2007年度 「ミンダナオ会」展示会
第12回「ミンダナオ会」展示会
The 12th Exhibition of MINDANAO SOCIETY
『アメリ艦〜ン
アメリカ海軍の200年』
- update 2007.10.08 -
最強のアメリカ海軍史を振り返る
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- 去る2月10日から12日までミンダナオ会は
第12回目のとなる展示会を開催いたしました。
場所は今回も、船の歴史を知るならここ!船の科学館は
フローティングパビリオン羊蹄丸のアドミラルホールです。
ミンダナオ会史上初の3日連続の展示会でしたが連日大勢の
艦船模型ファンの皆様に足を御運びいただき
誠にありがとうございました。
- また、今回展示場の提供など
種々お骨折いただいた 船の科学館・日本海事科学振興財団の皆様、
展示会告知にご協力いただいた有限会社モデルアート社をはじめとする
メディア各社の皆様、そして会場設営にあたりご協力いただいた
有限会社フォーサイトの皆様、会場の装飾にご協力いただいた
セイホー紙工の皆様、会員一同、心より感謝の意を表させていただきます。
そしてミンダナオ会員各位、支援出展いただいた皆様ご苦労さまでした。
展示内容
-
ペリー提督率いる“黒船”艦隊が下田沖に姿を現してから150年、
グレート・ホワイト・フリートが横浜にその威容を誇ったのが100年前、
そして、戦艦ミズーリ艦上での降伏条約調印から60年、と近代日本の歩み
の中でアメリカ海軍は大きな足跡を残しています。
今回の展示では、今なお世界最強のシー・パワーでありつづける
アメリカ海軍の歴史をその艦船史の側面から辿りました。
草創期に活躍した帆走フリゲート艦から世界大戦で活躍した戦艦、
巡洋艦、そして他国の追従を許さぬ原子力空母やイージス艦、原潜など
アメリカ海軍に在籍した艦船達を1/700の洋上模型を中心に展示し、その発達と歴史的意義を視覚的にご紹介するものとなりました。
- 艦船模型550隻、その艦載機は1000機を超える大規模な展示会となり、
各モデルアートさん、マスターモデラーズさん、品川ケーブルテレビさん
等も取材に来ていただきました。また今回の展示会では
北海道よりはるばるご参加いただいたMPMCの工藤氏、モデルアート
「艦船模型スペシャル」でご活躍の鶴岡氏、それから宮川氏など
の素晴らしい作品も展示させていただきました。
- それでは展示作品の一部を紹介させていただきます。
- Continental Navy "Bon Homme Richard"(1/500)
- 大陸海軍武装船「ボンノム・リチャード」:栗又会員製作。(SEMR)
- 猛将ジョン・ポール・ジョーンズの下、独立戦争で活躍。
彼の「戦いはこれからだ!」という言葉は有名。
- U.S.S "Constitution"(1/700)
- 帆走フリゲイト「コンスティテューション」:篠塚会員製作。
(スカイトレックス)
- フランスとの準戦争や米英戦争で活躍し、その堅牢さから
「オールドアイアンサイド」と呼ばれた。現在も記念艦として現役。
- U.S.S "Chesapeake"(1/700)
- 帆走フリゲイト「チェサピーク」:秋田会員製作。
(スカイトレックス)
- 米英戦争中、英国フリゲート艦「シャノン」に捕獲されました。
ジェイムズ・ローレンス艦長は瀕死の重傷を負ったが、
「船を諦めるな」という有名なセリフを叫んだことが有名。
- U.S.S "SUSQUEHANNA"(1/700)
- 汽走フリゲイト「サスケハナ」:栗又会員製作。
(フルスクラッチ)
- 日本に開国を迫ったペリー提督の旗艦。
汽走軍艦を見たことがなかった日本人に大きな脅威を与えました。
- Japanese Navy GUNBOAT "KANRIN-MARU"(1/700)
- 徳川幕府海軍「咸臨丸」:栗又会員製作。
(フルスクラッチ)
- 遣米使節団の護衛艦の任を得て日本軍艦として初めて太平洋を横断。
勝海舟、ジョン万次郎、福沢諭吉など幕末の有名人が乗っていました。
- U.S.S "MONITOR" & C.S.S "VIRGINIA"(1/700)
- 装甲艦「モニター」&装甲艦「バージニア」:篠塚会員製作。
(WSW)
- 南北戦争は、ハンプトンローズの戦いにおける合衆国海軍と
南部連合の装甲艦同士の一騎打ちのシーン。史上初めての装甲艦同士
の海戦でしたが決着はつきませんでした。
- U.S.S "MAINE"(1/700)
- 戦艦「メイン」:河崎会員製作。
(コンブリック)
- 1897年ハバナ港に停泊中に謎の爆沈。これを口実に合衆国は
スペインに宣戦し、米西戦争が始まりました。
- U.S.S "OLIMPIA"(1/240)
- 巡洋艦「オリンピア」:荒金会員製作。
(レベル)
