モデリンピック’99
モデリンピック’99
'99 MODELINPIC in Osaka



- update 1999.11.15 -



ミンダナオ会、再び西へ!

「隊長!クルシーに「六甲おろし」が入ってきました。」
「サンテレビだな。大阪湾は近いぞ!」

てな会話が大阪へと向かう「のぞみ3号」で交わされたか どうかは定かではないが、魂魄の80番、ならぬ結婚式の引き出物、 もとい、模型をどっさり抱えた我々は新大阪の駅に降り立った。 4年に一度、関西の模型サークルが合同で行う展示会、 「モデリンピック」に参加するため、はるばる富士川ー糸魚川線 を超えてきたのである。

11月6日、7日に大阪府青少年会館で行われた 今年のモデリンピックは約30の模型サークルと約200名のモデラー が参加する大きなイベントとなった。来場者も2日間で1000名を突破し、 地元TVでも取り上げられたらしい。

東京から参加したのはわれらがミンダナオ会とMGS、 他1団体であった。関西の皆さんに我々の活動を知ってもらおう、 と今回の我々の展示は過去4年の回顧展示会といった内容にしてみた。 すなわち、95年度展示会「航空母艦」、96年度「駆逐艦」、 97年度「巡洋艦」、98年度「海上自衛隊」の作品から特別選抜された (残存)艦艇プラスアルファを展示。その総数は150隻にのぼり、 例によって艦艇密度(?)の高い展示で上方のモデラーをあきれさせて いたようだ。

それでは以下にそのときの写真の一部を紹介しよう。

  • HMS "Hermes"(1/700) (JPEG.14K)
    英国航空母艦「ハーミーズ」:河崎会員製作。(フェアリー企画)
    英国の初期の小型航空母艦。インド洋で南雲艦隊に撃沈された。

  • Argentina Aircraft Carrier "Veinticinco De Mayo"(1/700) (JPEG.13K)
    アルゼンチン航空母艦「ベインティシンコ・デ・マージョ」 :栗又会員製作。(フルスクラッチ)
    フォークランド紛争ではあまり活躍せず。艦載機は活躍したけど。

  • Argentina Cruiser "Veinticinco De Mayo"(1/700) (JPEG.13K)
    アルゼンチン巡洋艦「ベインティシンコ・デ・マージョ」 :篠塚会員製作。(フルスクラッチ)
    上記の艦の先代。イタリア製の重巡洋艦。

  • AVT-16 USS "Lexington"(1/700) (JPEG.12K)
    練習空母「レキシントン」:栗又会員製作。(ハセガワ改造)
    太平洋戦争からのベテランも湾岸戦争集結後引退。博物館に。

  • AS-405 JDS "Chiyoda"(1/700) (JPEG.13K)
    潜水艦救難艦「ちよだ」:清水会員製作。(フルスクラッチ)
    フルハルでミニジオラマ仕立て。任務が良く分かる?

  • IJN Destroyer "Kagero"(1/700) (JPEG.12K)
    駆逐艦「陽炎」:澤田会員製作。(ピットロード)
    艦橋の窓を抜くなどのデティールアップを施しています。

  • IJN Destroyer "Isokaze"(1/700) (JPEG.12K)
    駆逐艦「磯風」:澤田会員製作。(神戸技術廠)
    大正4年度計画の大型航洋駆逐艦。レジンキットを丁寧に仕上げています。

    我々が展示していた部屋には、 旧GF会のメンバーで発足した「NAVY YARD」さんが詳細に考証された 精密模型で来場者をうならせていた。同会の田中氏が主催されている 「上総湊海軍工廠」 から発売予定の1/700重巡洋艦「最上」(航空巡洋艦改装後) もお披露目になっていたのでもうすぐ発売されるだろう。 いっぽう岡山の「未完成チーム」 さんが多くの艦船模型で来場者の目を引いていた。 (「未完成チーム」の展示の様子は遠藤氏のホームページ 「模型の館」 で見られるかもしれません)

    来年7月22日、23日には艦船模型の合同展示会を 同じ場所でやろう!なんていう企画もあるらしい。 我々も「大阪夏の陣」に馳せ参じることになるのだろうか・・・

    最後に、モデリンピック実行委員会の皆さん、第八会議室の担当サークル であった「気狂家」さん、そしてご来場いただいた皆さん ありがとうございました。


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    Made:1999.11.15 / Updated:1999.11.15
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