿、千歳リッチモンドホテル
意外に広いお部屋ここも「旅の窓口」で見つけたホテル。
大型犬でも一緒に泊まれる。

電話でちゃんとGレトリバーと一緒と伝えてあったのに、チェックイン時に「小さい犬ですか?」と訊かれた。
ユニタスのように「大型犬なら外で」といきなり言われるのを警戒して、思わずこちらも「Gレトリバーって言ってありますけど」と交戦体制l口調になってしまいました。
でも、そんなことは言われもしなかったし、実際にはこのホテルの人たちはみんな犬が好きみたいでどの人もみんなロビンをやさしく歓迎してくれました。

最初、千歳についてこのホテルを見つけたときには、正直に言うとホテルの人には申し訳ないけど、「しまった」と思いました。
外観がちょっと思っていたほどきれいではなかったので。
これは、中も WEB で見たほど綺麗ではなさそうだな、と。

ところが、部屋に入ってびっくり。
綺麗にしていたし、犬連れということもあって、ルームチャージ6,300円也のデラックスダブルを頼んであったせいか、部屋が広かったー。
部屋だけではなく、浴室がひろくて、本当ならトイレのあるべきユニットバスの大きいやつからトイレをなくしたような広さでした。

トイレは別にあって、そちらも広々。
古い建物だろうけれども、かなり居心地のいい部屋でした。
ベッドはこのとおり、ちょっとラブホちっくかも・・・(笑)
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