47th All Japan Plamodel Radicon Show in 2007(第47回 全日本模型ホビーショー速報)
2007 プラモデル・ラジコンショー速報



おフネ関連の2007年度下半期の新製品見参!
- update 2007.10.17 -


今年も幕張メッセでで開催された秋のホビーショー! 何やら今回はやたらと艦船の新アイテムが熱かったですが、 今回も艦船に特化したレポートをお送りいたします。

---WLもミンダナオ会も巡洋艦が旬!?


まず、WLシリーズは来年2月のミンダナオ会展示会にタイミングを 見計らったかのように巡洋艦各種が発表されました。 まずは、タミヤからは久々の大物。 1/700 イギリス海軍巡洋戦艦「レパルス」 (写真左、予価\3,360)と 1/700 日本海軍軽巡洋艦「阿武隈」(写真右、予価\2,310)は テストショットが展示されていました。どちらも左右分割式の船体で 微妙な舷側のラインを再現。共に11月24日頃発売予定。 また、「レパルス」を始めとする第二次大戦中のイギリス艦用に タミヤカラー・アクリル塗料ミニ XF-80 ロイヤルライトグレイ(予価\157)とタミヤスプレーカラー TS-81 ロイヤルライトグレイ(予価\735)も同時発売です。 スケール感を重視したトーンを再現しているとのこと。


アオシマからは1/700 日本海軍軽巡洋艦「神通」1943、 同「川内」1942(写真は開発用CADイメージ、共に予価\2,100) の開発が順調に進んでいる模様。12月発売予定。 特に「川内」はWL初めてのキット化となりますが、 スプーンバウを再現するため、船体は別設計となっているそうです。 また、同型艦の「那珂」も発売の予定があるようです。 WLシリーズではありませんが1/700フルハル艦船シリーズからは 1/700 日本海軍駆逐艦「雪風」1945、同「磯風」1945 共に予価\1,890)が展示されていました。10月発売予定。 テストショットでは外板継ぎ目まで精密にモールドされていました。 駆逐艦のような小型艦では好みが分かれそうな気もしますが、 うるさいと思う人は紙ヤスリですり落としてしまえばよいだけ。


ハセガワからは新製品はありませんが、先日発売された、「古鷹」型 巡洋艦用の 1/700「古鷹」「加古」デティールアップパーツ、 「青葉」「衣笠」デティールアップパーツ(共に予価\735) が11月下旬発売予定。探照灯台座トラスや魚雷搭載用スキッドビーム、 クレーンなどのパーツです。


さて、静岡模型共同組合の共同企画として 「真珠湾攻撃・空母護衛部隊セット」(予価\27,615)が発売されます。 内容は重巡「利根」「筑摩」、駆逐艦「谷風」「浦風」「磯風」「浜風」 「陽炎」「不知火」「秋雲」、軽巡「阿武隈」、 「伊16潜・伊58潜」(甲標的付き・5セット)、戦艦「比叡」「霧島」、 駆逐艦「霞」「霰」が同梱される巨大キット。 やはりWLシリーズは集めて愉しむべし、というコンセプトに忠実な アイデアですね。


さて、WLシリーズ以外ではやはり、ハセガワ「日本に昂ぶる」最終章の 1/350 日本海軍戦艦「長門」昭和16年開戦時 (予価\19,950、10月中旬発売予定)が注目でしたね。もう模型誌 各誌で先行レビューされてますんで詳しくは書きませんが、やはり 実物はものすごいボリューム感です。初回特典として 1/32 連合艦隊司令長官山本五十六大将(写真左) が同梱されます。デティールアップパーツも10月中旬発売予定。 1/350 戦艦長門級デティールアップエッチングパーツベーシックA (予価\2,520)は手摺を中心とした基本セット。 1/350 戦艦長門級デティールアップエッチングパーツベーシックB (予価\4,200)は艦橋、煙突、主砲塔等に使用するセット。 1/350 戦艦長門級デティールアップパーツスーパー (予価\7,560)はカタパルトや主砲砲身(真鍮挽物)などのセット。 ま、この辺を使うと写真右のようなたたずまいになります。 それから1/350 戦艦長門級用展示ケース (予価\13,440)は通信販売のみの取扱いだそうです。

このほかハセガワからは「リミテッド500シリーズ(仮称)」と 銘打った企画の第一弾として 1/350 日本海軍水上機母艦「秋津洲」(2008年春発売予定、 価格未定)が発表されていました。 同シリーズは戦艦や飛行機などをレジン、メタル、エッチングなど 多様な素材でキット化していくとのこと。


さて、1/350といえば「長門」に劣らず目を引いていたのがアオシマの アイアンクラッドシリーズ 1/350 日本海軍重巡洋艦「愛宕」1944、同「摩耶」1944です。 写真左は「摩耶」ですが、先行の「高雄」「鳥海」と違い、 大戦末期の対空兵装強化後の姿をモデライズしています。 「愛宕」は11月、「摩耶」は12月発売予定。共に予価\9,240。 展示用ケースもぬかりなく高雄型(大型艦用)の 大型ディスプレイケースW-700アクリルタイプ も12月に発売予定。予価\10,500。

他にアオシマからは旧イマイ社から引き継いだ 大型帆船シリーズのスポット生産があります。 1/150「日本丸」、1/120「カティサーク」、 1/100「スパニッシュ・ガレオン」で「日本丸」「カティサーク」は 10月、「スパニッシュ・ガレオン」は11月発売予定で共に\10,290。 特に「スパニッシュ・ガレオン」(写真右)は久々の再販なのでは。 もう一つ、「小さなバイキング・ビッケ」から ビッケとバイキング船彩色済みプラモデルシリーズ1として 再販されます。私も以前の再販で2つ購入したのですが、製作のネック となるフィギアが塗装済みという嬉しい企画!バイキング船のほうも 盾など一部彩色済みで、金型も一部修繕したとのこと。TV放映が 1974年なんで、キットも30年選手ですが、頑張ってますねぇ。 予価\6,090、10月発売予定。これは架空艦船のジャンルなのかな。


