第48回 静岡ホビーショー
第48回 静岡ホビーショー製品関連速報



おフネ関連の2009年度上半期の新製品見参!
- update 2009.05.20 -


5月14日から17日までツインメッセ静岡で開催された第48回静岡ホビーショー。 100年に一度の大不況もなんのその!大変な人出で賑わいました。 それでは、今回も例によって艦船模型にこだわってご報告いたします! (写真は16日の開場時に会場の上空に飛来した航空自衛隊静浜基地のT-7練習機)

---蒼龍を待て!

今回は1/350ブームのあおりを受けてか1/700WLシリーズは若干低調。アオシマは1/700軽巡洋艦 大淀 1943が今月発売。予価\2,310。潜水艦隊旗艦となるべく、大型カタパルトを装備していた時期を再現したバリエーションキットで瑞雲2機、紫雲3機が同梱されます。改装後の1944年状態が定番アイテムとなるので、この1943年状態は準レギュラー扱いとなるそうです。他に航空母艦 蒼龍のリニューアルが発表されました。10月発売を目指しているそうです。機銃、高角砲は別途新設計のものが入るらしいです。

タミヤ、ハセガワからは新製品発表はなし。ハセガワからは3Sシリーズの1/700エッチングパーツシリーズから一三号電探セット滑り止め甲板シートがラインナップに。各予価\945、7月中旬予定。

静岡模型教材共同組合からは紙製カット済み甲板シートのラインナップに木甲板塗装済みのバージョンである彩色甲板シートが追加されます(写真上)。まずは戦艦扶桑・山城用彩色甲板シート戦艦大和・武蔵用彩色甲板シート戦艦伊勢・日向用彩色甲板シートの3種が予定されています。各予価\2,100で6月中旬発売予定。また、昨年発売された最強!! 日本航空母艦 プレミアムパッケージに同梱されていたレーザー加工デティールアップシート空母飛龍用甲板シート空母隼鷹用甲板シート空母赤城用甲板シートが単体で発売されます(6月中旬発売予定、各予価\1,890)。

---1/350は巡洋艦へ

次は、WLシリーズ以外の新製品。今年も1/350が熱い!


アオシマはアイアンクラッド<鋼鉄艦>シリーズから2点発表。
まずは1/350 軽巡洋艦 長良 1942(6月発売予定、予価\6,825、写真左)は、アクセサリパーツとして 軽巡洋艦 長良専用エッチングパーツ(6月発売予定、予価\2,100) 5500トン級軽巡洋艦共通エッチングパーツ(6月発売予定、予価\2,520)が用意されます。後者は手摺などが主なパーツです。5500トン級については球磨や多摩といったバリエーションも検討されているそうです。
お次は1/350 重巡洋艦 妙高 1942(7月発売予定、予価\10,290、写真右)も、アクセサリパーツとして 重巡洋艦 妙高専用エッチングパーツ(7月発売予定、予価\3,675) 妙高級重巡洋艦共通手摺エッチングパーツ(7月発売予定、予価\3,360)が用意されます。妙高の舷外電路は柔軟性が柔軟性が高い新素材を採用していてプラモデル用接着剤で接着可能。ということは、戦前の状態のバリエーション展開も考えられますね。


ハセガワは1/350 日本海軍 戦艦 長門 ”レイテ沖海戦”(6月16日発送予定、予価\23,100、 写真左)が発売となります。写真の赤く着色されたパーツが新規に起こされた パーツで160点にも及びます。 初回特典としてレイテ沖海戦専用エッチングパーツの他、 「長門の歴史解説書(改訂版)」、「パッケージイラストポスター」、 「カラー塗装図」、「主要張線参考図」、「一般艤装図」が同梱。 戦艦 長門 ”レイテ沖海戦”用木甲板(6月16日発送予定、予価\6,090)、 日本海軍 艦艇用汎用エッチングパーツ(6月16日発送予定、予価\2,520 、写真右) も発売に。後者は扉各種、モンキーラッタル、舷外電路、ジャッキステー、 リノリウム押さえ、など汎用的なパーツがセットされています。
また、同社からは1/350日本海軍 軽巡洋艦 矢矧 ”天一号作戦” が発表となりました。秋頃発売を予定しているそうです。



