2005年度 「ミンダナオ会」展示会
第10回「ミンダナオ会」展示会
The 10th Exhibition of MINDANAO SOCIETY
- ネルソン提督と大英帝国海軍 -
- update 2005.11.26 -
誇り高き女王陛下の軍艦たち
-
- ミンダナオ会展示会もとうとう10回目。
2005年はトラファルガー海戦から200周年にあたるのにちなみまして、
10周年を迎えたミンダナオ会の2005年度の当会のテーマは
「ネルソン提督と大英帝国海軍」としました。
展示内容
-
1588年にスペイン無敵艦隊を破って以来、海上交易に活路を見出した大英帝国は
1805年のトラファルガー海戦でナポレオンの欧州制覇の夢を砕き、
19世紀を通じて強大な海上覇権国家へと膨張していきました。
二度の世界大戦を通じてかつての強大なシーパワーは失われていきましたが
海軍という世界共通の「文化」の礎を築いたのは英国人だったといっても
過言ではありません。
- ある時は帝国主義の尖兵として、ある時は祖国防衛の最後の希望として、
日の沈まない帝国の存亡を担った「女王陛下の軍艦」達の雄姿を
縮尺700分の1スケールの洋上模型で再現しました。
- また今回の展示会では
「H.M.Dockyard 滝山北通り」の
久保田氏にもゲスト参加いただき、その精密な作品を展示して
いただきました。
- 沢山も艦船模型ファンの皆様に足を御運び
いただきありがとうございました。
- 以下にそのときの写真の一部をあげさせていただきます。
- Nelson,Horatio,Viscount(1/12)
(JPEG.8K)
- ビィンセント伯爵 ホレイショ・ネルソン中将:野田会員製作。(バーリンデン)
- いわずと知れたネルソン提督。ナポレオンの野望を打ち砕いた男。
- Nelson's sailor(1/35)
(JPEG.10K)
- 18,19世紀のイギリス海軍水兵:野田会員製作。(スカイトレック)
- ネルソンが活躍した当時は一般水兵は制服がありませんでした。
- H.M.S. "Ark"(Ark Royal)(1/700)
(JPEG.9K)
- ガリオン船「アーク」(後にアークロイアル):栗又会員製作。(フルスクラッチ)
- 1588年スペイン無敵艦隊を破ったときのイングランド艦隊旗艦。
歴代アークロイヤルの歴史はここから始まる。
- H.M.S. "Royal sovereign"(1/700)
(JPEG.17K)
- 戦列艦「ロイアル・ソブリン」:久保田氏製作。(スカイトレック)
- ゲスト参加久保田氏の一品。1/700でここまでリギングを再現するとは圧巻!
- H.M.S. "Victory"(1/700)
(JPEG.13K)
- 戦列艦「ビクトリー」:篠塚会員製作。(スカイトレック)
- 1805年トラファルガー海戦時はネルソン提督座乗の旗艦。現在もポーツマスで保存されている。
- H.M.S. "Warrior"(1/700)
(JPEG.10K)
- 装甲フリゲート「ウォーリア」:栗又会員製作。(フルスクラッチ)
- 1860年に竣工した英海軍初の装甲艦かつ大型鉄製艦。戦艦、装甲巡洋艦のルーツ。
- H.M.S. "Queen"(1/700)
(JPEG.8K)
- 戦艦「クイーン」:河崎会員製作。(コンブリック)
- ロンドン級戦艦。このへんも海外のレジンキットは充実してきました。
- H.M.S. "Iron Duke"(1/700)
(JPEG.11K)
- 戦艦「アイアンデューク」:河崎会員製作。(B-レジナ)
- 1919年ジュットランド海戦ではジェリコー提督座乗のグランドフリート旗艦をつとめた。
- H.M.S. "Valiant"(1/700)
(JPEG.17K)
- 戦艦「ヴァリアント」:河崎会員製作。(HP-MODELS)
- 第一次、第二次世界大戦に参戦。改装により大きく艦姿を変えた。
- H.M.S. "Invincible"(1/700)
(JPEG.10K)
- 巡洋戦艦「インビンシブル」:土岐会員製作。(HP-MODELS)
- 前弩級戦艦より強力な火力を持った高速艦。「巡洋戦艦」の第一艦。
- H.M.S. "Lion"(1/700)
(JPEG.11K)
- 巡洋戦艦「ライオン」:土岐会員製作。(Classic War Ship)
- 排水量、全長で当時の戦艦を上回る大型艦。
- H.M.S. "Tiger"(1/700)
(JPEG.14K)
- 巡洋戦艦「タイガー」:荒金会員製作。(フルスクラッチ)
- ライオン級の発達型。日本向けに建造した「金剛」とデザインが似ている。
- H.M.S. "Vanguard"(1/700)
(JPEG.10K)
- 戦艦「バンガード」:荒金会員製作。(フルスクラッチ)
- 大英帝国最後の戦艦。竣工は第二次大戦終結後になった。
- H.M.S. "Ark Royal"(1/700)
(JPEG.11K)
- 水上機母艦「アークロイアル」:吉田会員製作。(フルスクラッチ)
- 史上初めての本格的な水上機母艦。航空母艦のルーツともいえる。
- H.M.S. "Furious"(1/700)
(JPEG.10K)
- 航空母艦「フューリアス」:土岐、荒金、河崎会員製作。(HP-MODELS、フルスクラッチ、ルーズキャノン)
- 手前が竣工時、その奥は改装して着艦甲板装備後、一番奥は航空母艦に改装時。と3段活用。
- H.M.S. "Implacable"(1/700)
(JPEG.10K)
- 航空母艦「インプラカブル」:金沢会員製作。(アオシマ大改造)
- 実艦と同じようにインビンシブル級のキットを大改造し飛行甲板をかさ上げ。
- H.M.S. "Kent"(1/700)
(JPEG.12K)
- ミサイル駆逐艦「ケント」:河崎会員製作。(スカイトレック)
- 英海軍第1世代のミサイル駆逐艦。軽巡洋艦並の大型艦となった。
それではまた
- 2006年2月を予定している次回展示会は
戦艦「ドレッドノート」就役100周年ということで
テーマ「戦艦の世紀 100年史」となっております。
- なお、直接お話できなかった
方も多かったですが、感想などあらためて
いただければ幸いです。
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Made:2005.11.26 / Updated:2005.11.26
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