- 米西戦争のマニラ湾海戦でデューイ提督の旗艦として
活躍しました。現在も記念艦として保存されています。
- U.S.S "OREGON"(1/220)
- 戦艦「オレゴン」:工藤氏(ゲスト参加)製作。
(グレンコ)
- 米西戦争でははるばる大西洋から回航しマニラ湾海戦で
活躍しました。
- U.S.S "VESUVIUS"(1/700)
- 巡洋艦「ヴェスヴィオス」:及川会員製作。
(WSW)
- 主兵装はダイナマイト砲3門という小型巡洋艦。
- U.S.S "LANGLEY"(1/700)
- 航空母艦「ラングレイ」:河崎会員製作。
(ルーズキャノン)
- アメリカ海軍初の航空母艦として1922年に就役しました。
給炭艦「ジュピター」から改造されました。
- U.S.S "LEXINGTON"(1/700)
- 巡洋戦艦「レキシントン」:土岐会員製作。
(フルスクラッチ)
- アメリカ海軍初の巡洋戦艦として建造が開始されましたが
ワシントン海軍軍縮条約により航空母艦として竣工しました。
模型は巡洋戦艦として計画されたときの姿を再現しています。
- H.M.S "PRINCE OF WALES"(1/350)
- 英国戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」:和田会員製作。
(タミヤ)
- 1941年、ルーズベルト大統領との会談に向かうチャーチル首相
の乗艦となりました。
- U.S.S "WORD"(1/700)
- 駆逐艦「ウォード」:篠塚会員製作。
(WSW)
- 1941年、日本海軍の特殊潜航艇を砲撃、これが太平洋戦争の
最初の一弾となりました。
- BATTLESHIPS IN PEARL HARBOR(1/700)
- 真珠湾のアメリカ戦艦:鶴岡氏(ゲスト参加)製作。
(トランペッター)
- 1941年、日本海軍機動部隊の奇襲攻撃を受ける米太平洋艦隊
の戦艦群です。
- U.S.S "HORNET"(1/350)
- 航空母艦「ホーネット」:河崎会員製作。
(トランペッター)
- 1942年、東京を始めとする日本各都市を始めて空襲しました。
- U.S.S "PT-109"(1/144)
- 魚雷艇「PT-109」:下山会員製作。
(レベル)
- 若かりしころのケネディ大統領が艇長を務めていました。
- U.S.S "PT-109" & IJN Destroyer "AMAGIRI"(1/700)
- PT-109と「天霧」の衝突:清水会員製作。
(ピットロード、タミヤ)
- PT-109は駆逐艦「天霧」と衝突して沈没しました。
- U.S.S "INTREPID"(CV-11)(1/700)
- 航空母艦「イントレピッド」:荒金会員製作。
(フルスクラッチ)
- エセックス級の本艦は戦後アングルドデッキを装備する大改装
を受けました。現在は浮かぶ博物館となっていますが、模型はその状態
を表しています。
- U.S.S "PROVIDENCE"(CLG-6)(1/700)
- ミサイル巡洋艦「プロヴィデンス」:荒金会員製作。
(フルスクラッチ)
- クリーブランド級の本艦は戦後ミサイル巡洋艦に改装され、
姿が大きく変わりました。
- U.S.S "ENTERPRISE"(CVN-65)(1/350)
- 原子力航空母艦「エンタープライズ」:河崎会員製作。
(タミヤ)
- 世界初の原子力航空母艦として建造されました。
- U.S.S "NIMITZ"(CVN-68)(1/700)
- 原子力航空母艦「ニミッツ」:荒金会員製作。
(ピットロード)
- 戦後のアメリカのシーパワーを象徴する艦。
同艦が竣工してから30年経った今でも同型艦が建造され続けています。
- U.S.S "BLUE RIDGE"(LCC-19)(1/700)
- 揚陸指揮艦「ブルーリッジ」:宮川氏(ゲスト参加)製作。
(ピットロード)
- 現在、第七艦隊の指揮を執っています。
- U.S.S "SHILOH"(CG-67)(1/700)
- イージス巡洋艦「シャイロー」:河崎会員製作。
(フジミ)
- 某国からの弾道ミサイルを迎撃するために日本に配備されました。
- U.S.S "OHAIO"(SSBN-726)(1/350)
- 戦略ミサイル原子力潜水艦「オハイオ」:戸崎会員製作。
(ドラゴン)
- 核抑止力として弾道弾を搭載。冷戦時代を象徴する艦です。
それではまた
- 2008年2月を予定している次回展示会は
テーマ『華麗なるクルーザー・エイジ 〜世界の巡洋艦〜』』
となっております。
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Made:2007.10.08 / Updated:2007.10.08
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