ハセガワが代理店を務めるレベルからは1/350 Uボート TypeZc(ドイツ潜水艦)(予価\2,100、写真上)が新金型で 7月発売予定。 外販継ぎ目やリベットまで精密にモールドされた、中々気合の入ったキットです。 1/144高速艇 Kl143A ゲパルトが7月に再販予定、予価\5,040。

タミヤからは1/350日本海軍軽巡洋艦 三隈が7月に発売予定、 予価\11,550。15.5センチ三連装砲塔や後部甲板など新規部品が大幅に追加 されます。航空巡洋艦に改装前の日本海軍重巡洋艦 最上(写真左)も 参考出品されていました。大北さん良かったですね!


1/350は翔鶴でひと段落気味のフジミは1/700に回帰。
1/700 旧日本海軍 敷設艦 津軽(後期1944) (6月発売予定、予価\2,730)は先日発売された津軽のバリエーションで 電探や機銃を増備した晩年の姿を再現。
1/700 旧日本海軍 敷設艦 沖島 (6月発売予定、予価\2,730)は14センチ砲を装備しています。 敷設艦 沖島 専用エッチングパーツも6月発売予定で予価\1,800。
1/700 旧日本海軍 高速戦艦 榛名 1944 (6月発売予定、予価\2,940、写真左)も既に好評を得ている金剛と 同レベルの仕上がりが期待できそう。
フジミで驚かされたのが9月発売予定として参考出品された 1/500 旧日本海軍 戦艦 大和です。今回は船体パーツの テストショットが展示されていましたが、左右分割になるようです(写真右) ニチモの1/500シリーズも名作が多かったので、並べるにはちょうどいいかも しれませんね。

ファインモールドも1/350特型駆逐艦シリーズの木型が展示され 順調に開発が進んでいるようです。驚きのインジェクションパーツ、 ナノドレッドシリーズも4アイテムが7月中旬発売予定です。
1/700 汎用探照灯セット(予価\1,260)
1/700 九六式25mm三連装/連装機銃(エッチング製防盾付)セット(予価\1,575)
1/700 ラジアルボートダビットセット1(大型艦用)(予価\1,260)
1/700 九六式25mm単装/連装機銃(エッチング製防盾付)セット(予価\1,575)
私はフルクラッチすることが多いのでダビットセットの登場は 非常に嬉しいですね!

サイバーホビー(プラッツ取扱い)からも新製品。
1/350 米海軍駆逐艦 ギアリング DD-710(1945) (予価\4,935、写真)は細かい部品はエッチングパーツが用意されています。 1/350のアメリカ駆逐艦も大分ラインナップが出揃ってきましたね。

トランペッターからは 1/350 ドイツ海軍高速魚雷艇S100 シュネルボートが展示されていました。


変り種としてはアオシマから 1/350 海底軍艦ゴジラファイナルウォーズ版 (8月発売予定、価格未定、写真左)とか、 メビウスモデル(プラッツ取扱い)の 1/350 原子力潜水艦シービュー号オーロラスケール版 (今夏発売予定、価格未定、写真右)のようにキャラクターものも 1/350がとりいれられてきているんですね。

モデルワークスアルマダ(ビーバーコーポレーション取扱い) というメーカーからレジンキットの 1/350海上自衛隊輸送艦おおすみ同揚陸用ホバークラフト (LCACのこと)が2009年発売予定で原型が展示されていました。価格は未定。


話を1/700に戻します。 密かにミンダナオ会ブースに展示されていたシールズモデル新製品 1/700 カナダ海軍フリゲート リバー級 1943-44計画 2隻セット (予価\3,990、6月中旬発売予定)は同社久々のインジェクションキットです。 左右分割船体に繊細なモールドが施されています。合いも良好。 4隻分のデカールが同梱されます。 1/700 カナダ海軍掃海艇 バンゴー級 2隻セット (予価\6,300)は5月下旬発売予定。こちらはレジンキットで イギリス海軍バージョンとの違いを再現しています。

