2006年度 「ミンダナオ会」展示会
第11回「ミンダナオ会」展示会
The 11th Exhibition of MINDANAO SOCIETY

- 戦艦の世紀 100年史 -



- update 2006.12.24 -

ドレッドノート就役100周年!

 当会はこのたび第11回目の展示会を迎える ことができました。今回は、なんと、船好きの聖地、船の科学館に 開催場所を移しての開催。 連日大勢の艦船模型ファンの皆様に足を御運び いただきありがとうございました。

また、今回展示場の提供など 種々お骨折いただいた 船の科学館・日本海事科学振興財団の皆様、 展示会告知にご協力いただいた有限会社モデルアート社をはじめとする メディア各社の皆様、そして会場設営にあたりご協力いただいた 有限会社フォーサイトの皆様、会場の装飾にご協力いただいた セイホー紙工の皆様、会員一同、心より感謝の意を表させていただきます。 そして会員各位、ご苦労さまでした

展示内容

ときに、1906年、戦艦「ドレッドノート」が就役 してから今年はちょうど100周年にあたります。 そして1906年を起点としてみたとき、その半世紀前に「戦艦」の祖先が 誕生し、そして1906年を起点としてみたとき、その半世紀前に「戦艦」の 祖先が誕生し、半世紀後に「戦艦」はほぼその歴史的使命を終えることに なります。今回の展示はこの100年にわたる戦艦の世紀に焦点をあてて、 その栄枯盛衰の歴史を縮尺700分の1のスケールの洋上模型を中心とする 各種模型で再現しました。

また今回の展示会では 「H.M.Dockyard 滝山北通り」の 久保田氏にもゲスト参加いただき、その精密な作品を展示して いただきました。

以下にそのときの写真の一部をあげさせていただきます。

  • Austrian armoredship "Ferdinand Max"(1/700) (JPEG.11.5K)
    オーストリア装甲艦「フェルディナント・マックス」:吉田会員製作。(フルスクラッチ)
    リッサの海戦(1866)で衝角戦法を試み イタリア装甲艦レ・ディタリアを撃沈。

  • H.M.S "Devastation"(1/700) (JPEG.10K)
    イギリス装甲艦「デバステーション」:栗又会員製作。(フルスクラッチ)
    主砲を首尾線上に置いた先進的なデザインはやがて戦艦のスタンダードになっていきます。

  • H.I.J.M.S. "Yashima"(1/700) (JPEG.12.6K)
    日本海軍戦艦「八島」:川野氏(フォーサイト)製作。(シールズモデル)
    ゲスト参加フォーサイトの川野氏の一品。 日露戦争で活躍した艦も徐々にインジェクションキットのラインナップが広がってます。

  • H.I.J.M.S. "Mikasa"(1/350) (JPEG.12.8K)
    日本海軍戦艦「三笠」:栗又会員製作。(ハセガワ)
    昨年話題になった1/350スケールキットです。素組でもこの密度! 実艦は今も横須賀に保存・展示されています。

  • Russian Battleship "Kniaz Potemkin Tavritcheski"(1/700) (JPEG.11K)
    ロシア海軍戦艦「クニャージ・ポチョムキン・タウリチェスキー」:土岐会員製作。(コンブリック)
    映画「戦艦ポチョムキンの反乱」で有名な戦艦。 名前が3回も変わる波乱に富んだ艦歴でした。

  • S.M.S. "Scharnhorst"(1/700) (JPEG.8.7K)
    ドイツ海軍装甲巡洋艦「シャルンホルスト」:土岐会員製作。(フェアリー企画)
    フォークランド沖海戦(1914)でイギリス巡洋戦艦に敗れ、 姉妹艦「グナイゼナウ」と共に戦没。 装甲巡洋艦の時代は終焉を迎えました。

  • S.M.S. "Koing"(1/350) (JPEG.13.7K)
    ドイツ海軍戦艦「ケーニヒ」:荒金会員製作。(ICM)
    イギリスとの建艦競争の中で建造されました。 第一次世界大戦停戦後、イギリス・スカパフローに抑留された ドイツ艦隊はベルサイユ講和条約調印後、一斉に自沈して果てました。

  • French Battleship "Bretagne"(1/700) (JPEG.12.1K)
    フランス海軍戦艦「ブルターニュ」:荻原会員製作。(フルスクラッチ)
    1940年フランスがドイツに降伏したのを受けてオラン港を襲撃した イギリス艦隊により撃沈されました。欧州は誠に複雑怪奇であります。 ちなみにフランス戦艦は「バトルシップ」ではなく「キュイラッセ」でっせ。

  • Itarian Battleship "Caio Duillio"(1/700) (JPEG.14K)
    イタリア海軍戦艦「カイオ・デュリオ」:玉置会員製作。(デルフィス)
    1915年竣工の弩級艦ながら大改装により 別艦のようなシルエットと性能になりました。 イタリア艦らしいカラフルな甲板が目を引きます。 1956年まで現役にあり、NATOの演習にも戦艦として参加しています。

  • H.M.S. "Warspit"(1/600) (JPEG.14K)
    イギリス海軍戦艦「ウォースパイト」:久保田氏(ゲスト)製作。(エアフィックス)
    第一次世界大戦ではジュトランド海戦でも活躍。大改装を経て 大きく艦容を変えました。 第二次世界大戦では最も活躍した戦艦といえるでしょう。 作品は古いキットに丁寧に手を入れられています。

  • U.S.S. "Texas"(1/700) (JPEG.12.3K)
    アメリカ海軍戦艦「テキサス」:安達会員製作。(サメック)
    第一次、第二次世界大戦に参戦。 現在も記念艦として保存されていますが弩級艦としての シルエットを今に伝える貴重な艦です。

  • U.S.S. "Arizona"(1/700) (JPEG.11.6K)
    アメリカ海軍戦艦「アリゾナ」:荒金会員製作。(ドラゴン)
    太平洋戦争劈頭、日本海軍の艦上機に撃沈されました。 その残骸は今も真珠湾にあって「リメンバー・パールハーバー」と訴えています。

  • German armoredship "Deutschland"(1/700) (JPEG.10K)
    ドイツ海軍ポケット戦艦「ドイッチェランド」:及川会員製作。(フジミ)
    ベルサイユ条約の規定に縛られたドイツは巡洋艦より強力な 主砲を持ち、戦艦より高速な新しい装甲艦を建造、ポケット戦艦と 呼ばれました。大戦中に「リュッツオウ」と名を変えましたが終戦間際 まで活躍を続けました。

  • French Battleship "Jean Bart"(1/700) (JPEG.10K)
    フランス海軍戦艦「ジャンバール」:河崎会員製作。(HP-MODELS)
    1940年フランスがドイツに降伏したため同艦は未完成ながら カサブランカへ脱出を敢行。主砲塔が1基しかない状況で アメリカ戦艦マサチューセッツと砲撃戦を演じましたが大破。 戦後浮揚され1950年に竣工。人類が最後に完成させた戦艦となりました。。

  • Finish armoredship "Vinaminen"(1/700) (JPEG.11K)
    フィンランド海軍海防戦艦「バイナモイネン」:下山会員製作。(コンブリック)
    北欧諸国の海軍ではは小型の装甲艦を主力艦としており、これらを海防戦艦と呼びます。同艦は第二次世界大戦後、ソ連に譲渡されました。

    それではまた

    2007年2月を予定している次回展示会は グレート・ホワイト・フリート編成100周年ということで テーマ『アメリ艦〜ン アメリカ海軍の200年』となっております。


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    Made:2006.12.24 / Updated:2006.12.24
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