秋の新製品情報！

今年はお台場・東京ビッグサイトに戻ってきた秋のホビーショー！ 今年も艦船に特化したレポートをお送りいたします。

ウォーターラインシリーズはタミヤとハセガワが新製品を発表！ といっても今回は事前に知られていたアイテムのみで、 特に会場発表の秘密アイテムはなかったようです。まずはタミヤは 1/700 日本海軍軽巡洋艦「熊野」（予価\2,000、上の写真左）を展示。 これで最上型4隻のリニューアル完了となります。旧キット同様主砲換装前の 軽巡時代を再現しています。15.5センチ3連装主砲塔は砲身・砲室が一体成型に なっていながらとても精密なモールドでタミヤの技術力の高さに驚きました。 10月15日発送予定。今後は外国艦（アイオワ級のバリエーションのこと？） みたいな感じでした。

ハセガワは1/700 海上自衛隊護衛艦「みょうこう」、同「ちょうかい」 （どちらも予価\1,800、上の写真右）を展示。同艦を再現するための 専用パーツが入る。「みょうこう」は10月23日、「ちょうかい」は11月6日に発送予定。 1/700 スーパーデティール日本海軍航空戦艦「伊勢」、同「日向」 （予価\4,200）は窓枠、手摺、マストなどのエッチングパーツが同梱された内容になる。 「伊勢」が10月28日、「日向」は11月17日発送予定。

「千代田」「千歳」がインジェクションキットに

昨年は「雲竜」級で驚かせてくれたピットロード社が今度は 1/700日本海軍航空母艦「千代田」、同「千歳」（予価\3,800）を発表。 まだテストショット等の展示はなかったが今回は国内の金型メーカーが担当しているようで、 いつものピットロードスタンダードが期待できる。「千代田」は12月下旬、 「千歳」が来年1月下旬の発売を予定しているとのこと。 1/700 ロシア海軍原子力ミサイル巡洋艦「カリーニン」（予価\3,800） のテストショットが展示されていました。ドラゴン社のキーロフ級とは別金型と いうことで現用ロシア艦のファンは選択に悩まされそうですね。 発売も11月中旬に繰り上げられるようです。 姉妹艦「ピョートル・ヴェーリキー」も予定されています。 雲龍級のバリエーションで1/700 日本海軍航空母艦「天城」（予価\3,500） は来年2月上旬発送予定。 レジンキットのハイモールドシリーズは 1/700 日本海軍重巡洋艦「青葉」 （予価\9,800）の製作途中の原型が展示されていた（写真）。12月下旬発送予定。 「衣笠」も来年2月下旬発送予定。 限定商品ながら従来のSWシリーズの「高速魚雷艇」にメタル製の日本魚雷艇を追加した スペシャル版（予価\1,500）も楽しみです。 その他レジン製品の予定は以下の通り。

1/350 英国海軍潜水艦「Ｋ級」（予価\6,000、レジンキット）10月下旬

1/350 ロシア海軍海軍潜水艦「インディア級」（予価\6,500、レジンキット）10月下旬

1/350 海上自衛隊潜水艦「うずしお」（予価\5,500、レジンキット）10月下旬

1/72 海上自衛隊深海救難艇(DSRV)（予価\6,500、レジンキット）11月中旬

1/60 しんかい6500（塗装済み完成品）（予価\7,500、レジンキット）11月中旬

1/35 日本海軍89式12.7センチ単装高角砲（予価\19,800、メタル+レジンキット）12月中旬

1/35 日本海軍96式25ミリ3連装機銃（フルシールド付き）（予価\13,800、メタル+レジンキット）12月下旬

この他米海軍重巡ピッツバーグ(\9,800)、英海軍戦艦バーラム(\11,000)がエッチングパーツ付きで限定生産されるそうですので、買いそびれていた方には朗報かも。