UNIMAX(ポストホビー取扱い)という ミニチュア完成品メーカーから秋発売を予定の新製品が3点。
1/700 戦艦 大和(日本海軍)(予価\6,615)
1/700 戦艦 ビスマルク(ドイツ海軍)(予価\6,615)
1/700 戦艦 ミズーリ(アメリカ海軍)(予価\6,615)
塗装済み完成品で船体上部はダイキャスト製とするか他の素材と するか検討中とのこと。検討用試作モデルをみる限りではそれなりの 出来が期待できそう。

他にKAモデルズ(ビーバーコーポレーション取扱い)からは 1/700、1/350の各種エッチングパーツ、木製甲板シートなどが発売予定。

---走れ!大和


タカラトミーは技MIXシリーズの地上航行模型シリーズがいよいよ9月に発売。 地上航行模型 戦艦「大和」(予価\23,100)は赤外線遠隔操縦による 地上走行はもちろんのこと各砲塔の旋回と砲身の上下・発砲、探照灯・舷灯の点灯 が行えます。勿論、効果音付き。彩色済みの組立て模型となりますが駆動部は 組立て済みとなっています。初回特典として1/700の15メートル長官艇と 山本五十六大将が同梱されます。同時発売予定の情景ストラクチャーも充実。
艤装工場地帯セット(予価\10,290、 往時の呉軍港を忠実に再現した呉軍港の模型なのです。写真左は同梱される小艦艇、貨車、自動車など)
ポンツーンセット(予価\8,190、400トン起重機船の初模型化!写真右)
透明樹脂海面(予価\7,140、A3サイズ6枚入り)
海洋シート(予価\4,410)
戦艦大和デティールアップセット(予価\5,460)円、高角砲稼動化パーツ入り)
さらに11月以降には地上航行ユニット(重巡洋艦サイズ)造機工場地帯セット戦艦大和可動艦底部などのリリースが予定 されています。大和以外の船を地上航行模型化することも可能というわけです。

温故知新、というわけで海外老舗メーカーも嘗めちゃいけません。 エアフィックスからは2009年発売予定で1/350イギリス空母イラストリアス (予価\7,600)がパネル発表になっていました。 他に1/700タイタニックギフトセット(予価\4,200)もリリース予定ですが、 新金型か他社金型かは不明。他に、1/600WWUイギリス戦艦ウォースパイト、 1/600WWTイギリス戦艦アイアンデュークが久しぶりに再販に。 予価は各\1,750。

エレールからは1/75 ラリアル・デ・フランス(ガレー船) が発売されます。近世のガレー船キットは珍しいですね。欲しいなぁ。予価\17,350。 1/400潜水艦シュルクーフ(予価\1,250)も久しぶりに再販。 パッケージには「UPグレード」とうたわれており レジンパーツやエッチングパーツも同梱されているようにも思えましたが、 良くわかりませんでした。 エアフィックスとエレールはビーバーコーポレーション取扱い。

リンドバーグ(プラッツ取扱い)の 1/72日本海軍潜水艦伊-20with特殊潜航艇甲標的日本海軍潜水艦伊-53with人間魚雷回天 がいよいよ今夏発売される模様。各予価\29,400 1メートル50センチもある巨大なインジェクションキットとなります。 同社は1/500HMSビクトリー、1/450USSコンスティチューションも 今夏発売予定。新金型と表示されてましたがホントかな? 価格は未定のようですが、楽しみなキットです。シールズモデルの 三笠と並べれば世界の三大記念艦を机上で楽しむこともできますね。

国内唯一の木製帆船キットメーカーのウッディージョーからは ミニ帆船シリーズ カタロニア船(予価5,040円、写真) が発表されていました。

あ、そういえばアオシマから懐かしい再販ものが2点。
合体マシン タイガーシャーク(予価5,040円)
合体マシン 合体巨艦ヤマト(予価5,040円)
ミニ合体マシンしか買えなかったトラウマが疼きます。

と、駆け足ですがこんなところでとりあえず報告終り。




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Made:2009.05.20 / Updated:2009.05.20
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