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「ワールドマスター」の魔法
自 然 話 法 編

2000−04−01 作成


 「自然話法」というのは、自分の意志を「自然」の中に伝えて、超常的な作用を起こす魔法の一種です。
 神聖魔法や攻撃魔法と違うのは、「話者」(自然話法を操るもの)が「自然」に存在するものに、依頼をして、「自然」がそれに応じて初めて成立する魔法だからです。
 このネタの元はご存じの方もいらっしゃるでしょうが、「超少女明日香」です。ただ、「明日香」の場合は、自然の力を「借りる」ことができるのは「血筋」によるものでした。
 ワールドマスターでは、妖精(フェアリー)族ならだれでも属性が近い自然に対しては「お願い」して力を使うことができます。
 たとえば、花の妖精なら、花を訪れる動物の力を借りることから始まって、レベルが上がれば、風や大地を操ることができるようになります。
 その中で、「妖精王(フェアリーマスター)」と呼ばれる、妖精の最高の存在は、あらゆる自然の力を使うことができます。


 自然話法では、呪文を唱えたりはしません。属性に従って、「自然」と、それに属するものに「お願い」するのが基本です。 ですから、「自然話法」が使える者は、こう言うのです。

「○○さん、お願い!」


【主な自然話法】

攻撃系
「アリさん、お願い!」  どこからともなくアリが現れ、相手に襲いかかります。1匹、2匹なら咬まれても気になりませんが、咬まれた場所や伝染病のために、危うくなることがまれにあります。
 レベルが上がれば大量のアリが現れるようになり、その気になれば国を滅ぼすことも可能です。
「ウシさん、お願い!」  ウシが敵に向かって体当たりをします。ちゃんとした鎧か、それなりの防御力を備えていないと、あばら骨が折れたり、内臓が破裂する危険があります。
「カラスさん、お願い!」  カラスに限ったことではないのですが、鳥に対してお願いすると、敵に襲いかかります。攻撃方法は鋭いくちばしで相手の目を突いたり、急降下して相手に突き刺したりします。
 これも、レベルが上がれば鳥の大群が襲いかかるので、一国の軍隊を滅ぼすことも可能です。
「水の精霊さん、お願い!」 水の精霊が、水でできた槍を投げつけます。
「火の精霊さん、お願い!」 火の精霊が、敵にまとわりつきます。
「風の精霊さん、お願い!」 風の精霊が、竜巻を起こし、相手をはじき飛ばします。
「大地の精霊さん、お願い!」 大地の精霊が、地震を起こし、地割れの中に敵を引きずり込みます。
防御系
「カブトムシさん、お願い!」 カブトムシが飛んでくる武器を体当たりではじき飛ばします。
「ミエ蝶さん、お願い!」 保護色の強い蝶が、味方を周囲に溶け込ませるようにまとわりつきます。
「雲の精霊さん、お願い!」 雲の精霊が、日の光を遮ったり、霧を起こしたり、雨を降らせたりして、味方を有利に導きます。
「氷の精霊さん、お願い!」 氷の精霊が、氷で壁を作り、炎や武器を寄せ付けません。
「大木の精霊さん、お願い!」 樹齢100年を越える巨木が、精霊の力を借りて、あらゆるエネルギーを吸収しようとします。
治癒系
「赤トカゲさん、お願い!」 赤トカゲが傷口をなめて、治してくれます。
「ハリネズミさん、お願い!」 ハリネズミの針が、毒に冒されたり麻痺した体をよみがえらせます。
「金バチさん、お願い!」 金バチの針が、石化した体を元通りにします。
「沼の精霊さん、お願い!」 失われた気力を回復します。
「砂の精霊さん、お願い!」 失われた体力を回復します。
「灰の精霊さん、お願い!」 体力と気力を同時に回復します。
天気予報・占い系
「カエルさん、お願い!」 明日の天気が判ります。
「渡り鳥さん、お願い!」 遠く離れた場所の天気が判ります。
「砂漠トカゲさん、お願い!」 水、オアシスの場所を教えてくれます。
「ヒゲ魚さん、お願い!」 明日の運勢を、大吉・中吉・小吉のレベルで教えてくれます。
「セミ鯨さん、お願い!」 潮の流れを教えてくれます。
「ナツ鹿さん、お願い!」 恋愛運と、運命の相手について教えてくれます。

【作者からの反省の弁】

 意外とたくさん思いついたので、単に書き連ねてみたんですが、こんなにたくさん魔法の設定ができないことに気づきました。実際にはもっと絞り込みます。

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