---ピットロードも巡洋艦・巡洋戦艦


と、いうのはちょっとこじつけですが、ピットロードからは話題の 大型外国艦がいよいよ登場、という感じです。 1/700 英国海軍巡洋戦艦「フッド」1931は14センチ副砲を撤去 する以前の姿。11月下旬発売予定で予価\4,410。同じく 同「フッド」1941は同艦の最終状態(写真左)で 来年2月下旬発売予定。 1/700 仏国海軍戦艦「リシュリュー」1941は自由フランス海軍 戦艦として連合国側艦艇として行動していたころの姿。 11月下旬発売予定で予価\4,410。同じく同「ジャンバール」1941 は人類史上最後に完成した戦艦として就役した姿で来年2月下旬発売予定。 1/700 米海軍重巡洋艦「ニューオリンズ」1942、 同「アストリア」1942はニューオリンズ級1番艦(写真右)、 2番艦の相違を作り分けられるようになっています。 来年3月発売予定で予価\3,780。

他にも新製品は目白押しで、目に入ったものだけでも 1/350 海上自衛隊イージス護衛艦 DDG-175「みょうこう」 (11月下旬発売予定、予価7,560)、 1/350 海上自衛隊潜水艦 「おやしお」型 (11月上旬発売予定、予価6,300、レジンキット)、など。 また、同社レジンキットの 1/700 特設水上機母艦「相良丸」、輸送船「能登丸」、 特設巡洋艦「愛国丸」、同「報国丸、米海軍ミサイル巡洋艦「レイヒ」がスポット再販されるようなので要チェックです。 そういえば昨年のホビーショーレポートで紹介した 1/700 米国海軍機T、同U、同V がようやく11月下旬発売のようですね。各々予価\1,575。

ピットロードのブースに展示されていたライオンロアの 展示品に1/700 日本海軍航空母艦「赤城」飛行甲板&艦橋パーツセット(写真)というのがありました。価格、時期とも未定とのこと ですが、ハセガワの「赤城」も飛行甲板の金型が痛んでいるという話も 聞きますので、こういったパーツも有用かもしれませんね。パーツ割を 見た感じでは、同艦特有の飛行甲板後部構造(改装前の飛行甲板を 残したので2枚板で構成されているように見える)も考慮されている ように思えました。


---列強戦艦も1/350に殴りこみ?

まずはフジミから 1/700 日本海軍特設給油艦「極東丸」、同「東邦丸」、 同「日本丸」という渋いアイテムが発売されます。 まず「極東丸」が10月発売予定。各々予価\2,940。 各艦の相違の作りわけが考慮されている他、重油満載時と軽荷時 (喫水が浅い)の作りわけも可能で、輸槽船特有の甲板上の通路は エッチングパーツが同梱される、などかなりこだわった内容と なっているようです。もう一つも渋すぎ、 1/350 日本陸軍潜行輸送艇「ゆ1号艇」、同「ゆ1001号艇」 共に予価\2,730。各バリエーションにも対応する他、船体内部も 一部再現し展示用の透明船体も同梱される予定です。また、初版特典 として1/700の同艇も付くそうです。さらに、今回はボックスアートの イメージのみの展示でしたが1/350 日本海軍戦艦「金剛」の 開発準備に入っているようで、来年5月のホビーショーでの進展が 愉しみです。

イタレリからは 1/35 イタリア海軍特殊潜航艇「マイアーレ」1/35 イタリア海軍突撃ボート「バルキーノ」が年内発売の 予定。共に予価\3,150。写真では小さくてわかりにくいと思いますが 「マイアーレ」の操縦装置なんかは1/35ならではの細かいモールドに なっています。

ドラゴンからは 1/700 イギリス海軍HMS「シェフィールド」フォークランド紛争 25thアニバーサリーが近日発売予定。レーダー等のエッチングパーツ が同梱されます。予価\2,783。 1/700 アメリカ海軍戦艦「ペンシルバニア」1944のパネル展示も あったのですが、価格、発売時期などの説明がなく、 よくよかりませんでした。多分遠からず発売になるのでしょう。高角砲 やレーダーなどを増備した姿となります。

レベルからは、こちらも春のホビーショーから話題の 1/350 ドイツ海軍戦艦「ビスマルク」が11月発売予定。 予価\26,040。手摺もインジェクションでパーツ化されているのが レベルらしい、という感じもしますね。 1/144 ドイツ海軍潜水艦「Uボート Type Zc」も11月発売予定。 予価\5,880。流石に1/72は・・・という方には手頃な大きさかもしれません。


トランペッターからは大物、 1/350 フランス海軍戦艦「リシュリュー」1/350 アメリカ海軍重巡洋艦「サンフランシスコ」1944 が展示されていましたが、発売時期、価格とも未定とのこと。


ちょっと艦船から外れますが、童友社から「翼コレクションEX」 の第2弾1/100 「空母瑞鶴からの発艦・岩本徹三機」なんてのも ありましたな。写真のように航空母艦の飛行甲板の台座が付きます。

それからミニクラフトからは 「ノアの方舟」年末発売予定、価格未定とのこと。


と、駆け足ですがこんなところでとりあえず報告終り。




「大艦巨砲主義者の部屋」 トップページに戻る

Return to HomePage.


Made:2007.10.17 / Updated:2007.10.17
2007 プラモデル・ラジコンショー速報(大艦巨砲主義者の部屋) 質問・問い合わせは、
E-Mail:kurimata@opal.famille.ne.jp