第49回 静岡ホビーショー
第49回 静岡ホビーショー製品関連速報



おフネ関連の2010年度上半期の新製品見参!
- update 2010.05.20 -


5月13日から16日までツインメッセ静岡で開催された第49回静岡ホビーショー。 今年も大変な人出で賑わいました。 それでは、今回も例によって艦船模型にこだわってご報告いたします! (写真は久しぶりに訪問したタミヤ本社の歴史館に展示されている、いにしえの木製キット達。)

---満を持して大型護衛艦登場!


タミヤは今回は船関係はなぁ〜んにもなかったかな。唯一ディスプレイケースN(台座つき)のみ。 内寸は620×125×165ミリで同社の1/350最上級重巡洋艦にぴったりのサイズ。6月26日頃発売で予価\14,700。

WLシリーズ唯一の発表となったアオシマからは3点を発表。期待の 海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうが(予価\3,780、7月発売予定、写真左) はテストショットが展示されてましたが、格納庫内が再現され、エレベータも降ろした状態が再現できます。 付属のヘリコプターは、SH60K、MCH-101 ME-53で、 初回限定版はエッチングパーツ(収納時のローターやアンテナ類)が同梱されます。
海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが用エッチングパーツ (予価\2,100)も同時発売で手摺や防護ネットがパーツ化されます。

日本海軍 航空母艦 蒼龍 1938(予価\3,150、6月発売予定)は日本式航空母艦のスタイルの嚆矢 となった同艦の竣工時の姿を再現した限定版で、専用パーツ(写真右)の他、九六艦戦、九六艦爆、九六艦攻が 同梱されます。また蒼龍甲板シート&エッチングパーツセット(予価\2,625、6月発売予定)が会場発表に。



海上自衛隊 ミサイル艇 おおたか しらたか(予価\1,575、5月発売予定)は新たに不審船 (写真左)のパーツが同梱されます。

1/350アイアンクラッド<鋼鉄艦>シリーズからは妙高級のバリエーションで日本海軍 重巡洋艦 羽黒 (予価\10,290)が7月に発売予定。1941年頃の状態と1944年頃の状態が再現できるコンバーチブル。 羽黒の専用パーツとして艦橋前面や艦首フェアリーダー、後部マスト等は新規パーツとなります。 重巡洋艦羽黒専用エッチングパーツ(予価\3,150)も同時発売で、カタパルト、クレーン等 がパーツ化されています。 同じく1/350で5500トン級のバリエーションで日本海軍 軽巡洋艦 多摩 1944(予価\8,190)が 6月発売予定。12.7センチ高角砲や電探が新規パーツ(写真右)として起こされており、 レイテ沖海戦など大戦末期の状態が再現できます。 軽巡洋艦 多摩 1944 専用エッチングパーツ(予価\2,100)も同時発売で、 デリックや煙突ジャッキステイ等がパーツ化されています。

他、大型帆船シリーズから1/150日本丸と1/150海王丸がスポット生産されます。 保存船となっている先代のほうで、メタルパーツ付きとなります。いずれも予価\12,600で6月発売予定。


ハセガワはWLシリーズの新作はなし。1/700用エッチングパーツセットから下記2点を発表。
艦載機パーツセットB(予価\945、6月下旬発売予定)艦載機の主脚をパーツ化
護衛艦あぶくま級デティールアップパーツA(予価\945、6月下旬発売予定、写真左) トラスマストなどをパーツ化。

1/350では日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野が6月15日頃発売予定(予価\10,290) 煙突、航空機作業甲板など、同型艦矢矧との相違点は新規パーツ(写真右の赤い箇所)でフォローしています。 限定生産版となり、パッケージイラストポスター(A1版)、カラー塗装図、主要張線参考図が同梱されます。 同時発売で専用エッチングパーツも発売予定。
軽巡阿賀野型ディテールアップエッチングパーツ ベーシックC(予価\2,520)は手摺、錨見台など
軽巡阿賀野型ディテールアップエッチングパーツ ベーシックD(予価\4,410)は ファンネルキャップ、クレーンなど。
軽巡阿賀野ディテールアップパーツ スーパー(予価\8,190)は 航空機作業甲板やカタパルトなどのエッチングパーツや主砲砲身(真鍮挽物)など。
他、1/350アメリカ海軍 カサブランカ級護衛空母 CVE-73 ガンビアベイ が秋に発売予定とのことでしたが、今回はパネル掲示しか見当たりませんでした。 あと、1/350戦艦長門 昭和十六年 開戦時用 木製甲板(予価\6,090)が5月発売予定です。

静岡模型共同組合からは1/700軍港情景ドックヤードセット(予価4,800)が6月下旬発売予定。 精密にレーザーカットされた紙素材を使った精密な構造材が見物です。 単純にストラクチャーとしても面白いですね。

---こちらも、ついに赤城登場


1/700でも気をはくフジミは特シリーズとして日本海軍航空母艦 赤城を発表 (予価\2,940、6月発売予定、写真左)。 船体は左右分割にして同艦の複雑な舷側デティールを再現しています。専用パーツも同時発売。
1/700日本海軍空母 赤城専用エッチングパーツ(予価\1,890)
1/700日本海軍空母 赤城専用木甲板シール(予価\2,730)
それから、参考出品として1/700の翔鶴級航空母艦、陽炎級駆逐艦、戦艦比叡(写真右) が展示されていました。

他、きゃらde-CAR〜るシリーズとしてけいおん!キティホーク(1/700)(予価\7,800) が5月発売予定。同社キティホークも最近は生産かかっていなかったようなので、入手しそびれていた方には 朗報かもしれませんね。