「浅間」順調開発中

最近しぶいアイテム選択で艦船模型ファンを期待させているシールズモデルは 1/700 日本海軍装甲巡洋艦「浅間」、（予価\3,800。写真左）のインジャクションキット を発表。まだ開発中ながら一部テストショット等の展示もあり、期待させる内容です。 12月上旬発送予定。姉妹艦「常盤」も予定しているとのことで、 太平洋戦争でも敷設艦として活躍した同艦への改造のベースになりそうです。 他にレジンキットとして 1/700 日本海軍駆逐艦「桃」（価格未定）、 1/700 日本海軍砕氷艦「大泊」（価格未定）が来年1月から3月に予定されているとのこと。 「桃」は第一次世界大戦で第2特務艦隊として地中海で活躍したのは有名。 同型艦「樫」、「檜」、「柳」も製作可能で「樫」は満州国海辺警察隊として昭和19年まで活躍、 「柳」は現在も若松港防波堤として現存するなどエピソードの多いクラスです。 「大泊」は言わずと知れた旧海軍唯一の砕氷艦で「宗谷」で気を吐く同社としては砕氷艦つながり でやらねばならないアイテムとのこと。今回は船底パーツの原型が展示されていたのでフルハルも 製作可能なようです。

シールズモデルのキットを販社として扱っているフォーサイトでは 英国スカイトレックス社のメタルキットも取扱っていますが、今回は参考品として 1/700 英国海軍巡洋戦艦「レナウン」（価格未定。写真右）の原型を展示していました。

シーウェイシリーズも進化！！

他のメーカーの話題をいくつか。フジミはシーウェイシリーズの日本海軍空母に カルトグラフ社の木製甲板デカールを付けたスペシャル版を発売。 特に写真の「龍驤」の場合、実艦では竣工後間もなく板張りの向きが他の艦と 同様に直されたらしいので、このデカールを使うと楽に修正できそうです。

1/700 日本海軍航空母艦「翔鶴」（予価\2,000）10月下旬

1/700 日本海軍航空母艦「鳳翔」（予価\2,300）10月下旬

1/700 日本海軍航空母艦「瑞鶴」（予価\2,000）11月下旬

1/700 日本海軍航空母艦「龍驤」（予価\2,000、写真左）11月下旬

アオシマはイマイから引継いだ帆船シリーズからニューリリース。

1/60 「サンタマリア」（予価\9,800、写真右）11月上旬

1/70 「ゴールデンハインド」（予価\9,800）12月中旬

ドラゴンからはキーロフ級がリリース。ピットロードのものとは別金型です。 アリゾナはちょっと楽しみですね。

1/700 ロシア海軍原子力ミサイル巡洋艦「ピョートル・ヴェーリキー」（予価\3,600、写真左）発売中

1/700 ロシア海軍原子力ミサイル巡洋艦「アドミラル・ウシャコフ」（予価\3,600）発売時期未定

1/700 米国海軍戦艦「アリゾナ」価格、発売時期未定

レベルからは1/72 ドイツ海軍潜水艦「Uボート タイプ�Zc」 （予価\1,4000、写真右）が12月発売予定。大スケールだけに船体のリベットや溶接跡など 細かいデティールが見事です。

老舗ニチモは1/500「高雄」級のキットに 金属削り出しの台座を付けた限定版を発売。

1/500 日本海軍重巡洋艦「高雄」（予価\1,800）

1/500 日本海軍重巡洋艦「摩耶」（予価\1,800）

1/500 日本海軍重巡洋艦「鳥海」（予価\1,800）

タミヤは1/350 ドイツ海軍戦艦「ビスマルク」（完成品）（予価\66,000） を発売。ただ完成しているだけではなく一部エッチングパーツでデティールアップされている。 参考出品として1/350 日本海軍戦艦「大和」（完成品）が展示されていた。

といったところで報告オワリ！

「大艦巨砲主義者の部屋」　トップページに戻る　

Make Home Page:2003.10.12 / Updated 2003.10.12
TOPICS（大艦巨砲主義者の部屋） 質問・問い合わせは、

E-Mail:kurimata@opal.famille.ne.jp