46th All Japan Plamodel Radicon Show in 2006(第45回 全日本模型ホビーショー速報)
2006 プラモデル・ラジコンショー速報



おフネ関連の2006年度下半期の新製品見参!
- update 2006.10.21 -


今年は幕張メッセでで開催された秋のホビーショー! 今回も艦船に特化したレポートをお送りいたします。

---WLか?フルハルか?どっちも欲しい!


アオシマからは1/700日本海軍戦艦「扶桑」、同「山城」 (写真左、予価\2,730)の開発が順調に進んでいる模様。 展示の試作品では艦尾のフレアーや舷側の精密なモールドも施され、 勿論、日本戦艦の”顔”である艦橋も現行バージョンとは比較にならない ほどの精密感です。発売時期は2月くらいになりそう、とのこと。 また、1/700スーパーデティール日本海軍重巡洋艦「利根」、 同「筑摩」(写真右、予価\3,360、10月発売予定)では真鍮挽物の 主砲砲身、ホワイトメタルの主砲塔、エッチングパーツが同梱される。 艦載機用の軌条がエッチングパーツになっているのが面白いです。


また同社からはフルハルの1/700日本海軍戦艦「長門」、同「陸奥」 が発表されました。1942年の状態が再現されます。 写真(左)でおわかりのように船体、甲板は新規金型となります。 船体形状にこだわった結果、WLキットの船体は使用できず、 作り直してしまったとのこと。モーターを入れて走らせたい、 なんて思った方もいるんじゃないでしょうか。予価\3,150、10月発売予定。 ボックスアートに学研歴史群像シリーズや艦船模型スペシャルで有名な 水野行雄画伯が起用されている点も注目です。

逆にフルハルから WLになったのが1/700日本海軍潜水艦「伊400」、同「伊401」 。(写真右、予価\1,000)ってもう発売になってるのかな?

それから同社の大型帆船シリーズから 1/150「日本丸」、同「海王丸」、1/120「コンティテューション」、 1/70「ゴールデンハインド」が再販になります。「日本丸」、「海王丸」 が10月、残りが11月。各予価\10,290。


ハセガワからは 1/700日本海軍重巡洋艦「古鷹」と同「加古」 (写真上、予価\2,310、12月発売)が発表になりましたが、今回は テストショットが間に合わずパネルのみの展示でした。 姉妹艦の「青葉」、「衣笠」もリニューアルの予定に入っているそうで、 春くらいかな、という感じ。 ただ船体をはじめとしてほとんどパーツは別金型となりそう、とのこと。

WLデティールアップ用のエッチングパーツも 1/700「小型艦用ボートダビット」、同「25ミリ単装機銃」 (各々、予価\735、11月発売予定、写真左)が発表されていました。

さて、注目の 1/350南極観測船「宗谷」”第一次南極観測隊”(写真右) 期待に違わぬ素晴らしい出来。例えは悪いですが、昔、子供の頃 あこがれた秘密基地系のプラモデルを彷彿とさせる、情報量を 持ったキットです。(11月上旬発送予定、予価\4,620)。戦艦「三笠」 なんかと比べると大分小さい印象がありますが、ニチモの砕氷艦「ふじ」や 「しらせ」と並べるには丁度良い大きさかもしれません。 初版キットには 1/350 雪上車(メタル製)と船の科学館発行の資料ガイド「宗谷」 が同梱されます。 また、1/350南極観測船「宗谷」”第一次南極観測隊”エッチングパーツ も11月発売予定。予価\2,310。レーダーや手摺、ベル47のブームのほか、 隊員や犬もパーツ化されています。

タミヤからは残念ながら今回は船関係の発表はなし。 でも次回は期待してください、とのことでしたので期待しましょう。


---シークレットアイテムは「綾波」

春のホビーショーはお休みだったピットロードは 1/350 海上自衛隊イージス護衛艦DDG-173「こんごう」 が発表になっていたものの、テストショットは間に合わなかったとのこと。 予価\7,560、12月下旬発売予定。またシークレットアイテムとして 1/700 日本海軍駆逐艦吹雪型「綾波」同「敷波 が会場発表となった。前者が12月、後者が1月発売予定。共に予価\2,100。 船体は左右分割でフルハル、ウォーターラインの選択式となる模様。 また、目新しいところでは1/700 米国海軍機T、同U、同V が1月発売予定。「T」はSBU、F3F、BFC、TG-2。「U」はF4F、TBD、SB2C、 SB2F。「V」はF6F、F4U、TBF、SB2Cがそれぞれセットされるそうで、 特に「T」の複葉艦載機群は待ちに待っていた方もいるのでは。