1/500では日本海軍 戦艦 長門 開戦時(予価\8,800)が7月発売予定。専用パーツも同時発売。
1/500 日本海軍戦艦 長門専用エッチングパーツ
1/500 日本海軍戦艦 長門専用木甲板シール

1/350では翔鶴級のバリエーションで日本海軍 航空母艦 瑞鶴 レイテ沖海戦時(\23,100)が5月発売予定。 同艦の最期となったレイテ沖海戦時が再現できるようにパーツが追加になっています。専用パーツも同時発売。
1/350 日本海軍空母 瑞鶴専用エッチングパーツ(予価\10,290)
1/350 日本海軍空母 瑞鶴専用木甲板シート(予価\9,240)


ドラゴンは1/350ドイツ海軍戦艦 シャルンホルスト(写真左)を参考出展。価格等は未定ですが写真のように テストショットを展示していましたので、お目見えも近いかと。パネル掲示のみでしたが 1/350アメリカ海軍 航空母艦 インデペンデンスも参考発表。

サイバーホビーからは1/700アメリカ海軍 沿海戦闘艦 LCS-2 インデペンデンス(予価2,520、写真右) が展示されていたほか、下記が会場発表となっていました。
1/700 イギリス海軍 駆逐艦 デアリング (TYPE45)
1/700 アメリカ海軍 原子力ミサイル巡洋艦 CGN-9 ロングビーチ
1/350 アメリカ海軍 戦艦 BB-38 ペンシルバニア


レベルからは期待の1/700 ドイツ海軍 戦艦 ビスマルク(予価\5,040)は残念ながらパネル表示のみ。 7月発売予定。 アオシマ、ピットロード、ドラゴンに続き4番目のビスマルクはドイツ本国が満を持して送り出すキットだけに 期待が高まりますが。1/1200で客船カラーファンタジー(予価\2,520、写真)が6月発売予定


ファインモールドはナノ・ドレッドシリーズが2点。アンカーは他社のパーツセットに入っているものは オーバースケールのものが多かったので、どんな出来ばえか楽しみですね。
1/700 ラジアルボートダビッドセット2(小型艦用)(予価\1,260、7月下旬)
1/700 アンカー、菊花紋章セット(予価\1,260、7月下旬) 1/350では帝国海軍 特型駆逐艦U型 綾波(予価\6,930)が9月下旬発売予定に向けて順調に開発が 進んでいる模様で砲塔などのパーツ(写真)が展示されていました。先行発売されている ナノ・ドレッド350シリーズのパーツが同梱されるとのこと。

---タグボートやダビンチ船も面白い!へ


タカラトミーから技MIXシリーズなどの企画が移管されたトミーテックからは 昨年話題になった地上航行戦艦シリーズの展開として、銀座天賞堂の協力により 完成品の戦艦大和を企画中。予価は7万円程度になりそうですが、自分で組み立てられない、 けど地上走行させたい!という方には朗報かも

他、情景小物シリーズからは62 1/150 タグボート1(予価\1,029、8月発売予定、写真)と 64 1/150 運材船(予価\1,029、8月発売予定)が発表されていました。以前の漁船シリーズにも まして渋いですね。1/144の艦船模型と組み合わせて情景模型に是非・・・、て日本の住宅事情じゃ 難しいか。でも値段もお手ごろだし、なんか欲しくなりますね。


リンドバーグからは1/60 マグロ漁船(予価\9,345)が発売されますが、旧製品の再販かな?

童友社からはレオナルドダビンチシリーズという、ルネッサンス期の天才レオナルド・ダビンチ が着想した様々な機械を模型化するというユニークなラインナップを発表していましたが、 その中にパドルボート(外輪船)というのがありました(写真左、予価\2,625、6月発売予定)。 他にも有名な戦車や回転翼機も製品化される予定とのことで、妙に魅かれます。 塗装済みだそうなので気軽に取り組めますね。 同社は世界の潜水艦プラモデルシリーズと銘打って1/700の各国潜水艦を発表していますが、 第2弾として下記11種類のラインナンップが6月に登場予定。全て予価\840。 世界の潜水艦に中国艦も入ってきているあたりに「いろんな」意味で中国の存在の 大きくなっていきてることが感じられますねぇ。
アメリカ海軍 SS-285 バラオ、アメリカ海軍 SS-212 ガトー 1941年、 アメリカ海軍 SS-212 ガトー 1944年、アメリカ海軍 SSN-688 ロサンゼルス、 アメリカ海軍 SSN-711 サンフランシスコ、アメリカ海軍 SSN-772 グリーンヴィル、 旧日本海軍 伊-400潜水艦、海上自衛隊 はるしお型潜水艦、ロシア海軍 タイフーン級潜水艦、 中国海軍 039型潜水艦、ロシア海軍 オスカーU級潜水艦

ホビーボスからは下記が新製品としてアナウンスされてました。ともに6月発売予定。
1/350 UボートZC型(予価\1,890)
1/350 Uボート\C型(予価\1,890)

静岡伝統産業とも言える木製キットでがんばるウッディジョーは 1/75咸臨丸(帆走タイプは\39,900、機走タイプは\37,800)の木製キットを展示。 新設計となり、パーツはレーザーカットされています。このキットすでに 両国・江戸東京博物館で開催中の龍馬展のおみやげコーナーでも見かけました。 龍馬とはほとんど関係ないけど、あやかって売れてほしいですねー。 1/80日本丸(写真右)も製品内容の改良中とのアナウンスがされてました。

と、駆け足ですがこんなところでとりあえず報告終り。 (予価は基本的に税込み金額を書いていますが、変更されることもありますし、 筆者の書取りミスもありますのであくまでご参考としてください。責任は負いかねます)




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Made:2010.05.20 / Updated:2010.05.20
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