タカラトミーからはタカラマイクロワールドDX「日本沈没」シリーズとして 1/700 海上自衛隊輸送艦「しもきた」がリリースされます。 塗装済み完成品で予価\3,990、12月25日発売予定。写真左のように フルハルモデルで、甲板を外せば艦内も見ることが出来ます。 また「世界の艦船」シリーズも 「海上自衛隊潜水艦史」が参考出品されていた。(写真右、 いっしょに写っている女の子のフィギュアはタカラトミーとピットロード の共同企画「それゆけ!女性自衛官」Vol.1 海上自衛隊編の三等海尉「鹿島あさひ」さんだそうで))


---今年は映画も艦船が強い?

昨年から映画「男たちの大和」で盛り上がっていた戦艦「大和」ブーム。 まだ続いています。童友社は 1/1150 日本海軍戦艦「大和」を発売(\2,000)。 写真上のようにフルハルの塗装済み完成品。中途半端な スケールなのが惜しい(せめて1/1200にしてくれれば、 レベルの艦船キットと並べられるのに!)ですが、なかなかに ちゃんとした内容でした。

一方、映画「出口のない海」にあわせてプラッツからは 1/72 日本海軍「回天一型」が発表されていました。 塗装済み完成品(ケース付き)で11月発売予定。予価\1,890。

フジミのシーウェイシリーズは 1/700 アメリカ海軍タイコンデロガ級イージス巡洋艦 CG-67 「シャイロー」(予価\2,730)、 1/700 日本海軍松型駆逐艦「橘」、同「梨」(各予価\840)、 1/700 日本海軍潜水艦「乙型」&「丙型」(予価\840)、 がカルトグラフのデカール付きでスポット販売となる。 「橘」、「梨」は従来の松型駆逐艦のキットのようです。 また艦名のデカールは戦時中に建造された松型(橘型)では 使い道がないですが、ハセガワの樅級駆逐艦に流用できるかもしれませんね。 一方、戦後の状態が再現できるようにローマ字の艦名もデカールに 入っていて、気が利いているのか、利いていないのか難しいチョイスです? いずれも10月下旬発売予定。

素材系ではGSIクレオスから 南極観測船「宗谷」カラーセットがハセガワの「宗谷」 リリースに合わせて11月発売(予価\630)。現用の砕氷艦「しらせ」 とは色調が違うと言われている往時の「宗谷」のアラートオレンジを 再現したそうなので、シールズモデルの1/700「宗谷」にも使えそうです。

またホビーベースからはモデルーラーという 模型用のスケール定規に艦船模型向けの1/350・1/700用が発売される。 予価\500。また同社からは0.14ミリ厚さの細幅のプラペーパー (0.5ミリ、1ミリなど各種幅あり)が発売になりますが(予価\400)、 これも細かいデティールが多い艦船模型に色々と使えそうです。

それから、ウイングクラブは1/144の大型艦船模型の完成品 販売で目立っていました。 日本海軍重巡洋艦「高雄」、同「雪風」、同「伊号400潜水艦」 などがラインナップに加わっておりました。


でっかい潜水艦ってブームなの?・・・

ドラゴンは アメリカ海軍イージス駆逐艦 DDG-91「ピンクニー」 (11月以降発売予定、予価\2,730、写真)を発表。フライトUの アーレイバーク級です。エッチングパーツ付き。

レベルは 1/72 アメリカ海軍潜水艦ガトー級(11月発売予定、予価\20,475) が発表されていましたが、テストショットなどは展示されていませんでした。 現物がないのではなく、でかくて場所をとるから展示されていなかったのかも しれませんが、Uボートのときの注目度とはやはり差があるようですね。 1/56 スポーツフィッシングボート(7月発売予定、予価\3,150、1960年初版) ちなみに「誘導ミサイル艦セット」は「ノートン・サウンド」、「ボストン」、 「ノーチラス」が同梱されるゴージャスキット。古き良きアメリカであります、 まったく。無条件に欲しいのでありますが、きっと箱の大きさもアメリカン なんでありましょうなぁ(泣)。

エアフィックスは親会社の英国ハンブロール社が今年8月に倒産してしまい、 今後の扱いがどうなるかは不明、との内容がGSIクレオスより掲示されており、 当然新製品発表はなし。と、いうかなんとか老舗復活してほしいものです。

同じくGSIクレオス扱いでズベズタから1/72中世の救命・輸送用ボート が発売される。予価\800、11月発売予定。


と、駆け足ですがこんなところでとりあえず報告終り。




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Made:2006.10.22 / Updated:2006.10.22
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